
Web経由でマンションを販売したいのであれば、LPが欠かせません。
例えば、SNS広告でマンションについて知っても、遷移先のLPがなければ「これだけじゃ決められないよ」とユーザーは離脱してしまいます。
しかしWeb広告からLPに飛ばしてあげると、ユーザーに体系的な情報を伝えられ、成約率は大きくアップします。
今回は、マンションに関するLPを作成するメリットや制作時に気をつけるべきこと、かかる費用やLP制作事例などについてまとめました。
LPに関する知見がない方でも読み進めやすいように、専門用語を極力使用せずに解説しています。
記事を最後までチェックすれば、Web経由でのマンション販売に向けたLP制作の第一歩を踏み出せます。
目次
そもそもLPとは?
LPはランディングページの略で、縦長1枚のWebページのことです。商品の購入や問い合わせ(マンションの場合は問い合わせや資料請求、来場予約など)を目的に作成されます。
例えば以下は、本記事でも後ほど紹介する「cowcamo」のLPです。

LPはホームページと比べると縦に長く、目的に関係のない情報が一切掲載されていないのが特徴です。
上記LPに目を通すと以下の情報が手に入り、コンバージョン(問い合わせや資料請求など)を後押しします。
- 「中古マンション+リノベーション」の選択肢について
- cowcamoならではの特徴
- 問い合わせから購入までの流れ
- お客様の声
関連記事:LP(ランディングページ)とは?ホームページとの違いやメリットについて解説
マンションに関するLPを制作するメリット
マンションに関するLPを制作するメリットは、以下の3つです。
- ホームページよりも訴求力が高い
- Web広告との相性が良い
- 他の広告と比べてコストがかからない
それぞれ詳しく見てみましょう。
ホームページよりも訴求力が高い
「ホームページがあるのにLPまで作成する必要があるのか?」と疑問を感じる方もいらっしゃるでしょう。
結論、ホームページとLPにはまったく異なる役割があります。
ホームページは、いわば企業の顔です。「商品A」に関する情報のみならず、さまざまな情報が網羅的に掲載されています。
網羅性が高い分、ページ遷移が多くなり、ユーザーの離脱が起きやすい特徴があります。
一方LPは「商品A」に特化したページです。それ以外の情報は排除されています。そのため物件の魅力を、ストーリー性をもって段階的に訴求できます。
ページ内に他ページへのリンクはほとんど設置されません。あるのは申し込みページへのリンク(CTAボタンと言います)くらいです。
関連記事:LPのCTAボタンとは?クリックされる位置やデザインを実例付きで解説
Web広告との相性が良い
Web経由でコンバージョンを獲得したいのであれば、Web広告が欠かせません。主なWeb広告には、以下のようなものがあります。
Web広告の種類 | 詳細 |
---|---|
リスティング広告 | GoogleやYahoo!の検索結果上に表示される広告 |
SNS広告 | XやInstagramなどのSNS上に表示される広告 |
ディスプレイ広告 | Webサイトやアプリの広告枠に表示される広告 |
Web広告には、高い集客効果があります。しかし文字数や表示できる大きさなどに制限があるため、コンバージョンの獲得には向いていません。
LPを用意して、Web広告クリック後にLPへと遷移させることで、Web広告の欠点を補えます。
「Web広告で認知を拡大して、LPでコンバージョンを獲得する」が王道パターンです。
関連記事:【初心者向け】Web広告運用にLPは必要?制作方法や効果を高めるコツについて解説
他の広告と比べてコストがかからない
マンション販促の方法は、新聞折込やテレビCM、交通広告など複数あります。たしかにこれらの施策も有効ですが、出稿コストが高いのが欠点です。
Web広告が上記施策と比べてコストを抑えられるのは、言うまでもありません。また上記のようなマス広告とは異なり、狙っている層にピンポイントでターゲティングできます。
そしてLPは、一度制作すれば長期間にわたって使い続けられます。修正や更新も簡単です。
「費用対効果を重視する場合」「マス広告を打つほど大規模なプロジェクトではない場合」などでは、Web広告とLPの組み合わせがおすすめです。
マンションに関するLPを制作する際に気をつけるべきこと2つ
マンションに関するLPを制作する際は、以下2つの点に気をつけましょう。
- コンバージョンのハードルを下げる
- 信頼性や権威性を特に意識する
1つずつ詳しく解説します。
コンバージョンのハードルを下げる
何をLPにおけるコンバージョンとするかは、自由に決められます。
マンションに関するLPの場合、最終的なゴールはマンションの契約でしょう。しかし契約には、数百・数千万円といった費用がかかります。
LPを見ただけで、数千万円を支払う決断ができる方は稀です。
そのため問い合わせ・資料請求・無料相談への申し込みなど、コンバージョンのハードルをもう少し下げましょう。
「マンションを購入する」というCTAボタンを見て「そんなにすぐ決められないよ」と離脱する方でも「無料で資料を請求する」といったCTAボタンであれば、クリックしてくれる可能性が高まります。
最初からゴールを目指すのではなく「資料請求→説明会→購入」のような段階を踏むことが大切です。
信頼性や権威性を特に意識する
マンションのように、大きなお金が動く商材では、特に信頼性や権威性が大切です。
信頼性がないと「怪しいところかもしれない…」とコンバージョンにつながりません。権威性がないと「頼りなさそうだし大手の方が安心かな…」とコンバージョンにつながりません。
そのためLPには、信頼性や権威性をアピールする要素を盛り込みましょう。具体例は以下のとおりです。
- お客様の声を掲載(顔写真付き、直筆など可能な限りリアルに)
- メディア出演実績を掲載(ニュース番組〇〇で紹介されました)
- 受賞実績を掲載(〇〇でランキング1位を獲得)
- 従業員の写真、社長の簡単な経歴などを掲載
- 過去の販売実績などを掲載
マンションに関するLPの制作事例
マンションに関するLPの制作事例を3つ紹介します。
先ほど解説した「LPを制作する際に気をつけるべきこと2つ」がどのように使われているかを意識しながらチェックしてみてください。
プレシス国分寺
以下は、東京のファミリー向けマンション「プレシス国分寺」のLPです。

「分譲住宅、日本一」と記載することで、権威性をアピールしています。
また資料請求や来場予約をコンバージョンにして、ハードルを下げています。

しかしLP内にCTAボタンが見当たらず、資料請求や来場予約ができるのは、LP最上部のボタンからのみです。
この点を改善すると、コンバージョン率の向上が見込めるかもしれません。
cowcamo
以下は、中古リノベマンションに特化した「cowcamo」のLPです。

コンバージョンは物件の提案やお問い合わせとなっており、こちらもハードルを下げています。

また「10秒」「1万」など、具体的な数字をできるだけ多く盛り込むのも、クオリティの高いLPを作るコツです。
ミオカステーロ新杉田フロンティア
以下は、横浜のファミリー向けマンション「ミオカステーロ新杉田フロンティア」のLPです。
こちらもマンションの購入ではなく、来場予約や物件エントリーがコンバージョンとなっています。
施工実績を掲載することで、信頼性や権威性の獲得にもつながっています。
マンションに関するLPの制作にかかる費用
自社にWebデザイン・コーディング・Webライティングの専門知識を持った人材がいる場合を除くと、LP制作は制作会社への外注が原則です。
LP制作にかかる費用は、以下のように制作会社の規模によって異なります。
- 格安制作会社:10〜40万円
- 中堅制作会社:50〜70万円
- 大手制作会社:80〜150万円
格安制作会社は、クオリティの観点からおすすめしません。価格が安いのは、用意された素材をテンプレートに当てはめただけのLPで、薄利多売をしているからです。
そして中堅と大手では、LPのクオリティに大きな違いはありません。
大手の方が費用がかかるのは、主に人件費やオフィス賃料といった会社の維持費がそのまま制作費として上乗せされているからです。
以上から、マンションのLPを制作するのであれば、中堅制作会社への外注がおすすめです。
関連記事:LP(ランディングページ)制作費用相場|内訳や妥当な料金か見分けるポイントも紹介
まとめ
マンションに関するLPを作成するメリットや制作時に気をつけるべきこと、かかる費用やLP制作事例などについて解説しました。
いくら魅力的なマンションでも、Web広告で集客したユーザーにLPでしっかり訴求できなければ、コンバージョンにはつながりません。
「自社でLPを制作するのは難しそう」と感じる方は、弊社クロスバズの“バズLP”をご活用ください。
LPの戦略設計から運用まで、集客のプロがトータルサポートいたします。お見積もり・ご相談は無料です。
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