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家電LPの種類と参考デザイン5例!LPの作り方やデザインのポイントを解説

X編集部
2023.08.08 10:00
家電LPの種類と参考デザイン5例!LPの作り方やデザインのポイントを解説

家電製品のLPを制作・運用し、販売促進やPRに役立てたいとお考えの方も多いでしょう。

しかし、「家電」と一言でいっても、キッチン家電・美容家電などさまざまな製品があり、昨今では、スマート家電・IoT家電のような新たなカテゴリーも続々と登場しています。

家電のLPを制作する際には、自社で扱う商材と似た分野のLPデザインを参考にすると、商品の魅力の伝え方や構成のヒントが得やすいはずです。

この記事では、家電LPの種類と参考デザイン5例、家電LPの作り方やデザインのポイントについて解説します。

家電LPの種類

家電とは、「家庭用電気(電子)機器」の略称です。会社や店舗などで用いられる事務用・業務用の電気機器とは区別され、家で使用する電化製品を指します。

家電LPの種類として、大きく分けて下記の5種類があげられます。

キッチン家電のLP

キッチン家電は、電子レンジ・炊飯器・冷蔵庫・トースター・電気ケトル・IHクッキングヒーターなどの調理家電をはじめとする、キッチンやダイニングで使用する製品です。

キッチン家電のLPの主な役割は、商品情報を紹介して購買意欲を高め、ECサイト・ECモールなどの商品ページへ誘導することです。

生活家電のLP

生活家電には、エアコン · 空気清浄機・洗濯機・掃除機など、リビングや寝室などで使用する製品が該当します。生活に関する家電という意味では、その他の家電もすべて含めて生活家電と呼ぶこともあります。

生活家電のなかには、キッチン家電より大型・高額な商品もあり、LPから直接購入の導線ではなく、製品カタログのダウンロードや資料請求を成果地点(コンバージョン地点)とするLPもあります

AV家電のLP

AV(Audio Visual)家電は、音響や映像を扱う家電の総称です。家で使用するテレビ・DVDレコーダー・プロジェクター・音響・オーディオなどの製品がこれに当たります。

成果地点として、カートへの誘導もしくはカタログダウンロードを設定しているLPが多く見られます。

美容家電のLP

美容家電は、美顔器・ヘアアイロン・イオンドライヤーなど、美容に関する家電です。

他の家電と比べると価格帯が低い製品が多く、LPからカートへの誘導が主な役割となります。2023年現在はレンタル・サブスク型の美容家電もあり、LPからサブスク登録を訴求する形も増えてきました

スマート家電・IoT家電のLP

スマート家電とIoT(Internet of Things)家電は、インターネットに接続して使用する家電です。

AI搭載のスマート冷蔵庫や、外出先からオン・オフできるエアコン、ロボット掃除機、スマートフォンやタブレットでコントロールできるスマートLEDライトなど、便利なアイテムが登場しています。

価格帯に幅があり、LPからECサイトを経由して購入できる導線と、カタログ請求やお試しキャンペーンへの参加を促す内容が一般的です。

家電LPの参考になるデザイン5例

上記の家電の種類に対応した、家電LPの参考になるデザインを5例ご紹介します。

【キッチン家電】家庭用電気ケトル|タイガー魔法瓶株式会社

タイガー魔法瓶株式会社が提供している家庭用電気ケトルのLPは、商品カラーと背景を同色にし、生活感を排除したクールなファーストビューが印象的です。赤と黒の2種類のパターンで画面が切り替わる、スライドショー(スライダー)の動作を実装しています。

LPの上部では「業界最速沸とう(※“自社測定法によるもの”と記載)」や「Sマーク認証取得」など、権威性を高めるワードで訴求しています。

ドラッグ操作で商品画像が回転する360度ビューなど、商品の見せ方の工夫も参考になる家電LPです。

【生活家電】LEDランタン付ポータブルバッテリー|エレコム株式会社

エレコム株式会社の「LEDランタン付ポータブルバッテリー」の家電LPです。

ファーストビューでは、生活の中に商品がある暮らしの様子や、キャンプや災害時など屋外でも使える様子が動画で紹介されています。実際に使用している未来を想像してもらうことで、購買意欲を高める効果が期待できます

機能面・スペックはLP下部で紹介し、「商品詳細ページへ」のボタンからカートへ遷移する導線です。

【AV家電】Soundgenic|株式会社アイ・オー・データ機器

株式会社アイ・オー・データ機器が提供しているAV家電「Soundgenic」のLPのファーストビューは、商品画像とキャッチコピーのシンプルなデザインです。

ミュージックサーバーというまだあまり知られていない分野の認知度を高めるため、従来の音声デバイスと新しい音響の仕組みの違いや使用方法を、図解で詳しく説明しています。

同LPのコンバージョン地点は、商品購入ではなく、商品詳細ページへ載せ遷移、そして操作するためのアプリのダウンロードとなっています。

【美容家電】SALONIAミュージアム|株式会社I-ne

SALONIAミュージアムは、ヘアアイロン・ドライヤー・美顔器などの美容家電を展開する家電ブランド「SALONIA」の、歴代の製品を時系列でまとめたLPです。

商品販売用ではなくPR用の家電LPとして、認知向上や既存顧客のロイヤルティ強化を目的としていると想定されます

GOOD DESIGN AWARDなどデザインに関する受賞歴の多い同ブランドならではの、洗練された家電LPといえるでしょう。

【スマート家電・IoT家電】セーフィー対応カメラ|セーフィー株式会社

クラウド防犯カメラ「QBiC CLOUD CC-2L」のキャンペーンLPでは、実際に使用したユーザーから集めた、設置のしやすさや使い勝手に関するアンケートの結果を掲載しています。

インタビュアーの「しぃしぃつぅ」というキャラクターが、利用者にインタビューする形式で進むという、オリジナリティのあるデザインです。豊富な導入実績や口コミがある家電商品で参考になりそうなLP事例です。

家電LPの作り方・手順

家電LPの基本の作り方・手順は次の通りです。

LPの方向性を決める

はじめに、「誰に、何を届けるのか」という家電LPの方向性を決めましょう。

目的やターゲットユーザーを明確にし、製品に込められたコンセプトや提供する価値を定める必要があります。

競合他社の分析や市場調査を行い、差異化を図る要素をまとめておくと良いでしょう。

構成を決める

家電LPの構成に必要な基本の要素は、次の通りです。

  • ファーストビュー
  • 問題提起
  • ベネフィット
  • 商品の紹介
  • 実績や事例
  • お客様の声
  • 導入の流れ
  • FAQ
  • クロージング

構成の順序や流れは、ユーザーの行動心理に寄り添った形を意識すると効果的です。必要な画像や動画の選定を行い、魅力的な見出しやキャッチコピーを用意しておきましょう。

構成のポイントについては、こちらで詳しく解説しています。

関連記事:売れるLPとは?構成や作成のポイントを徹底解説

デザインを決める

LPのデザインは、視覚的な印象や使いやすさを左右する重要な要素です。ブランドイメージに合った配色計画(カラースキーム)をたて、フォントの選定やわかりやすいレイアウトを構築しましょう。

また、デザインではデスクトップ向けとスマートフォン向けを用意する必要があります。異なるデバイスに対応できる「レスポンシブデザイン」を採用することもおすすめです。

関連記事:LP(ランディングページ)はレスポンシブデザインにすべき? スマホ対応の注意も紹介

コーディング

デザインが決定したら、HTML・CSS・JavaScriptなどの技術を使用し、デザインをWebページとして実装していきます。

この時、ページ読み込み速度の最適化や、メタタグ・見出しタグの適切な設定、W3C(World Wide Web Consortium)の基準に沿ったコーディングなど、基本のSEO対策も実施しましょう。

社内で本格的なデザインの実装やコーディングがむずかしい場合は、LP制作会社への外注も検討すると良いでしょう

関連記事:LP制作は依頼するべき?依頼した場合の費用相場や依頼先の選び方を解説

公開とテスト

完成したLPを公開する前には、リンクやフォームの動作確認、異なるデバイスやブラウザでの表示などのテスト、コンテンツの誤字脱字の修正を行う必要があります。

全体の動作がスムーズに行われるよう確認し、問題があれば修正してから公開しましょう。

押さえておきたい!家電LPのデザインのポイント

家電LPを制作する際に、押さえておきたいデザインのポイントを3点解説します。

機能面とベネフィットの提示のバランスをとる

家電のLPでは、性能や機能などスペックのアピールに注力しがちですが、実はユーザーは、製品の性能の優劣よりも、自分にどのような恩恵をもたらすのかを知りたいものです。

そのため、ユーザー目線でのベネフィットを伝えて興味を醸成した後に、機能面で他社との比較や数値を盛り込むことで、説得力を増すことができます

ベネフィットの強調には具体的な使用シーンの画像や動画を活用し、機能面の比較はグラフやチャートでわかりやすく表現することが重要です。

「Sマーク認証」で家電の安全性をアピール

Sマーク認証とは、家電など電気製品の安全基準をクリアした製品に与えられる第三者認証制度です。この認証を取得し、LPに掲載することで、製品の安全性や信頼性を高められます。

消費者に安心感を与えられるだけでなく、競合他社との比較ポイントとしてもアピールでき、購買意欲を刺激することにも貢献できるでしょう。

出典:製品安全認証 PSEとSマークについて|電気製品認証協議会(SCEA)

口コミ・レビュー掲載時は景品表示法を遵守する

景品表示法とは、消費者を誤解させることなく公正な表示を行うことを求める法律です。

家電LPで実際の利用者の声を掲載することは、信頼性を高める手段の一つですが、情報提供の公正性を保つ必要があります。

景品表示法に違反するような虚偽の口コミ・レビューを掲載すると、消費者が誤解し、製品の価値や性能に対する信頼を失いかねません。

適切な情報提供に努めることで、製品の信頼性とブランドの評価向上につながると考えられます。

出典:景品表示法 | 消費者庁口コミは法的措置の対象となるか|JARO

まとめ

家電LPでは機能や性能などスペックのアピールも必要ですが、あくまでユーザー目線のベネフィットを伝えることがポイントです。

家電LPの種類は多岐にわたるため、自社で扱う商材と似た分野のLPデザインを参考に、商品の魅力の伝え方や構成を検討すると良いでしょう。

なお、自社での制作が難しい場合は、LP制作会社へ外注することもおすすめです。

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