「リスティング広告の手数料っていくらくらいかかるの?」
「代理店に依頼する相場はどれくらい?」
「どんな料金形態があるか知りたい!」
この記事を読まれているあなたは、上記のようにお考えかもしれません。
「高額な手数料を払ったのに結果が出なかった…。」となったら何のために代理店に依頼したのか分かりませんよね。
そこで本記事では、リスティング広告における運用代行手数料の相場や主な料金形態3つをお伝えしていきます。
広告代理店への依頼をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
リスティング広告代理店の手数料相場
広告運用額 | 手数料 |
---|---|
25万円以上 | 運用額の20% |
25万円未満 | 一律5万円 |
リスティング広告の運用代行手数料はだいたい料率型になっており、相場は運用額の20%とされています。
例えば30万円で広告を配信したい場合、
30万×20%=6万円
で6万円が手数料ということですね。
また、上記の手数料とは別で最低手数料を設けている代理店が多いです。
「運用額が25万円を切った場合は、手数料を一律5万円とする。」
といったイメージです。
では、ここで紹介した手数料の決め方以外にはどんな料金形態があるのでしょうか。
以下で解説していきます。
リスティング広告代理店の手数料の料金体系一覧
料金形態 | 特徴 | 相場 |
---|---|---|
料率型 | 運用額に応じて手数料が変化する | 運用額の20% |
定額型 | 運用額のステージごと手数料が変化する | 運用額20万円までは3万円、21~40万円は5万円など |
成果報酬型 | 運用した成果によって手数料が変化する | 目標CPA×CV数 |
※CPA:顧客獲得単価。1つのコンバージョンを得るのにかかる費用。
※CV:コンバージョン。目標達成地点。資料請求やサービス申込、商品購入など。
代理店が設ける手数料の料金形態は、「料率型」、「定額型」、「成果報酬型」の3つに分けられます。
それぞれの特徴やメリット・デメリットは下記で見ていきましょう。
手数料料率型とは
料率型とは、広告運用額に連動して手数料も変化する料金形態のこと。
あらかじめ決められた手数料率にしたがって、1円単位で変動します。
手数料料率型のメリット
- 定額型と比べて安くなることがある
- 運用額の分だけしか手数料がかからない
料率型だと定額型に比べて手数料が安くなることがあります。
下記のような場合です。
このように、
定額型で決められている手数料>料率型で定められている料率
となっている場合、料率型の方が安く済みます。
また、運用額分ぴったりしか手数料がとられないのは、依頼する側からすると安心ですよね。
しかし同時に、運用額分ぴったり手数料が取られることはデメリットにもなり得ます。
以下で見ていきましょう。
手数料料率型のデメリット
- 成果関係なしに運用額を使い切ろうとする
- 広告運用額が足りない、増やそうと提案してくる
- 結果、無駄に広告費を浪費してしまう
料率型のデメリットとしては上記が挙げられます。
多くの手数料を得ようとして、故意に運用額を上げるような広告を出す可能性があります。
また、悪質な場合だと、代理店側で広告をクリックして広告費を消費しきったうえで「成果を出すにはまだ広告費が足りません」と言って運用額を上げさせることも考えられます。
手数料定額型とは
定額型とは、運用額20万円までは3万円、21~40万円は5万円、といった形で運用額のステージごとに定額の手数料がかかる料金形態のこと。
広告運用額が増減しても、それがステージの範囲内であれば手数料は変わりません。
手数料定額型のメリット
- 料率型と比べて安くなることがある
- 多少運用額が増えても手数料は変わらない
- 代理店が手数料稼ぎをしようとしないので、無駄に広告費を使いきることがない
定額型だと料率型に比べて手数料が安くなることがあります。
下記のような場合です。
このように、
料率型で定められている料率>定額型で決められている手数料
となっている場合、定額型の方が安く済みます。
また、定額型の場合は1円単位で手数料が変化しないので、代理店側も無理に広告費を使い切ろうとしません。
また、無理に広告費を上げる提案をしてくることも少ないでしょう。
依頼側が運用額を増やしたいと考えた場合にも手数料が増えないといったメリットもあります。
手数料定額型のデメリット
- 定額型で決められている手数料>料率型で定められている料率の場合、広告費を増やす提案が頻繁に来る可能性がある
先ほどの図1のような料金形態になっていると、同じステージ内でもより多くの広告費をかけないと依頼側からみてコストパフォーマンスが悪いです。
それを逆手にとって、最初から多額の広告費をかけさせ、手数料のステージごと運用額を上げさせられることが考えられます。
ただし、図2のような場合では上記のケースは発生しづらいと考えて良いでしょう。
手数料成果報酬型とは
成果報酬型とは、最初に決められた手数料は0円で、広告の成果によって後から手数料が決定する料金形態のこと。
多くの代理店では、目標CPA×CV数を手数料としています。
(目標CPAやCVは代理店と協議して決定することがほとんど。)
手数料成果報酬型のメリット
- 成果が発生しない限り費用がかからないのでノーリスク
- 何に費用を払っているのか目に見えてわかりやすい
成果報酬型は、「実際に発生した成果に対してのみ費用を払いたい」、「成果さえ出ればいくらでも払って良い」と考えている方におすすめの料金形態です。
ただし、成果報酬型にも落とし穴があるので注意してください。
下記を読み進めましょう。
手数料成果報酬型のデメリット
- 成果1つ当たりに対しての費用が高く設定されていることが多い
- CVを簡単な地点に設定することがある
- 代理店が架空のCVを発生させることがある
成果報酬型の場合、成果1つに対しての料金が高く設定されていることがあり、「商品は売れるようになったけど、自社の利益が全くでない」なんて事態に陥ることがあります。
また、“商品購入”や“サービス申し込み”ではなく“問い合わせ”や“資料請求”の直接売上に繋がらない地点をCVに設定されることもあるので要注意。
売上は上がらないのにCVだけが増えていって広告費用が莫大に…というケースもないとは言い切れません。
さらに悪質なケースとしては、手数料を得るためのカサ増しとして代理店が架空のCVを発生させるなど。
以上が、「料率型」「定額型」「成果報酬型」のメリット・デメリットでした。
ここからは、料金形態以外に注意すべきポイントを3つお伝えしていきます。
手数料の他にかかる「初期費用」を確認しましょう
- 無料なのか、有料なのか
- 有料の場合は何をもって初期費用としているのか
- 初期設定済みの場合は割引可能なのか
このような形で、依頼時にかかる初期費用を確認しましょう。
初期費用があまりにも高い場合は、避けるのが吉です。
ただし、キーワード選定やグループ分けなどの初期設定は広告運用における肝なので、ケチらず払うことも大切。
成果を出せるか出せないかの明暗を分ける部分になるので、ある程度お金を払ってきっちりとプロに設定してもらうのが良いかもしれません。
リスティング広告の手数料内にどこまでのサービスが含まれているのか確認しましょう
- レポーティングの頻度
- 問い合わせ対応回数
- 対面ミーティングの有無
など、広告運用の手数料内にどこまでのサービスが含まれているのか確認しましょう。
いくら破格でも、レポートなし・問い合わせ対応月3回までといった条件だったらしっかりと運用してもらえているのか不安になってしまいます。
運用の透明性が高く、お客様第一のサービス内容となっている代理店を選ぶと良いですよ。
契約期間と解約料(違約金)を確認しましょう
依頼前には必ず契約期間と解約料を確認してください。
代理店によって契約期間は1か月~1年と幅広く、場合によっては莫大な解約料がかかることもあるからです。
本サイトとしては、契約期間は長くても半年以内の代理店を選ぶことをおすすめします。
半年以上も結果が出ない代理店にお金を払い続ける事態は避けたいからです。
また、いくら成果が出ていても運用担当者との相性や自社の資金繰りなどによって解約したい理由・タイミングは様々あるはずですよね。
解約理由に関わらず解約金や違約金を取る代理店があれば、まず候補から外すべきでしょう。
おわりに
- 料率型
- 定額型
- 成果報酬型
それぞれの特徴やメリット・デメリットについてお伝えしてきました。
自社に合う料金形態は見つかりましたでしょうか。
運用手数料は、広告代理店を選ぶ際にかなり重要視するポイントになるはずです。
焦って決めてしまうのではなく、じっくりと比較して納得できる代理店に依頼しましょう。
手数料以外で代理店の選び方を知りたい方は、リスティング広告代理店の失敗しない選び方13個|チェックシート付きの記事をお読みください。
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低予算(手数料2万5千円~)からのご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。