ECサイトの運営では、個別商品の通販LPを作成すると売上アップに効果的です。売り出したい商品を効率よく押せる上に、検索の手間が省けるためユーザーファーストでもあります。今回は、売れる通販LPを作成するポイントや、よくある疑問について紹介します。
通販LPを作って広告の遷移先に設定する理由
広告から直接ECサイトへ遷移せずにLPにつなげる理由は、成約につながる可能性が高まるためです。ある商品の広告をクリックしてECサイトのトップページに飛んでしまうと、ユーザーは再度サイト内で商品ページを探す手間が生じます。
回遊するうちに興味関心が薄れ、検索が面倒になり、離脱してしまうでしょう。広告をクリックした後、即欲しいと思える商品ページが出てくれば、購買行動を取る可能性が高いです。
通販LPのメリット
商品単品のLPを制作するメリットは次の2つです。
- 商品を効率的にアピールできる
- ユーザーが検索する手間を省ける
商品紹介に割く場所的な制約が少なくより多くの情報を届けられます。また、はじめのクリック1回で問い合わせページに誘導できるため、ユーザーが検索する手間を省けます。その結果として、売上アップに繋がるでしょう。
商品を効率的にアピールできる
商品個別のLP作成によって、1ページ全体を使って大々的に売り出したいアイテムの宣伝ができます。ECサイトのトップページでは特定の製品にスポットを当てたセールスが難しく、購入につなげにくい側面があります。
皆さんなら、欲しいアイテムが商品一覧の一部にあるページと、1ページ内で詳細に紹介されているLP、どちらをクリックしたいと感じるでしょうか。
特徴や効果・口コミなど商品に関する情報が集積されたLPの方が、ユーザーの心情に訴求でき、購入や申し込みにつながりやすいです。
ユーザーが検索する手間を省ける
通販LPは検索時の手間が少ないため、ユーザーの途中離脱を防げます。ページ同士を遷移すると、面倒さを理由に検索行動を諦めてしまう人も少なくありません。
通常のECサイトだと広告やリンクがあちこちに貼られますが、LPの場合はCV(注文・申し込みなど)につながるリンクしか設置しません。したがって、多くのユーザーを注文フォームまで流し込めるのです。
売れる通販LP作りのための5つのポイント
売れる通販LPを作るためには、意識すべきポイントが5つあります。
- 口コミや商品レビューを掲載する
- ファーストビューでユーザーの心をつかむ
- 客観的に信憑性が高い情報を入れる
- キャンペーン情報は積極的に発信する
- ボタンの大きさやカラーなど細部までこだわる
魅力的なキャッチコピーを作るだけでは、効果は期待できません。必要な要素を把握し、自社の通販LPに取り入れましょう。
口コミや商品レビューを掲載する
口コミやレビューは購入を検討する人のよい判断材料となるため、積極的に掲載しましょう。
LP制作時に設定したペルソナの属性と近いものを選んで、掲載するのがポイントです。第三者の評価は、ユーザーの興味を大きく左右するほど、購入を占う重要な要素です。
親近感を湧かせるため口コミに顔写真を乗せたり、SNSのキャプチャを掲載したり、手書きのレビューや動画を投稿したりといった施策も挙げられます。
ファーストビューでユーザーの心をつかむ
ユーザーが通販LPに到達したときに最初に目がいく「ファーストビュー」にこだわることはとても大切です。
LPは通常、上から下へ向かって読み進めていきます。
ファーストビューで違和感を持たれる、または魅力がないと判断されてしまうと離脱を招きます。いくら素晴らしい商品を提供していてもLPを読み進めてもらえず、購入に繋がらなくなってしまうため、パッと見の第一印象にはこだわり抜いてください。
ファーストビューには文章だけでなく、画像やカラーなどデザイン面も含まれます。キャッチコピー以外の、使用する画像・コーポレートカラーとの整合性・権威付けなども考慮しましょう。
客観的に信憑性が高い情報を入れる
ユーザーに「このLPの内容は信頼できるから、商品を買ってみようかな」と思わせるには、情報の信頼性をいかに出せるかが重要です。
利用者から寄せられたレビューを紹介するほか、監修者や有識者の意見を載せるなどの手法があります。化粧品の通販LPに皮膚科医監修と記載があると、信頼感がグッと増すでしょう。
信頼性を出すには、第三者からの意見を載せるのがポイントです。
キャンペーン情報は積極的に発信する
「初回無料」や「初回50%割引」など、通販LPではキャンペーン情報を積極的に発信するのが有効です。新規購入やキャンペーン期間中の購入はお得だと伝え、購買意欲を喚起します。
商品自体は同じでも、特別な価値を上乗せすると購入を迷っているユーザーの背中を押せます。ユーザーが知りたいのはキャンペーンによって何が得られるかのため、具体的なベネフィットはわかりやすく見やすい場所でアピールしましょう。
ボタンの大きさやカラーなど細部までこだわる
売れる通販LPを制作するためには、デザイン面やクリエイティブ面などの細かい部分までこだわりが必要です。CTAボタンはユーザーに探させないようにするため、大きさや見やすさに気を遣いましょう。
ページのグリッドと異なる丸型ボタンを導入して意図的にユーザーの視線を集める、四角いボタンでスタイリッシュさを強調する、などの方法もあります。
テキストは同じでもボタンの色を変更すると、ガラッと印象が変わるケースも少なくありません。ユーザーに与えたい印象を考慮して、使うカラーを選びましょう。
通販LPでよくあるQ&A
通販LPの制作がはじめて、もしくは外注に任せっきりだと、一から構築するにはどうすべきかわからないケースもあるでしょう。コスト面や効率化を重視したいなら、無料作成ツールの使用やデザイン参考サイトの利用がおすすめです。
制作代行会社を使う場合、求めるレベルによって費用感に差があります。ここでは作り方や参考サイトの種類、費用相場など通販LPでよくある質問と回答を紹介します。
通販LPの作り方は?
通販LPを自社で作成する場合、費用面・時間面のコスト削減に寄与する、LP作成ツールの使用がおすすめです。数あるLP作成ツールの中でも有名なペライチは、テンプレートが豊富でデザイン性に富んだ制作が可能です。
アクセス解析機能付きで戦略的なWebサイト設計もできるため、Web制作の知識がない方でも安心して使えます。ただしデザインの変更には限度が設けられ、月間閲覧回数に制限があるため、自由度の高いサイト作りや大規模なLPの構築には向いていません。
無料プランで1ページの制作が可能のため、お試し利用にもおすすめです。ペライチの作り方や事例に関して知りたい方は次のページをご覧ください。
関連記事:【画像付き】ペライチを使ったLP(ランディングページ)の作り方や事例まとめ!
関連記事:ランディングページ作成ツールとは?メリットや無料で試せるツールを紹介
デザインの参考サイトを教えて?
さまざまなLPデザインを一覧形式でまとめたサイトがあります。良質なデザインを探し、LP制作の参考にしましょう。効果的なデザインを取り入れることでユーザー体験の向上につながり、コンバージョン率や滞在時間が向上する可能性が高まります。
ランディングページのデザイン参考サイトでおすすめなのは、次の2つです。
- ランディングページ集めました。:件数が多く、比較検討しやすい
- LP advance:印象的なLPコレクションが豊富
通販LP制作にかかる費用相場は?
制作会社に依頼をかけたときの費用相場は、30万円〜60万円が目安です。デザイン度外視でとにかく格安にLPを作りたい方は、10万円以下での発注も可能です。
10〜30万円にグレードを高めると、ターゲットごとのデザインにも対応してくれます。
30〜60万円程度の場合、テンプレートを使用しないオリジナルデザインのLPが多くなります。コンバージョンを高める戦略設計から行う制作会社も増えてきます。
60万円以上は、複雑な動きを伴った高度なLPを作りたい人向けのプランです。
通販LPを作る効果は?
通販LPの制作によって、売上アップにつながります。特定の商品に興味を持つユーザーに対して、求める情報をピンポイントで提供できるからです。ECサイトの商品一覧では、欲しいアイテムの詳細な特徴やレビューなどがわかりません。
また通販LPは、キャッチコピーやCVボタンの位置・色・大きさを作り込めるので、コンバージョンにつなげやすいといったメリットもあります。
通販LP作成時の注意点は?
通販LP作成時は誇大広告や医療広告ガイドラインへの違反・著作権侵害などを起こさぬよう注意が必要です。
通販LPは売上アップが主たる目的のため、セールス感を強く押し出すあまり、法的な認識が甘くなることもあります。コンプライアンス遵守の意識を持つ必要があるのは、通常のWebページと変わりません。
画像や口コミ等を引用する場合、引用元について適切な形で表示してください。無断転載で他者の著作権を侵害してしまい、訴訟に発展する恐れもあるためです。
売上最大化にはECサイトだけでなく通販LPも必要
商品の売上拡大を図るなら、ECサイト本体だけでなく通販LPの構築も求められます。通販LPなら1ページ丸ごと使って商品のよさを訴求できる上に、商品一覧ページを挟まないのでユーザーの離脱を防げます。
効果を出す通販LPの作成には、ユーザーに刺さるファーストビューやボタンの色・大きさなど細部へのこだわりが必要です。ノウハウや実績を持つ制作代行会社を活用して、コスト以上の成果を得ましょう。
弊社クロスバズのバズLPは、売れるストーリー設計の構築に時間をかけています。入念なヒアリングや市場分析で顧客に求められる要素を把握し、目標の達成にはどのような施策を取るべきか考えます。
人間の心理を踏まえた分析力にも定評があるため、ぜひお気軽にご相談ください。