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デマンドジェネレーションキャンペーンとは?リード獲得から育成、成果最大化まで徹底解説

X編集部
更新日:2025.06.10 09:53
デマンドジェネレーションキャンペーンとは?リード獲得から育成、成果最大化まで徹底解説

デジタルマーケティングの競争が激化する現代において、見込み客の獲得は多くの企業にとって差し迫った課題です。

単に広告を出すだけでなく、顧客の購買意欲を高め、長期的な関係を築くための戦略が求められています。

そこで注目されているのが、デマンドジェネレーションキャンペーンです。

この記事では、デマンドジェネレーションキャンペーンの基礎やメリット・デメリット、戦略の立て方まで網羅的に解説します。

デマンドジェネレーションキャンペーンに興味をお持ちの方はぜひ最後までご覧ください。

目次

デマンドジェネレーションキャンペーンの概要

デマンドジェネレーションキャンペーンは、Google広告の新しいキャンペーンタイプであり、従来のファインド広告がアップグレードされたものです。

デマンドジェネレーションキャンペーンは、ターゲティング機能や配信面が拡充されており、これまでよりもリード獲得しやすくなった点が特徴です。

そもそもデマンドジェネレーションという言葉は、見込み客の育成を意味します。

自社の商品やサービスを知らない、あるいは興味を持ち始めたばかりの層の関心を高め、最終的に購入や契約へとつなげるための計画的な働きかけ全体を指しています。

広告配信だけにとどまらず、顧客が購入を決めるまでの各段階で役立つ情報提供や対話をおこない、長期的な信頼関係づくりを重視するものです。

見込み顧客の獲得から育成、そして最終的な商談へとつなげる一連のプロセスであり、とくに購買までの期間が長い商品においてその価値を発揮しやすいでしょう。

デマンドジェネレーションキャンペーンの配信面

デマンドジェネレーションキャンペーンでは、見込み顧客の購買プロセスに応じて多様な配信面を使い分けます。

各フェーズで最適なアプローチをするために、それぞれの配信面の種類を理解することが大切です。

  • オウンドメディア
  • ペイドメディア
  • ダイレクトチャネル

以下では、これらの配信面の詳細を解説します。

オウンドメディア

自社ウェブサイトやブログといったオウンドメディアは、デマンドジェネレーションキャンペーンにおいて欠かせない配信面です。

オウンドメディア、たとえば自社ホームページやブログは、顧客との継続的な接点構築と情報提供の拠点となります。

ブログ記事やホワイトペーパー、事例紹介など役立つコンテンツを発信することで、自社の専門性や信頼性を高めることが可能です。

これらの情報を継続的に更新することで潜在顧客の興味を引きつけ、リードへと転換させます。

ペイドメディア

広範囲に情報を届けるための配信面として、ペイドメディアと呼ばれる有料広告を活用します。その主な種類は以下の通りです。

種類 特徴
リスティング広告検索エンジンの結果ページに表示されるテキスト広告で、顕在層のニーズを捉えます
ディスプレイ広告ウェブサイトやアプリの広告枠に画像や動画で表示される広告で、幅広い層への認知拡大や潜在層へのアプローチに利用されます
SNS広告Facebook、X(旧Twitter)、LinkedInなどのソーシャルメディア上で配信される広告で、詳細なターゲティングにより特定の興味関心を持つユーザーにアプローチできます

これらの広告を通じて、自社の商品やサービスを知らない層に広く認知を促し、オウンドメディアなどへの誘導を促します。

ダイレクトチャネル

見込み顧客と直接つながる配信面として、ダイレクトチャネルがあります。その主な種類は以下の通りです。

種類 特徴
メールマーケティング獲得したリードに対して、パーソナライズされた情報やステップメールを配信し、段階的に購買意欲を高めていきます
ウェビナー(Webセミナー)オンラインでのセミナー開催を通じて、自社の専門知識を共有し、参加者の疑問を解消しながら、より深い関係性を構築します

これらのチャネルは、見込み顧客との対話を促し、具体的な商談へとつなげるための役割を担います。

デマンドジェネレーションキャンペーンのターゲティング方法

デマンドジェネレーションキャンペーンの効果を最大化するためには、適切なターゲティングが求められます。

「いつ頃・どの配信面で・どのような内容を届けるのか」これらの情報を見極めなければなりません。

以下では、実務で役立つターゲティング方法を3つ紹介します。

理想の顧客像(ペルソナ)と行動段階に応じたターゲティング

デマンドジェネレーションでは、理想の顧客像であるペルソナを詳細に設定します。

具体的には、そのペルソナが購買に至るまでの行動段階に応じて、年齢・性別・役職・居住地といった属性に分類します。

次に、ペルソナが抱える課題や購買に至るまでの心理的障壁などを深掘りすることで、より顧客に響くメッセージと適切なチャネルを選定できるようになるでしょう。

企業情報や担当者役職による絞り込み

BtoBビジネスにおいては、相手企業の業種や規模、所在地といった会社情報に加えて、担当者の役職も対象を絞り込む重要な手がかりとして活用されます。

たとえば「特定の業界の大企業の、意思決定権を持つ役職者のみに情報を届ける」といった精度の高いターゲティングが可能です。

届けたい層に適切に情報を届けられれば、リードの質も高まり、商談の成功にもつながりやすくなるでしょう。

既存顧客や類似ユーザー層へのアプローチ

一度ウェブサイトを訪れた人や、過去に資料請求をしたものの購入には至らなかった人などに対して、再度働きかけるアプローチも有効なマーケティング手段です。

またオーディエンス拡張の機能では「既存顧客や高確度の見込み客と類似する特性を持つ、別の新しいユーザー層」に向けて、効率的にアプローチすることも可能です。

これらの機能を活用することで、すでに興味を示している層の再活性化や、熱量ある顧客の開拓を実現します。

デマンドジェネレーションキャンペーンとほかの広告との違い

デマンドジェネレーションキャンペーンは、リード獲得と育成に特化したマーケティング手法で他の広告キャンペーンとは目的やアプローチが異なります。

ここでは、Googleディスプレイ広告、P-MAXキャンペーン、リスティング広告(検索連動型広告)との違いを明確にします。

リスティング広告(検索連動型広告)との違い

リスティング広告は、特定のキーワードを検索している、まさに「今」情報を求めているユーザーにアプローチするため、高いコンバージョン率が期待できます。

リスティング広告(検索連動型広告)と、デマンドジェネレーションキャンペーンの違いを以下の表にまとめました。

項目 デマンドジェネレーションキャンペーン リスティング広告(検索連動型広告)
アプローチ層潜在層から顕在層まで幅広くアプローチニーズが明確な顕在層が主な対象
アプローチ方法多岐にわたるチャネルで継続的にアプローチユーザーの検索行動時に検索結果へ表示される
強み潜在顧客の掘り起こし、中長期的な育成ニーズが明確な層への効率的なリーチ、高いコンバージョン率

デマンドジェネレーションが未来に向けての需要を作りだすのに対し、リスティング広告はすでにある需要に応えるという点が大きな違いです。

Googleディスプレイ広告との違い

Googleディスプレイ広告(GDN)は多様なユーザーへの認知拡大や、ウェブサイトへの誘導を主な目的とします。

Googleディスプレイ広告と、デマンドジェネレーションキャンペーンの違いを以下の表に示します。

項目 デマンドジェネレーションキャンペーン Googleディスプレイ広告(GDN)
主な目的リード獲得と育成による商談創出ブランド認知向上や広範なリーチ
ターゲティングより具体的なペルソナに焦点を当てる比較的広範な層を対象
成果指標リードの質、商談化率、ファネル全体の成果インプレッション、クリック数

GDNはデマンドジェネレーションの一部として活用されることもありますが、根本的な目的と指標には違いがあることを認識しておきましょう。

P-MAX広告(キャンペーン)との違い

P-MAXキャンペーンは、AIの自動最適化を最大限に活用し、Googleのすべての広告枠でコンバージョン数を最大化することを目指します。

P-MAX広告(キャンペーン)と、デマンドジェネレーションキャンペーンの違いを以下の表にまとめました。

項目 デマンドジェネレーションキャンペーン P-MAX広告(キャンペーン)
主な目的リード獲得と育成に特化し戦略的運用Google全チャネルでAIがコンバージョンを自動で最大化
メッセージ設計ペルソナやジャーニーにもとづき設計オーディエンスシグナルを基にAIが最適なユーザーを発見
主要成果指標リードの質、商談化率コンバージョン数、コンバージョン単価、広告費用対効果

P-MAXが効率的なコンバージョン数を追求するのに対し、デマンドジェネレーションはコンバージョンの質と商談化への道のりを重視するといえるでしょう。

デマンドジェネレーションキャンペーンのメリット

デマンドジェネレーションキャンペーンを導入すると、企業は単なるリード獲得にとどまらない、戦略的なビジネス成長を期待できます。

ここでは、デマンドジェネレーションキャンペーンで得られる主なメリットを5つ紹介します。

見込み客の質の向上

デマンドジェネレーションは、見込み客の興味や理解を深める育成プロセスです。

ある程度の時間をかけて認知を獲得することで、信頼度も高まり、購入意欲の高い見込み客が集まりやすくなります。

これにより、より具体的なニーズを持つ、質の高いリードの増加が期待できます。

結果として、その後の営業活動における成約率の向上にもつながるでしょう。

営業効率の改善が期待できる

質の高い見込み客に営業リソースを集中できるため、無駄なアプローチが減少し、活動の生産性が向上します。

マーケティング施策の成功により、顧客はすでに自社に対して好意的な状態であることが期待できます。

営業担当者は効果的なアプローチをおこなえるため、一人あたりの案件成約数の増加が期待できるでしょう。

長期目線で顧客との関係構築ができる

デマンドジェネレーションは、顧客との信頼関係構築を促進します。

顧客にとって価値ある情報提供を継続的におこない、抱えるニーズや課題に寄り添うことで、ロイヤルティの高い優良顧客へと育成できるでしょう。

これにより、安定した取引の継続やアップセルやクロスセルの機会創出にもつながります。

マーケティング投資対効果(ROI)の向上

質の高い見込み客への効率的なアプローチや、長期的な顧客価値の向上により、マーケティング費用に対する収益性が高まります。

広告費の削減や成約率の改善を通じて、投じた費用以上の成果を生み出せるでしょう。

データにもとづいた効果測定と改善を繰り返すことで、継続的に投資対効果を最大化し、マーケティング活動の費用対効果を客観的に示せます。

ブランド認知度の向上

価値あるコンテンツの提供や、多方面からの情報発信を継続することで、自社ブランドの存在感を高められます。

ターゲットとする顧客層に対して、製品やサービスの専門性や信頼性を効果的に伝えることで、ポジティブなブランドイメージを構築できるでしょう。

多くの人々にブランド名やその価値が認識されれば、競合との差別化を図りながら、選択肢として想起されやすくなります。

デマンドジェネレーションキャンペーンのデメリット

デマンドジェネレーションキャンペーンには多くのメリットがある一方で、導入や運用にあたってはいくつかのデメリットも理解しておく必要があります。

以下に、主なデメリットや注意点をまとめました。

成果獲得までに時間がかかる

デマンドジェネレーションは、徐々に購買意欲を高めていくプロセスであるため、すぐに成果に結びつきにくい側面があります。

検討期間の長い製品やサービスの場合、リード獲得から成約まで数か月から数年単位の期間を要することもあるかもしれません。

そのため、中長期的な視点での取り組み体制構築と、適切な人員配置が求められます。

運用に手間がかかる

デマンドジェネレーションキャンペーンでは、質の高いコンテンツを継続的に作成し提供する必要があり、その企画や制作には相応の時間と労力がかかります。

さらに、マーケティングオートメーションツールの設定や運用、取得したリードのデータ分析、各施策の効果測定と改善活動など、日常的な運用業務は多岐にわたります。

これらの活動を適切におこなうには、専門の担当者やチームによる継続的なリソース投入と、社内体制の構築が不可欠です。

専門的な知識とスキルが必要

効果的な戦略の立案や顧客の課題を解決する魅力的なコンテンツ作成、データ分析と改善など、デマンドジェネレーションの運用には多様な専門知識が求められます。

これらの知識やスキルを持つ人材の確保や育成が、キャンペーンを成功させるためのカギとなるでしょう。

社内リソースの確保が難しい場合は、外部の専門家やコンサルティングサービスの活用もおすすめです。

デマンドジェネレーションキャンペーン戦略の立て方

効果的なデマンドジェネレーションキャンペーンを実施するためには、計画的かつ戦略的なアプローチが不可欠です。

ここでは、効果的な戦略の立て方を紹介します。

具体的な目的と達成すべきゴールを設定する

キャンペーンを通じて何を達成したいのか、その具体的な目的を最初に明確に定めることが大切です。

たとえば、リード獲得数だけでなく商談化率や最終的な受注額など、達成すべき具体的な目、信頼関係を構築します。標数値を設定しましょう。

これらの明確なゴール設定は、その後の戦略立案や効果測定の軸となります。

ターゲット顧客(ペルソナ)を明確化する

どのような顧客に情報を届けたいのか、その人物像を具体的に描き出すペルソナを詳細に設定することが肝心です。

年齢や役職といった属性情報に加え、抱えている課題、情報収集の方法、購買に至るまでの心理的障壁などを深く理解することで、顧客に響くメッセージと適切なチャネルを選定できます。

カスタマージャーニーマップを設計する

設定したペルソナが、自社の商品やサービスを知り、購入に至るまでの思考や行動、接点を時系列で可視化するカスタマージャーニーマップを設計しましょう。

顧客の体験全体を俯瞰することで、途中で離脱させない一貫したコミュニケーション設計をおこなうことが可能になります。

効果的なコンテンツ戦略の策定と展開

カスタマージャーニーマップができたら、各購買段階にマッチするコンテンツを作成します。

ブログ記事や導入事例、ホワイトペーパーなど、顧客の課題解決や意思決定を助ける質の高い情報を用意しましょう。

作成したコンテンツを適切なタイミングとチャネルで提供することで、次の行動を促しやすくなります。

重要業績評価指標(KPI)の選定と計測方法

キャンペーンの目的達成度合いを測るためには、重要業績評価指標(KPI)の設定が不可欠です。

ウェブサイトへの訪問者数やリード獲得数、資料ダウンロード数など、重要な成果指標を選定し計測をおこないましょう。

計測結果にもとづいて課題点を発見し、改善策を講じることで、キャンペーン全体の成果が向上しやすくなります。

デマンドジェネレーションキャンペーンの画像・動画サイズの規定

デマンドジェネレーションキャンペーンでは、多様な配信面で効果的な広告を出すために、クリエイティブ素材の適切な準備が不可欠です。

広告の成果をあげるために、Googleの公式ガイドラインにもとづく、画像や動画などの推奨規定を理解しておきましょう。

なお、これらの仕様はGoogle広告のアップデートにより変更される可能性があります。

最新の情報はGoogle広告の公式ヘルプをご確認ください。(2025年月5現在の情報)

【画像】静止画広告の推奨サイズ

静止画は、ディスプレイ広告やSNS広告などでとくに活用されます。

デマンドジェネレーションキャンペーンの静止画広告の仕様は、以下の表を参考に準備してください。

アセットの種類 詳細な仕様と推奨事項
画像サポート枚:広告ごとに最大20枚までアップロード可能

【横長画像 】(1.91:1)
・最小サイズ: 600×314 ピクセル
・推奨サイズ: 1,200×628 ピクセル
・最大ファイルサイズ: 5 MB

【スクエア画像】(1:1)
・最小サイズ: 300×300 ピクセル
・推奨サイズ: 1,200×1,200 ピクセル
・最大ファイルサイズ: 5 MB

【縦向き画像】(4:5)
・最小サイズ: 480×600 ピクセル
・推奨サイズ: 960×1,200 ピクセル
・最大ファイルサイズ: 5 MB

【縦長画像】(9:16)
・最小サイズ: 600×1,067 ピクセル
・推奨サイズ: 1,080×1,920 ピクセル
・最大ファイルサイズ: 5 MB
※YouTubeショートでのみ配信されます。
広告見出し半角40文字(全角20文字)以内、最大5個
説明文半角90文字(全角45文字)以内、最大5個
ビジネス名半角25文字(全角12文字)以内、1個(必須)
スクエア形式のロゴサポート枚数:最大5個サイズ
ファイル形式:1:1(必須)
・最小サイズ: 128×128 ピクセル
・推奨サイズ: 1,200×1,200 ピクセル
・最大ファイルサイズ: 5120 KB
補足事項:Gmailでの表示では、円形にトリミングされるため、画像の四隅が一部切り取られる可能性があります。全体のおよそ21.46%が影響を受けることがあります。
CTA (行動を促すフレーズ)プルダウンリストから「自動」オプションを選択することが推奨されています。
引用:デマンド ジェネレーション キャンペーンのアセットの仕様とベスト プラクティス│Google

効果的な広告展開のために、異なる縦横比の画像を複数セットでアップロードすることがおすすめです。

なお、GIFファイルは動きのない画像として表示されることを理解しておきましょう。

【動画】動画広告の推奨サイズ

動画広告は、YouTubeやDiscoverなどでとくに効果を発揮します。以下の仕様を参考に、高品質な動画素材を準備しましょう。

デマンドジェネレーションキャンペーンの動画広告の仕様について、以下の表にまとめました。

アセット項目 主要規定 補足
動画動画の長さは横長、縦長、スクエアいずれも最低5秒以上
・ショート動画:最長1分 (30~60秒を推奨)
・横長、縦長動画:3分未満を推奨(長さ上限なし)
・スクエア動画:3分未満を推奨(長さ上限なし)
・動画の推奨解像度 (HD)
・ファイルサイズ: 最大256GB
【横向き】(16:9):1920×1080 ピクセル
【スクエア】(1:1):1080×1080 ピクセル
【縦向き】(9:16):1080×1920 ピクセルフォーマット:MPG(MPEG-2 または MPEG-4)
行動を促すフレーズ最大半角10文字(全角5文字)・従来の動画アクションキャンペーンの仕様とは異なる場合があります。
・スキップ可能なインストリーム広告フォーマットで使用されます。
広告見出し最大半角40文字(全角20文字)
長い広告見出し最大半角90文字(全角45文字)インフィード動画広告フォーマット (Discover および YouTube) で使用されます。
説明文最大半角90文字(全角45文字)従来の動画アクションキャンペーンの仕様とは異なる場合があります。
ビジネスの名称・1個 (必須)
・最大半角25文字(全角12文字) 以内
YouTubeでは、デフォルトでYouTubeチャンネルの名称が表示されます。
スクエア形式ロゴ・最大1個
・比率:1:1 (必須)
・サイズ最小:144×144 ピクセル
・推奨:1200×1200 ピクセル
・最大ファイルサイズ: 5120 KB
・Gmailで円形として表示される際、中央から21.46%、四隅から各3.38%がトリミングされることがあります。
・YouTubeでは、デフォルトでYouTubeチャンネルのロゴが表示されます。
サイトリンク(省略可)4個まで表示可能・スキップ可能なインストリーム広告フォーマットで使用されます。
・モバイルでのみ利用可能です。
引用:デマンド ジェネレーション キャンペーンのアセットの仕様とベスト プラクティス│Google

動画素材は、YouTubeにアップロード済みであることが必須です。

YouTubeで一般公開したくない動画は、限定公開設定でキャンペーンに利用できます。

【カルーセル広告】推奨サイズ

カルーセル広告は、複数の画像や動画をスライド形式で表示できるため、商品のラインナップ紹介やストーリー性のある表現に適しています。

広告レベルのアセットの仕様は以下のとおりです。

アセット項目(広告レベル) 仕様規定
広告見出し  半角 40 文字(全角20文字)以内   どのカードが表示されているかに関係なく、表示する広告見出しを含めます。
説明文半角 90 文字(全角45文字)以内   どのカードが表示されているかにかかわらず、表示する説明文をアップロードします(各カードの説明文はアップロードできません)。
最終ページ URL自動生成された表示 URL が管理画面に用意されています。
ビジネスの名称・1 個(必須)
・半角25文字(全角12文字)以内

カードレベルのアセットの仕様は以下のとおりです。

アセット項目(カードレベル) 仕様規定
画像  半角40文字(全角20文字)以内   どのカードが表示されているかに関係なく、表示する広告見出しを含めます。
広告見出し半角90文字(全角45文字)以内   どのカードが表示されているかにかかわらず、表示する説明文をアップロードします(各カードの説明文はアップロードできません)。
最終ページ URL自動生成された表示 URL が管理画面に用意されています。
ビジネス名・1個(必須)
・半角25文字(全角12文字)以内
ロゴ (スクエア形式)・最大1個
・サイズ: 1:1(必須)
・最小サイズ:144×144
・推奨サイズ:1200×1200
・最大ファイルサイズ:5120 KB
・Gmail で円として表示される場合、全体で 21.46% がトリミングされるため(灰色の影付きの領域)、4隅のそれぞれでおよそ5.36% がトリミングされます。
行動を促すフレーズ (CTA)プルダウンリストから [自動] オプションの選択を推奨
引用:デマンド ジェネレーション キャンペーンのアセットの仕様とベスト プラクティス│Google

カルーセル広告では、個別のカードが不承認となっても、残りの有効なカードは通常通り配信が継続されます。

デマンドジェネレーションキャンペーンの設定方法

デマンドジェネレーションキャンペーンの設定は、Google広告の管理画面からおこなえます。

具体的な手順は以下のとおりです。

  1. キャンペーンの目標設定: まず、キャンペーンで達成したい目標(リード獲得、ウェブサイトのトラフィック増加など)を設定します
  2. キャンペーンタイプの選択: 新しいキャンペーン作成時に「デマンドジェネレーション」を選択します
  3. 予算と入札戦略の設定: 予算を設定し、目標コンバージョン単価や目標ROASなど、目標にあう入札戦略を選びます
  4. 地域と言語のターゲティング: 広告を配信したい地域と言語を設定します。
  5. アセットグループの作成: 広告見出し、説明文、画像、動画などのクリエイティブアセットをアップロードします
  6. オーディエンスシグナルの追加: 既存顧客リストや、ターゲットとするユーザー層の興味関心などのヒントを提供します
  7. キャンペーンの確認と公開: 設定内容を確認し、キャンペーンを公開します

より詳細な手順については、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:Google広告のデマンドジェネレーションキャンペーンとは。ファインドの違いとキャンペーン設定・ターゲット設定を徹底解説

 まとめ

デマンドジェネレーションキャンペーンは、商品やサービスにまだ気づいていない潜在顧客の関心を引き出し、購買へと導くための包括的なマーケティング戦略です。

この戦略を導入すると、リードの質向上や営業効率の改善、ブランド認知度の強化といったメリットを享受できます。

ただし、成果が出るまでに時間がかかったり、専門的な知識と運用リソースが必要だったりといった側面もあるため、あらかじめ理解しておきましょう。

デマンドジェネレーションキャンペーンの全体像を理解し、その特徴や運用ポイントを把握することで失敗しない広告運用が叶います。

デマンドジェネレーションキャンペーンを適切に活用し、自社のマーケティングを強化しましょう。

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