LPに最適化された文章を書くことを、LPライティングと言います。
LP制作を任された担当者の中には「LPライティングの仕方が分からない」「自社にLPのノウハウを持った人材がいないため外注を検討している」といった方も多いのではないでしょうか。
文章を書くことは誰にでもできます。しかし「人を惹きつける文章」を書くには、コツや経験が必要です。
そこで今回は、LPライティングの基本構成やコツ、外注する際の費用相場などについて紹介します。
自力でなんとかLPライティングをしたい方にも、LPライティングを外注したい方にも役立つ内容となっています。
ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次
LPライティングとは?
取引先にメールを送る場合、社内文書を作成する場合など、状況によって求められるライティングの形は異なります。
LPライティングとは、LPを訪れたユーザーの興味関心を惹き、コンバージョン(申し込みやお問い合わせ)に繋がるアクションをとってもらうためのライティング手法のことです。
ユーザーは、リスティング広告を始めとするWeb広告を経由して、LPにアクセスをします。つまり自社の商品やサービスに対して一定の興味関心を抱いた状態で、LPを訪れます。
よってLPライティングでは、ユーザーの興味関心を深掘りしつつ、競合他社ではなく自社の商品やサービスを選ぶ理由を提示してあげることが重要です。
関連記事:リスティング広告とは?初心者向けに仕組みから予算まで丁寧に解説
LPライティングの基本構成
LPライティングは、文章を書く位置によって、以下の3つに分かれます。
- ファーストコピー
- ボディコピー
- クロージングコピー
それぞれ詳しく解説します。
ファーストコピー
LPを開いて一番に目に入る文言を、ファーストコピーと言います。
ファーストコピーは、LPの3つの構成の中で最も重要です。なぜならユーザーは、ファーストコピーを見てLPを読み進めるか離脱するかを決めるからです。
あなたも、WebサイトやLPの冒頭を見て「なんかこのページ微妙だな」「大したことは書いてなさそうだな」とブラウザバックをした経験があるのではないでしょうか。
ユーザーの離脱を防ぎ、LPを先に読み進めてもらうためにも、ファーストコピーでは以下を意識したライティングが求められます。
- 何に関するLPなのか
- 読み進めたくなる理由
例えば以下は、株式会社クロスバズ(弊社)のLPのファーストコピーです。
まず「LPに関するページ」であることが一目で分かるようになっています。また、大きく記載されている「凄」の文字や「なんか、すごいLP」の文言から「どんなLPなんだろう?」と先を読み進めたくなるように設計されています。
ボディコピー
商品やサービスの特徴、魅力、料金などを説明している箇所を、ボディコピーと言います。
ユーザーはボディコピーを見て、その商品やサービスが魅力的かどうかを判断します。
ボディコピーは、LPのメインとなる部分です。文章量が多くなるボディコピーでは、ユーザーを退屈させたり、ストレスを感じさせたりしないためにも、以下の点に気をつけましょう。
- 見出し等で区切って見やすくまとめる
- 簡潔に分かりやすくまとめる
- 内容が薄くならないようにする
例えば以下は、株式会社クロスバズ(弊社)のLPのボディコピーの一部です。
「選び方のポイント」▶︎「ペライチなど自社でLP作成の注意点」▶︎「本文」
と見出しで区切ることで、文章量が多くてもスッキリして読みやすそうに見えます。
またLP制作のプロでなければ書けないような情報を記載することで、ユーザーに「なるほどな」と思いながら読み進めてもらえるようにしています。
クロージングコピー
ユーザーのコンバージョンを後押しするための文言を、クロージングコピーと言います。クロージングコピーは、主にLPの終盤で使われます。
商品・サービスの魅力を伝えただけでは、ユーザーはなかなかコンバージョンしません。そこで大切になるのが、クロージングコピーによる後押しです。
クロージングコピーには以下のようなものがあります。
- 〇〇日までに申し込まれた方限定で10%OFF
- 今なら〇〇もお付けします
- 解約は簡単、費用もかかりません
通販番組でも、商品紹介を終えた後、上記のようなクロージングコピーを耳にした経験があるはずです。
これらの文言をLP終盤や申し込みボタン付近に添えておくことで、コンバージョンへのハードルが大きく下がります。
また「『今』申し込まなくてもいい理由」をなくします。
例えば以下は、株式会社クロスバズ(弊社)のLPのクロージングコピーの一部です。
「ご相談・お見積もりは無料」の文言によって、「無料なら損はないか」とお問い合わせへのハードルが下がります。
また「弊社から迷惑な売り込みは一切しません」の文言によって、詳しく知らない企業へお問い合わせをする際の不安が解消されます。
LPライティングのコツ
ファーストコピー、ボディコピー、クロージングコピー、それぞれライティング時に意識すべきことは異なります。
しかしLP全体を通して共通するライティングのコツも存在します。
LP全体に共通するライティングのコツは以下の3つです。
- ペルソナを一人に絞る
- メリットではなくベネフィットを伝える
- 行動経済学に則ってライティングを行う
それぞれ詳しく解説します。
ペルソナを一人に絞る
「これはあなたに向けたLPですよ」とユーザーに伝えるために欠かせないのが、ペルソナ設定です。
ペルソナとは、商品・サービスの典型的なユーザー像のことです。まるで実在する人物であるかのように、年齢、性別、職業、悩みなどを設定します。
設定したペルソナに対してLPライティングを行うことで、「そうそう、こういう悩みを持ってたんだよ」とユーザーに深く共感をしてもらえます。
一方でペルソナを設定しなければ、当たり障りのない文言しか書けず、誰にも刺さりません。
またペルソナを設定することで、ライティングの方向性も見えてきます。例えば「最近Web広告運用を任された担当者」に対して文章を書くのであれば、専門用語を使うべきではありませんよね。
LPライティングを始める前に、「誰に向けたLPなのか」を考え、ペルソナを設定しましょう。
メリットではなくベネフィットを伝える
メリットは商品やサービスの良い点、ベネフィットは、商品やサービスによってユーザーが受ける恩恵のことです。
LPライティングでは、メリットではなくベネフィットを伝えることを意識しましょう。そうすることでユーザーが商品やサービス購入後の未来を想像しやすくなり、コンバージョンへと繋がります。
例えば、とあるノートパソコンのメリットとベネフィットを書き出すと、以下の通りです。
メリット | ベネフィット |
---|---|
・軽い ・スペックが高い | ・リュックに入れて簡単に持ち運べる ・動画編集やゲームがしたい方でも問題なし |
「軽いですよ」と言われるよりも「リュックに入れて簡単に持ち運べますよ」と言われた方が、魅力的に感じるのではないでしょうか。
ベネフィットは、メリットに「だから?」の問いを投げかけることで見えてきます。「『軽い』▶︎『だから?』▶︎『リュックに入れて簡単に持ち運べますよ』」といった形です。
まずは商品やサービスのメリットを並べ、そこからベネフィットを連想しましょう。そしてLPにはメリットよりもベネフィットを盛り込むようにしましょう。
行動経済学に則ってライティングを行う
行動経済学とは、人の動きに焦点を当てた経済学のことです。行動経済学をうまく使うことで、自社の商品やサービスをより良く見せることができます。
例えば栄養ドリンクに「タウリン1g配合」と書かれているよりも、「タウリン1000mg配合」と書かれている方が、なんだか体に良いような気がしませんか?
1gと1000mgは同じです。しかし書き方によって、ユーザーが抱く印象に差が生まれます。
他にも、「980円」と記載されているよりも、「1,580円→980円」と記載されていた方がお得に見えます。
もちろん誇大広告はいけません。しかしこのように行動経済学を用いたLPライティングを行うことで、商品やサービスがより魅力的に映ります。
関連記事:【応用可能】LP(ランディングページ)に使えるキャッチコピーの例や作り方を一覧で紹介!
LPライティングは外注がおすすめ
LPライティングは、自社で行うよりもLP制作会社への外注がおすすめです。理由は以下の2つです。
- 低品質なLPは広告費の浪費に繋がるから
- LPライティングに割く時間を他のことに充てられるから
それぞれ詳しく解説します。
低品質なLPは広告費の浪費に繋がる
LPは、サッカーに例えるならゴールの一歩手前です。
リスティング広告やSNS広告などで興味を持ったユーザーが、最終的にLPに辿り着き、コンバージョンに至るかどうかが決まります。
いくら広告運用が上手くいき、LPへのアクセスが増えても、LPの質が低ければコンバージョン率が低下し、広告費の浪費に繋がります。
LP制作を細分化すると、デザインとライティングの2つです。
デザインは、テンプレートツール等を使えば未経験でもなんとかなります。LPライティングも、質にこだわらなければ誰でも行えます。
しかし広告費を無駄にせず、より多くのコンバージョンを獲得するためには、デザインもライティングも、LP制作会社に外注すべきです。
関連記事:【画像付き】ペライチを使ったLP(ランディングページ)の作り方や事例まとめ!
LPライティングに割く時間を他のことに充てられる
記事前半では、LPライティングのコツを3つ紹介しました。
- ペルソナを一人に絞る
- メリットではなくベネフィットを伝える
- 行動経済学に則ってライティングを行う
これらを踏まえつつ、LPライティングを行うと、それなりの労力と時間がかかります。
本来別の業務を行っている従業員にLPライティングを任せる場合、本来の業務に割く時間がなくなってしまうかもしれません。
さらに、無理をしてLPを作成したのにもかかわらず、出来上がるのは質の低い、コンバージョンに繋がらないLPかもしれません。
一方でLP制作会社にLP制作を外注すれば、従業員は本来の業務にコミットでき、質の高いLPが出来てコンバージョンに繋がり、両方の問題を同時に解決できます。
LPライティングの外注方法と費用相場まとめ
LPライティングの外注先は、以下3つに分かれます。
- フリーランス
- フリーランス(クラウドソーシングサイト経由)
- LP制作会社
それぞれ詳しく解説します。
フリーランス
フリーランスへLP制作を依頼すると、LP制作会社に依頼するよりも、費用を抑えられます。
具体的には、10〜40万円程度でのLP制作外注が可能です。
しかし用意された素材をテンプレートに当てはめただけの質の低いLPが納品されることも多く、おすすめできません。
また守秘義務等に関して不安があったり、そもそも良いフリーランスをどうやって見つけるのかといった問題もあります。
「まずは市場の反応をチェックするために、とにかく費用を抑えて形だけでもLPを作りたい」という場合には良いかもしれません。しかしWeb広告を運用して本気でコンバージョンを獲得したい場合はLP制作会社の方がおすすめです。
フリーランス(クラウドソーシングサイト経由)
ランサーズやクラウドワークスのようなクラウドソーシングサイトを使えば、フリーランスを簡単に見つけられます。
クラウドソーシングサイトには、副業ワーカーや駆け出しフリーランスの方も多く登録しています。
よって10〜40万円より費用を抑えてLP制作を外注することも可能です。
ただし費用を抑えられても、質の高いLPを作れなければ意味がないというのは、前述の通りです。
LP制作会社
LP制作会社は、中堅のLP制作会社と大手のLP制作会社に分けられ、それぞれ外注費用の相場が異なります。
- 中堅のLP制作会社:40〜70万円
- 大手のLP制作会社:70〜150万円
外注費用の相場は異なりますが、高ければ高いほど良いLPが出来上がるかと言われると、そんなことはありません。
なぜならLP制作費の大半は、人件費と会社維持費に充てられるからです。LPに原価はほとんどかかりません。ブランド品のように「高いほど良い素材を使っている」といったこともありません。
大手企業の方が人件費や会社維持費がかかるので、外注費用相場が高くなっているのです。
よってLP制作を外注するのであれば、中堅のLP制作会社への外注がおすすめです。
LPの外注費用については、以下の記事でも詳しくまとめています。
関連記事:LP(ランディングページ)制作費用相場|内訳や妥当な料金か見分けるポイントも紹介
LPライティングはクロスバズにお任せください
『株式会社クロスバズ』は、LP制作、リスティング広告運用代行、SNS広告運用代行、SEO対策、Shopify構築などのサービスを提供しているマーケティング会社です。
行動経済学を取り入れたLP作成が売りで、本記事で紹介したようなテクニックを惜しみなく使い質の高いLPを作成いたします。
クロスバズのLP制作の特徴は、以下の通りです。
特徴 | 詳細 |
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競合分析・ユーザー分析に時間をかける | ・クライアントに提示いただいた情報に加えて、こちらでも競合分析・ユーザー分析を行います。 ・我々は、LPを納品することではなく、LPを通して商品やサービスを売ることを目的にしています。 |
行動経済学を取り入れたLP作成 | ・バンドワゴン効果やアンカリングのように、行動経済学を用いてLPを設計します。 |
広告の運用から改善までを徹底サポート | ・LPへ集客をするためのSEO/SNS運用/リスティング/リターゲティング/アフィリエイト/Instagram広告/YouTube広告/動画広告にも対応可能です。 |
お見積もりやご相談は無料です。LP制作を制作会社に依頼するのであれば、ぜひ『株式会社クロスバズ』をご検討ください。
まとめ
LPライティングの基本構成やコツ、外注する際の費用相場などについて解説しました。
LPライティングには、ユーザーを惹きつけるための、専門的な知識が求められます。よって社内にLPに精通した人材がいないのであれば、LP制作会社への依頼を検討すべきです。
質の高いLPを作成した後に、Web広告を運用して、コンバージョンの獲得に繋げましょう。
LP制作会社への依頼を検討しているのであれば、『株式会社クロスバズ』にお任せください。お見積もり、ご相談は無料です。