
こんにちは!
クロスバズでデザイナーをしているあろえです!
突然ですが、私は生まれたときから今まで様々な生物に囲まれて生きてきました。
生まれたそのときから、お父さんが実家から連れてきた猫(のんちゃん)が側にいて、まだ私が日本語もわからずバブバブいっているときにしきりにのんちゃんが話しかけてきて、日本語よりも前に猫の言葉が分かるようになったことも今でもかすかに覚えています。
お母さんからよく、“赤ちゃんの頃全然手がかからなかった”と言われるのは、のんちゃんという裏ボスに「それ以上泣くな」と側で囁かれていたから、だということは言うまでもありません。

のんちゃんに限らず、私が今までどれだけの生物と関わってきたかというと、
・祖母が猫保護団体の一員で家に猫が八匹いて、幼少期、週に一回は祖母家に送り込まれてお世話の手伝いを強いられる(八匹もいたらこわくて、小さいながらに“この生き物たちに逆らってはいけない”と弱肉強食を身をもって学びました。)
・実家でさらに猫を三匹飼う(私に体育会系な一面があるのは、ここで猫の絶対的脅威に屈して生きてきたからかもしれません・・・)
・父が突然るんるんで買って帰ってきたマメルリハ(という小鳥)の雪ちゃんを飼う(数カ月後に母がベランダを開けっ放しにしていたら飛び立っていってしまい、それ以来、両親が不仲になってしまった大事件となりました)
・ピンポンパールという品種の金魚を三匹飼ったのでそれぞれの名前を「ピン」と「ポン」と「パール」と名付けて、それを絵日記に書いたら先生に道徳の授業のネタにされてみんなで話し合うことになってしまう(私は「ピンポンパール」と一斉に呼べるので効率的だなと思い考えたのですが、先生的にはそれがNGだったみたいです。)
・弟が小学生の課題以上に個人的趣味で蚕を家にたくさん持って帰ってきて、食料が足りないので家族総出で桑の葉を積みに行ったり・・・汗
とにかくたくさんの生き物と触れ合ってきて、学校の学び以上のことを習得してきました。


目次
そして現在、犬を飼う

そんな生物のスペシャリストになり得た私ですが、現在一匹のわんこと一緒に暮らしています。
そしてこのわんこが、なんと普通ではないんです!
この記事では、愛犬の普通ではないポイントと、どうしてそのようになったのか私なりに推測して説明していきたいと思います。
まず、愛犬のプロフィールを簡潔にご紹介します。
名前:だるま
性別:男の子
犬種:チワプー(チワワ×プードル)
体重:3.8キロ
誕生日:2021年7月2日(満4歳)
普通ではないポイント①トイレトレーニングを全く必要としなかった
実は私、犬に対して本気で、犬を近々飼うと決めた際に「犬を飼うならドッグトレーナーになるべきだ」という極端な思考を持っており、憧れのドッグトレーナーさんが持っている資格の“JAHA認定家庭犬インストラクター”を取得しようと講座を受けていて講義パートまでは完了しているんです!
(講義パートが終わり、実技パートに入るにあたり、そもそも実技パートに参加するには「優良家庭犬普及協会に愛犬を合格させていること」というまだ愛犬がいない私には高すぎるハードルの条件が提示されていることを知りあっけなく断念いたしました)
その講義パートの中でも、1つ目の大きな関門として扱われていた”トイレのしつけ”。
パピー犬が失敗せずにトイレを自分でできるようになるまでは長い道のりだと覚悟していましたし、多少ソファーにおしっこされてしまっても全然いいや、と思っていました。
少しでもわかりやすくおトイレを教えるのが飼い主の宿命だと思って、だるまを迎える前に、ドッグトレーナーさんが出しているトイレに少しでも役立つであろうYouTubeはすべて見漁りました。
そう、犬のトイレしつけに対して万全すぎる私。
犬をトイレに導くまでのイマジネーションは完璧であり、脳死でも教えられるくらいには身体に染み付いていました。
ときはあっという間で、ついにやってきた記念すべき、だるまお迎え日。

はい。めちゃくちゃかわいいです。
でも私はそんなことにうつつを抜かしている余裕はありません。私の本題は、”だるまにトイレを教えること”であるのでだるまの可愛さに目を向けている暇はなく真剣でした。
犬のトイレに対してこの世に出ているであろう情報はすべて吸収した私にとって、犬を迎えた今日は浪人生の一年越しの受験日の心持ちと同じくらいドキドキとプレッシャーに包まれています。

すると、、
え、、、
????
(?!?!?!)
トイレを・・?している・・・・???勝手に???
なんと、勝手にトイレに向かって用を足し始めたんです!!!
トイレを教えることを張り切っていた飼い主は、トイレをおりこうにこなす愛犬を見てショックな気持ちになるのでした。
あの複雑な気持ちは、中学生の時に、席順にあてていく先生の授業で私に当たるであろう問題を予測して完璧な状態にしたにも関わらず、前の方に座っている優等生がぼそっと小さく、でも先生には聞こえるように勝手に答えて、準備した答えを自分の口から言えなかったときの悔しさに似ています。
なぜか悔しい気持ちになっている飼い主を横目に、だるまはそつなく、そしてスムーズにおトイレを成功させて、飼い主の気持ちになんて気づかずマイペースに遊び始めるのでした。

でもだるまが、すぐにおトイレを成功してくれたおかげでそのあとからは「トイレの呪縛」に縛られずに、やっと通常の意識に戻ってだるまの可愛さに目を向けることができたので結果オーライということにしておきます!
後々、だるまのブリーダーさんにこのことを報告して、「ブリーダーさんの方で、厳しいトイレしつけがあったとかですか、、?」と質問してみたら「特に何もしていない」との返答。
だるま人生2周目疑惑が浮上するのでした。
普通ではないポイント②可愛すぎる
とにかく可愛すぎて普通ではない、と思ったのですが、わんこはみんな可愛すぎるのでどのわんこもこの地球上の可愛さの規格に対して普通ではない異常な可愛さだと思います。という結論に至りました。
だるまは基本可愛いですが、お腹をだして寝ているときが一番おっさんみがあって可愛いのでいくつか貼っておきます!



ちなみに三枚目は家ではなく、ペットOKのレストランのソファー席です。
家だけでなく、知らない人がたくさんいる場でもここまで堂々くつろげるのはやはり人生2周目だからでしょうか。
普通ではないポイント③大人びすぎている

まず、驚くことにだるまは全く吠えません。
お散歩中にすれ違ったわんこにどれだけ激しく吠えられても、まったく反応せず吠え返さない。その様子はまるで、彼女の不満がたまって一気に何か言われても絶対に何も言い返さず受け止める彼氏、人間だったら絶対良い男に違いない。そんな犬がだるまです。
本当にいつも静かで、お腹がすいたときだけ
「うーうー」って何か喋ってるつもりのように訴えてきます。
ドッグランに行った際には、必ず人間サイドに座り,
走っている犬を傍観し、私が「遊ぼ!」と声掛けたときのみ、ボール遊びに応じてくれます。


犬という生き物を観察できてご満悦な様子。


降り立ったら降り立ったで、距離感がわからない様子。
もうお気づきかもしれませんが、だるまは圧倒的に犬友が少なく、まるで犬を仲間と思っていないかのような扱いをします。
ときには犬を避けるあまり、ついてくる犬にむかついたのかパンチを食らわしてしまったことも。
※このあと親御さんには謝りました
自分のことを犬より上の何かと思っているのでしょうか?ドッグランへ行っても絶対にわんこの友達ができません。でも飼い主の私も友達が少ないのでそこが似たもの同士なのも愛すべきポイントです!(私はパンチ食らわせませんが!)
普通じゃないポイント④物分りが良すぎる
だるまは、さきほど述べた通り、吠えません。
すなわち、とってもお利口に見えるんです。
お正月の親戚の集まりに必ずだるまを連れて行くのですが、みんなのご飯中も全く騒がずピタッとお人形さんみたいに佇み、撫でたそうな人間がいたら近寄って撫でさせる。
そう、物分かりが良すぎるんです。



祖母(※猫屋敷じゃない方のおばあちゃんです)の腕の中で気持ちよく眠っているのかと思えば、まるで「これであってるよな?」と言わんばかりの目線を私に送ってくる。
このときは正直なんとも言えない鳥肌が立ちました。この犬、普通じゃない。そう思った気がします。
※ちなみに、この写真のだるまは、私が3歳くらいのときに母が手作りした私へのワンピースを無理やり着せられています。
そんなこんなで、親戚たちからつけられただるまの異名は「アンドロイド」。
だるまがお利口すぎる&全く吠えずに声を聞けない、との理由で私がアンドロイドを連れてきているのではないか?と親戚たちの間で新年から議論が盛んになりました。
このバッグ(↓)を新しく購入したときも、頼んでもないのにしっかりとここから顔を出してくれました。「これがみたいんやろ?」と言わんばかりに。

やはり少し、物わかりが良すぎる気がします。
また、犬という生物は普通、お留守番がさみしいと思います。
私も犬のインストラクター養成コースでそう学びました。
ところがだるま、私が洗面所で用意すると「そろそろ飼い主、家でるな」と察知しドヤ顔で自分からハウスに入り私が家を出るのを待ち構えているんです。

用意が終わり、洗面所から戻ると、もうすでに凛々しい顔でハウスの向こう側にいます。
でもその理由は分かるんです。「ハウス!」と私が言って、だるまがハウスに入ったらご褒美でおやつをあげる、という訓練をしていたことがあります。
そこまではわかります。
あくまでも、飼い主が命令して→犬が行動して→ご褒美、という流れであるはずなのに、
なぜか、
犬が行動して→飼い主がご褒美を上げて→家を出る、というなんか違うような違くないような・・・?
この犬の脳内には、「飼い主が出かける寂しさ < おやつ」という方程式がもう出来上がってしまっているのでしょうか?
なんとも現金主義な犬です。
やはり、物分りが良すぎると断定して良さそうです。
どうしたらこんなにお利口になったのか?私なりに解き明かす
さて、犬を飼ってても飼っていなくても、どうしたらこんなに人生2周目みたいな振る舞いをするようになったのか気になるところだと思います。
あるいは本当に人生2周目なのか・・・
私なりにその理由を推理してみました。
推理①パピー期の抱っこ散歩がだるまの脳みそを発達させた
通常、わんちゃんは最初のワクチンが一通り完了するまでお散歩ができません。
感染症にかかるリスクを避けなければならないからです。しかしワクチンが完了するのはだいたい生後4ヶ月くらいなので、そこまで散歩にいけないということになってしまいます。
すると、生後4ヶ月から急に外に出されて散歩を強いられる犬はどう思うでしょうか?未知で怖いものだらけ、と感じるはずです。
そこで、それを打開する「抱っこ散歩」という必殺技が登場します。
抱っこしたままでしたら感染症にかかる心配もほぼないですし、獣医師さんの間でも推奨されています。(これもひたすらYouTube見漁りました)
だるまをお迎えしたその次の日から毎日15分は抱っこでだるまとお散歩して、語りかけていました。

これにより、車の音や飼い主以外の人間の声や風の刺激などが、生後すぐの人格(犬格?)を作り上げる前の段階から脳みそにデータがインプットされていき、ワクチンが完了した頃にはすでに肝が座っている、という状況が作り出せるわけです。
また、大きな音を初めて聞く際にも、やさしく声掛けしてあげ、
(恥ずかしさは捨てて外でも喋ります)「これは車だよん♪」と。
これを根気強く続ける結果、大きな音と飼い主の声が紐づき、「大きな音=別に怖くない」という概念を犬に刷り込ませることができます。
だるまは、この成果あってか、”犬が怖がる”の代名詞である雷が、大きな音でなった際にも、お腹出してぐーすか寝ています(笑)
肝が座ったことによって、人生2周目のような貫禄が出ているのではないでしょうか。
推理②やっぱり愛情!
推理しようとしたのですが、確信的なことはわからず(解き明かせなかった)最後は「愛情」でまとめたいと思います!
犬はどんな犬でも可愛いですし、愛情にまさる教育方法はないはずです。
私は独り言をひたすら全部だるまに話しかける、というかたちの愛情をだるまに注いだので人間ぽい犬になったのかもしれません。
でもたまに、ボール遊びをすると満面の笑みで楽しんでくれるので、「あ、やっぱり犬だ」と安心できます!

最後に
いかがだったでしょうか?
様々な動物と触れ合ってきましたが、みんなそれぞれ個性があって面白いですね!
少し変わり者の愛犬ですが、とてもかわいくて毎日の癒やしです。
いつか、犬と話せるようになる装置が開発されたらいいなぁ、と何回も思いつつ、
でもこの私にしかわからない愛犬の表情を私なりに読み取って、愛犬も飼い主の表情に目を凝らして。
関係性を築き上げたからこそ通じ合えたとき、人間と愛犬の間に「幸福感で会話する」という言葉という枠には落とし込むことのできないコミュニケーションを築き上げることができて、、。
と考えると、しばらくはこの幸福感を自分なりに解釈して、愛犬と通じ合いたいです。
クロスバズでは、ペットに関するLPのご相談ももちろん受け付けておりますので、ぜひお気軽にご相談ください!
お待ちしております!