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CVRを上げたい方必見!LPの分析ポイント・便利なツールを徹底解説

X編集部
2022.11.25 10:00
CVRを上げたい方必見!LPの分析ポイント・便利なツールを徹底解説

LP(ランディングページ)で成果を上げていくためには、LPを制作して終わりではなく、分析して改善していくことが大切です。実際に分析から改善を繰り返し、CVR(獲得率)が少し上がるだけで、営業利益を2倍にすることも可能です。

ただ、どのようにLPの分析をすれば良いか悩むこともあるかと思います。この記事では、そのような方に向けて、以下の事項を解説しています。

  • LPの分析から改善まで行うLPOとは?
  • LPを分析するときに重要な6つの指標
  • LP分析に使えるアクセス解析ツール2選
  • LP分析で重宝するヒートマップとは?

それでは順番に解説していきますので、一緒に見ていきましょう。

【前提】LP(ランディングページ)とは?

【前提】LP(ランディングページ)とは?

LP(ランディングページ)とは、ユーザーに自社の商品購入やサービス申し込み・お問合せ誘導・資料請求申し込みなどの、具体的なアクションをしてもらうためのページとなります。

リスティング広告やSNS広告などのWEB広告をクリックしたときの遷移先ページとしてよく使われます。

LPは縦長1ページに情報や訴求を集約しているため他ページへのリンクはなく、「購入」や「申し込み」に繋がるリンクのみを設置していることが特徴です。ユーザーが商品やサービスの情報のみに集中できるため、CVR(獲得率)は高くなる傾向にあります。

LPの分析から改善まで行うLPO(ランディングページ最適化)とは?

LP(ランディングページ)の分析から改善まで行うことを、LPOと言います。LPOとは、「Landing Page Optimization」の略称で、「ランディングページ最適化」という意味になります。

LPは一度作ったら終わりではなく、成果を上げていくためには、LPOを繰り返していくことが非常に大切です。

LPOの具体的な流れは、下記の通りです。

LPの分析から改善まで行うLPO(ランディングページ最適化)とは?

それでは、順番に解説していきます。

現状と目標を確認する

まず、LPO(ランディングページ最適化)で最初に行うことは「現状と目標を確認する」ことです。具体的には、現状のCVRと目標CVRを擦り合わせていきます。

例えば、リスティング広告の遷移先ページをLPにしている場合を考えてみましょう。

  • 今回の実績を確認すると、CVRが0.3%だった
  • 今回の実績では、クリック単価が100円だった
  • 1件あたりの目標獲得単価は1万円に設定している
  • そうなると、1%以上のCVRが最低でも必要である

上記のケースの場合、現状のCVRが0.3%で、目標CVRは1%となるので、今よりCVRを3.3倍上げる必要があることが分かります。

このように、現状のCVRと目標CVRを再確認してください。

LP(ランディングページ)の分析をする

現状のCVRと目標CVRを再確認したら、LP(ランディングページ)の分析を行いましょう。

先ほどのケースの場合、CVRを現在より3.3倍上げる必要がありました。このために、どこが課題なのか分析をしていきます。具体的には、以下の施策を行うと良いでしょう。

  • LPと広告の整合性が取れているかチェックする
  • アクセス解析ツールや広告管理画面からデータを確認する
  • ヒートマップを見て、LPのどこが熟読されているか、ユーザーがどのような動きをしているか確認する

データで重要な指標やアクセス解析、ヒートマップについては、後ほど解説します。

LP(ランディングページ)の改善を行う

LP(ランディングページ)の分析が終わったら、具体的な改善をしていきましょう。先ほどの分析結果を元に、どこを改善すると効果が出るか考え、優先順位を決めることが大切です。

まず、優先的に改善を行いたいのは「LPと広告の整合性が取れているかチェックする」ことです。

例えば化粧品を販売する際、WEB広告で「話題の〇〇成分を使っています」と謳っていたとしましょう。しかし、LPで「話題の〇〇成分」の記載がなければ、CVRが下がるのは当然だと言えます。この場合は、LPにも「話題の〇〇成分」に関する内容を追加すると良いでしょう。

当たり前のように見えますが、LPと広告の整合性が取れておらずCVRが下がっている事例は非常によく見かけますので、ご注意ください。

そのほかにも、広告でよくクリックされているキーワードをLP内の見出しで使う、ヒートマップで離脱されている部分を改善する、なども効果的な改善策です。

場合によってはABテストを行い、修正前後のLPでどちらがCVRが高いか、テストを繰り返していくことも大切になります。

関連記事:LPのコンバージョン率はどのくらいが目安?低い要因や改善のポイントを解説

関連記事:LPのABテストはなぜ重要?具体的なやり方や注意点とおすすめツール3選を紹介

改善施策の検証を行う

最後に改善施策の検証を行い、PDCAを回していきましょう。

今回の改善施策でCVRが上がったかを確認し、先ほど解説した「現状と目標を確認する」「LPの分析をする」「LPの改善を行う」を繰り返し行います。

また、この検証段階ではデータを貯めていくことをオススメします。改善施策とその結果をデータとして貯めることで、今後のLPO(ランディングページ最適化)における貴重な材料になるでしょう。

またデータを貯めることで、他のLPの課題を見つけることが容易になったり、上手くいった改善策を横展開できるようになります。

LPOを行うメリットとは?

LPO(ランディングページ最適化)を行うメリットは2つあります。

  • ユーザーの離脱率減少・CVR向上が期待できる
  • 顧客満足度の向上に繋がる

それぞれ詳しく説明します。

ユーザーの離脱率減少・CVR向上が期待できる

LPOを行うことで、ユーザーの離脱率を減少させることができ、その結果CVRの向上が期待できます。CVRを0.5%上げるだけで、営業利益を倍増させることもできます。

クリック数15,00015,000
CVR(獲得率)0.8%1.3%
CV(獲得数)120195
粗利益(1件6,000円)720,000円1,170,000円
広告費300,000円300,000円
営業利益420,000円870,000円

このように、LPOは事業の売上・利益拡大に大きく繋がることが分かります。また成果が出ているLPでも「ユーザーに飽きられる」という寿命があるので、定期的なLPOはとても大切です。

顧客満足度の向上に繋がる

LPOを行うと顧客満足度の向上に繋がります。

LPOでユーザーが使いにくいと思っている部分を修正したり、ユーザーが求めているコンテンツを追加することで、閲覧・操作がしやすくなります。その結果、ユーザー満足度が高まり、自社全体の印象が良くなるのです。

またLPOについては、こちらの記事「LPO対策とは?意味や具体的な方法まで詳しく紹介します」でも解説していますので、あわせて参考にしてみてください。

LP(ランディングページ)を分析するときに重要な6つの指標

LP(ランディングページ)を分析するときに重要な6つの指標

次に、LP(ランディングページ)の分析で絶対に見ておきたい重要な6つの指標を解説します。

  • セッション数
  • 直帰率
  • コンバージョン数
  • コンバージョン率
  • 流入経路
  • 性別・年齢

それでは、順番に見ていきましょう。

セッション数

セッション数とは、ユーザーがWEBサイトにアクセスした回数のことを表す指標です。そもそもCVRを算出するためには、セッション数が必要になります。

CVR(獲得率) = CV(獲得数) ÷ セッション数

すでにCVRが高いLPは、セッション数を増やすことで、CVを増やせる可能性が高いです。セッション数を増やすためには、下記の施策が効果的です。

  • 広告費を増やす
  • 広告費は同じままで、クリック単価を下げる

WEB広告のクリック単価については、こちらの記事「リスティング広告のクリック単価の相場や調べ方は?最適化する5つの方法を解説!」で解説していますので、ぜひ参考にしてください。

一方でCVが下がった場合は、セッション数が減少していないか確認するようにしましょう。

直帰率

直帰率とは、ユーザーがサイト内で1ページしか見ずに、そのままサイトから出る割合のことを指します。

一般的にLPでは直帰率は高い傾向にあり、その理由は下記2つになります。

  • 広告からの流入のため、ユーザーの関心が低い可能性がある
  • 他ページへのリンクがなく、コンバージョンか離脱しか選択肢がない

LPの直帰率の目安は60〜90%と言われており、この数字より直帰率が高い場合は改善が必要です。ヒートマップツールでLPのどの部分が離脱されているか確認し、その部分を改善しましょう。

コンバージョン数

コンバージョン数とは、ユーザーが自社のWeb広告やLP(ランディングページ)を経由して、商品購入やサービス申込に繋がった件数のことを指します。コンバージョン数は「CV」と略されることが多いです。

このコンバージョン数を増やしていくことが、LPOの目的になります。

コンバージョン率

コンバージョン率とは、LP(ランディングページ)に訪れたユーザーに対して、商品購入やサービス申込みに繋がった割合のことを指します。

コンバージョン率は、下記の計算式で算出されます。

CVR(コンバージョン率) = CV(コンバージョン数) ÷ セッション数

コンバージョン数とコンバージョン率では、コンバージョン率の方が重要な指標になります。なぜなら、セッション数が多いページでもコンバージョン率が低いと、多くのユーザーを逃している(バケツに穴が空いた状態で水を貯めている)状況になるからです。

コンバージョン率を高めていくためにはLPOで改善を図っていきましょう。具体的な改善策は、後ほど解説します。

流入経路

アクセス解析ツールを使うことで、LPへの流入経路を知ることができます。流入経路とは、ユーザーがどこから自社のサイトに訪れたか、そのアクセス元のことです。

流入経路を見ることで、ユーザーが流入する前に見ていたサイトが分かり、ユーザーの興味関心を知ることができます。その興味関心をLP(ランディングページ)や広告に盛り込むことで、離脱率の減少や流入の増加ができるでしょう。

性別・年齢

アクセス解析ツールや広告管理画面から、LP(ランディングページ)に訪れたユーザーの性別・年齢を確認ができます。

この性別・年齢のデータを見て、自社が想定していたターゲット層と合っているのかを確認しましょう。もし、想定していない性別・年齢のターゲット層が多いのであれば、そのターゲット層に合わせたLPに改善することも効果的です。

LP(ランディングページ)のアクセス解析ツール2選

LPO(ランディングページ最適化)を行うときに、必須となるのがアクセス解析ツールです。アクセス解析ツールは多数ありますが、下記の無料で使えるGoogleのサービスがおすすめです。

  • Googleアナリティクス
  • Googleサーチコンソール

ここからは、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールの概要や使い方を解説しますので、一緒に見ていきましょう。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、Googleが提供する無料サービスです。自社サイトへのアクセス状況をさまざまな視点から分析できます。

Googleアナリティクスを使うと、主に下記データが確認できます。

  • セッション数
  • コンバージョン数
  • コンバージョン率
  • ページの平均滞在時間
  • 直帰率

全体的なデータだけでなく、特定のページのみのデータも確認できるため、LPOには必須のアクセス解析ツールとなります。

Googleアナリティクスの使い方を解説

それでは、Googleアナリティクスの使い方を解説します。

まず全体的なデータは、こちらの手順で確認できます。

・左のメニューバーの「ユーザー/概要」を選択

Googleアナリティクスの使い方を解説

これでサイト全体のアクセス状況の確認が可能です。先ほどの重要指標で解説した「セッション数」や「直帰率」を見ることができます。

次に、特定のページのデータを見る場合は、こちらの操作を行ってください。

・左のメニューバーの「行動/サイトコンテンツ/すべてのページ」を選択

Googleアナリティクスの使い方を解説

この方法で、ページごとのアクセス状況に関するデータを確認することができます。

Googleアナリティクスについては、こちらの記事「Googleアナリティクス4導入するなら今(2022年6月中)がおすすめ」もあわせて参考にしてみてください。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、Googleが無料で提供するインターネット検索の分析ツールです。「サチコ」と呼ばれることも多いです。

Googleアナリティクスは「ユーザーが自社サイトに訪れた後のデータを分析するツール」であることに対して、Googleサーチコンソールは「ユーザーが自社サイトに訪れる前のデータを分析できるツール」となっています。

ユーザーがどのような検索キーワードで自社サイトに訪れたのか、その検索キーワードの表示回数・クリック数・クリック率・平均検索順位が分かります。

Googleサーチコンソールの使い方を解説

それでは、Googleサーチコンソールの使い方を解説します。サーチコンソールでデータを確認するときは、下記の操作を行ってください。

・左のメニューバーの「検索パフォーマンス/検索結果」を選択

Googleサーチコンソールの使い方を解説

・「平均CTR」と「平均検索順位」にチェックを入れる

Googleサーチコンソールの使い方を解説

・下にスクロールすると、クエリやページごとのデータが確認できる

Googleサーチコンソールの使い方を解説

上記手順で出てくる「クエリ」とは検索キーワードのことです。これで、検索キーワード・ページごとのデータを確認できます。

LP(ランディングページ)の分析で使えるヒートマップとは?

LPO(ランディングページ最適化)の分析で必須のツールに、「ヒートマップ」があります。

ヒートマップとは、自社のWEBサイトに訪れたユーザーがページ内で取った行動のデータを、色の濃淡で分かりやすく可視化したものです。

ヒートマップには種類があり、下記の3種類が多くのツールに搭載されています。

アテンションヒートマップユーザーに熟読されている部分を、赤・黄・青で色分けする機能
スクロールヒートマップユーザーがどこまでページを読んだか分かる機能
クリックヒートマップユーザーがページのどの部分をクリックしたか分かる機能

それでは、実際のヒートマップを画像で見てみましょう。

LP(ランディングページ)の分析で使えるヒートマップとは?

上記の画像はアテンションヒートマップですが、赤色の部分は高い熟読率があり、黄色の部分は平均的な熟読率ということが一目で分かります。上記の画像にはないですが、青色の部分は熟読率が低いことを表します。

これらのヒートマップのデータを使いながらLPOを行うことで、効果的な改善が期待できるでしょう。

また、ツールによっては「レコーディング機能」があり、ユーザーがWEBページに訪れて、どのような動きをしているかを録画で確認できます。コンバージョンしたユーザーの動きや離脱したユーザーの動きを実際に見ることができるため、より具体的な改善施策を出しやすくなります。

ヒートマップツールのおすすめ4選

ヒートマップのツールは多数ありますが、その中でもおすすめのヒートマップツールを4つ紹介します。

基本的に有料のツールとなりますが、「1ヶ月に〇〇セッション以下までは無料」「1URLのみであれば無料」など、無料で使える範囲を制限しているサービスも多いです。

自社のサイトの状況に合わせたヒートマップツールを選んでみてください。

おすすめ1:User Heat

User Heat

最初におすすめするヒートマップツールは「User Heat」です。

「User Heat」は株式会社ユーザーローカルが提供する無料のヒートマップツールです。URL数は無限に登録することができますが、1サイトにつき月間30万PVまでしか測定することができません。

自社の月間PVが30万以下であれば十分に使用できるので、ヒートマップ初心者にオススメです。

アテンションヒートマップ
スクロールヒートマップ
クリックヒートマップ
マルチデバイス対応
日本語対応
サポートの有無×
レコーディング機能×
料金無料(1サイトにつき月間30万PVまで)

おすすめ2:Clarity

Clarity

マイクロソフト社が提供する「Clarity」は、月間のPV数や登録可能なURL数の制限がなく、完全に無料で使用できます。

また分析期間や閲覧ブラウザなどの細かい条件設定が可能で、レコーディング機能もあるため、LPの分析に非常に役立ちます。

アテンションヒートマップ×
スクロールヒートマップ
クリックヒートマップ
マルチデバイス対応
日本語対応
サポートの有無×
レコーディング機能
料金無料

おすすめ3:ミエルカヒートマップ

ミエルカヒートマップ

「ミエルカヒートマップ」は、初心者でも使いやすいと評判のヒートマップツールです。基本的に有料のツールですが、無料トライアルを使うと、月間1万PVまでの測定が可能です。

また「ミエルカヒートマップ」には、「自動キャプチャ取得」という機能があり、WEBページの修正前後のデータを自動的に保管してくれます。

上記2つのヒートマップツールよりも使いやすく、サポートも充実しているため、LPO初心者の方にオススメです。

アテンションヒートマップ
スクロールヒートマップ
クリックヒートマップ
マルチデバイス対応
日本語対応
サポートの有無
レコーディング機能×
料金無料トライアル(1万PV・1ページのみ)
有料プラン(9,800円/月〜)
契約期間6ヶ月、もしくは1年ごと

おすすめ4:Sitest

「Sitest」

多くの企業からの導入実績がある「Sitest」

ヒートマップ機能だけではなく、アクセス解析やABテスト・ポップアップ機能など充実した機能も用意されており、サイトの改善をワンストップで実施できます。

またWEB広告との連携も取りやすい仕組みになっています。

アテンションヒートマップ×
スクロールヒートマップ
クリックヒートマップ
マルチデバイス対応
日本語対応
サポートの有無要問い合わせ
レコーディング機能
料金無料トライアル(要問い合わせ)
有料プラン(要問い合わせ)
契約期間最低3ヶ月〜

LP(ランディングページ)の改善ポイント4つ!

LP(ランディングページ)の改善ポイント4つ!

これまでLPO(ランディングページ最適化)の分析方法について、解説してきました。

LPOでは分析データを元に改善していくことになりますが、ただやみくもに施策を実施すれば良いわけではありません。費用対効果が高い部分を優先的に改善していくことで、よりLPOの効果が期待できます。

ここでは、LPOにおいて効果が出やすい改善施策を4つ紹介します。

  • LPと広告のクリエイティブの整合性を取る
  • FV(ファーストビュー)のABテストを行う
  • CTA(コールトゥアクション)のABテストを行う
  • ページの表示速度を上げる

それでは、順番に見ていきましょう。

LP(ランディングページ)と広告のクリエイティブの整合性を取る

LP(ランディングページ)と広告の整合性を取ることは、非常に大切です。ユーザーは広告に記載されている内容に興味関心を持ってLPを見るため、LPと広告の内容は一致させるべきです。

具体的には、広告のクリエイティブと、LPのFV(ファーストビュー)のクリエイティブを揃えましょう。FVとは、LPを表示したときに、最初にスクロールせずに見える範囲のことを指します。

広告でクリック率が高いクリエイティブをFVに適用しても良いですし、LPのFVに合わせて広告クリエイティブを作成しても良いです。

FV(ファーストビュー)のABテストを行う

人間関係では第一印象が大切と言われますが、LP(ランディングページ)でも同じことが言えます。LPを訪問したユーザーが、思わず続きを読みたくなるようなFV(ファーストビュー)にする必要があります。

効果的なFVにするためには、FVのABテストがオススメです。

ターゲットの性別・年齢に合わせたモデルをFVに設定してみたり、よくクリックされている検索キーワードをFV内の文章に取り入れたりしてみましょう。クリエイティブをいくつか作成し、ABテストで反応が良いものを取り入れましょう。

CTA(コールトゥアクション)のABテストを行う

CTA(コールトゥアクション)はLPの成果に大きく影響してくる大切な部分です。CTAとは、LP(ランディングページ)に訪れたユーザーに行動を喚起させるためのテキスト・画像・ボタンのことを指します。

例えば「カートに入れる」「購入する」「申し込む」などのボタンが、CTAにあたります。

CTAにおいては、文言や色を変更してみる等のABテストを行うと良いでしょう。些細な変更かもしれませんが、CTAの改善はそれだけ大きな影響をもたらしますので、ぜひ試してみてください。

ページの表示速度を上げる

ヒートマップで確認して、FV(ファーストビュー)でユーザーの離脱が多い場合は、ページの表示速度が遅い可能性があります。

実際にGoogleが提供している調査データでは、ページ表示速度と離脱率の関係性が報告されています。

  • 表示速度が1秒〜3秒の場合、離脱率が32%上昇
  • 表示速度が1秒〜5秒の場合、離脱率が90%上昇
  • 表示速度が1秒〜6秒の場合、離脱率が106%上昇
  • 表示速度が1秒〜10秒の場合、離脱率が123%上昇

参考:New Industry Benchmarks for Mobile Page Speed – Think With Google

上記のデータから、ページの表示速度を早くすることは、離脱率を下げるために非常に重要であることが分かります。

ページの表示速度は、Googleが提供する「PageSpeed Insights」を使うと測定できます。

ページの表示速度を早くするには、画像サイズやソースコードを圧縮することが効果的です。

ページの表示速度は、LP(ランディングページ)制作時に行うコーディングが関係してくる場合も多いです。LPのコーディングについては、こちらの記事「LPのコーディングにかかる費用や時間は?外注依頼時の9つのポイントも解説」も参考にしてみてください。

LP(ランディングページ)の分析・改善ならクロスバズにお任せください!

株式会社クロスバズ

「LPの分析に自信がない」「今のLPをプロに分析してもらいたい」「LPOを行い、より効果的なLPにしたい」とお考えの方は、ぜひクロスバズにお任せください。

クロスバズは戦略に重点を置くマーケティング会社で、これまでに中小企業のクライアント様を中心に多くの実績があります。

現状のLP分析をはじめとし、競合分析やユーザー分析までじっくり時間をかけることで、より売れるLPに改善することが得意です。また行動経済学を取り入れたLP制作を行っているため、ユーザーの心をつかんでCVRを上げることも得意としています。

リスティング広告・SNS広告などのWEB広告運用も併せて実施できるので、LPと広告の整合性を取った効果的な集客も可能です。

LP分析・改善でお悩みであれば、ぜひクロスバズにお気軽にご相談ください。

まとめ

この記事では、LPO(ランディングページ最適化)の分析から改善までの流れ・対策方法・おすすめツールを解説しました。今回の内容を、もう一度まとめておきます。

  • LPの分析では「セッション数」「直帰率」「コンバージョン数」「コンバージョン率」「流入経路」「性別・年齢」の6指標を重点的にチェックする
  • 指標のチェックにはGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールがおすすめ
  • ヒートマップツールでユーザーの熟読箇所や離脱部分をチェックすると、改善施策を出しやすくなる
  • FVやCTAのABテストを繰り返し行うことで、LPのCVRを高めることができる
  • LPOの分析結果や施策は、データとして記録し今後に活かすことが大切

LPOを実施する際は、ぜひ今回紹介した情報やツールをお試しください。

また、LP分析・改善やWEB集客でお悩みの方はぜひクロスバズにご相談ください。集客のプロが現状のLPをチェックし、効果的な分析・改善を行います。

ご相談・お見積りは無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

関連記事:LPのコンバージョン率はどのくらいが目安?低い要因や改善のポイントを解説

関連記事:LPO対策とは?意味や具体的な方法まで詳しく紹介します

関連記事:LP最適化(LPO)とは?ランディングページを最適化する重要性や具体的な方法を解説

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