ランディングページ(LP)は、商品・サービスの購入や申込み、資料ダウンロードなど特定のアクションを促すことに特化したページです。
ユーザーへの訴求力が高いことから、さまざまなビジネスで活用されているため、「自分でも作れるのかな?」「簡単な作り方を知りたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
基本の作り方に沿って進めれば、ランディングページ(LP)を自分で作ることは可能です。
今回は、ランディングページ(LP)の作り方や作る際のポイントと、自主制作・外注の方法まで徹底解説します。ランディングページ(LP)作りに関する疑問の解消に、ぜひ役立ててください。
目次
- 1 ランディングページ(LP)とは?
- 2 ランディングページ(LP)の基本的な作り方【初心者向けに8STEPで解説】
- 3 ランディングページ(LP)を自分で作る方法
- 4 ランディングページ(LP)を外注して作る方法
- 5 ランディングページ(LP)構成の作り方を簡単に解説
- 6 ランディングページ(LP)作りの3つのポイント
- 7 ランディングページ(LP)を作ったあとに実施すること
- 8 ランディングページ(LP)を制作する時に気を付けるべき2つの注意点
- 9 ランディングページ(LP)作成を依頼する際の費用相場
- 10 売れるランディングページ(LP)を作るには?
- 11 成果を生み出すランディングページ(LP)制作なら、クロスバズへ!
- 12 まとめ
ランディングページ(LP)とは?
ランディングページは、訪問者が検索結果や広告を通じて最初にアクセスするWebページのことで、ユーザーが何かのキーワードで検索した際や、広告をクリックした時に目にするページです。
特に、訪問者の特定のアクション、たとえば商品の購入やメール登録などを促す目的で作られており、縦長のレイアウトで情報を効率的に伝えるデザインが多く見られます。
そのため、訪問者を特定の行動に導くことを主眼としたページデザインが求められます。
ランディングページ(LP)の基本的な作り方【初心者向けに8STEPで解説】
さっそく、ランディングページ(LP)の基本の作り方を8ステップで解説していきます。
- 目的・ゴールを決める
- 数値目標(KGI・KPI)を設定する
- ペルソナ設定と訴求軸を考える
- 構成・ワイヤーフレームを作成する
- デザインを決める
- 文章・画像を用意する
- コーディングを行う
- 完成チェックと公開
用語の説明や具体例も紹介しながら分かりやすく説明していくので、全体の流れを掴みつつ、ぜひ実際に手を動かしながら進めてみてください。
ランディングページ(LP)を作るメリットや役割については、こちらもあわせてご覧ください。
関連記事:なぜLP(ランディングページ)が必要?役割や用途、作成のメリットを簡単に解説
ランディングページの作り方1:目的・ゴールを決める
ランディングページ(LP)を作成する前に、運用の目的やゴールを明確に決めることは、LPの効果を最大化するために重要なステップです。
目的やゴールを明確にすることで、ランディングページ(LP)のデザインやコンテンツの方向性を定められます。
具体的には、目的やゴールとして何を達成したいのか、どのような行動を促したいのかを明確にしましょう。
たとえば、BtoB(企業間の取引)向けのランディングページ(LP)では、次のような目的で運用されるケースが多く見られます。
- 資料請求ダウンロード
- メルマガ登録
- お問い合わせ など
BtoC(企業と一般消費者間の取引)向けの場合、次のような目的が一般的です。
- 商品の購入・申し込み
- 入力フォームの送信 など
目的によって、ランディングページ(LP)に盛り込むべき情報も変わってくるため、まずは運用の最終ゴールを決めましょう。
ランディングページの作り方2:数値目標(KGI・KPI)を設定する
ランディングページ(LP)運用の目的・ゴールを決めたら、数値目標(KGI・KPI)を設定しましょう。
KGI(Key Goal Indicator)は、ビジネスの中心的な目標を表す指標であり、KPI(Key Performance Indicator)は、その目標を達成するための具体的な成果を表す指標です。
数値目標を設定することで、ランディングページ(LP)の成果を定量評価できるようになり、目標に向かって改善しやすくなります。
具体的な設定方法は、最初に決めた目標を数値化したKGIを決め、KGIから逆算してKPIを定めます。
KGI・KPIの設定例は、次のとおりです。
KGI | KPI |
---|---|
商品購入数10件 | ・ページビュー数(PV数):1,000 ・コンバージョン率(CVR):1% など |
お問い合わせ数20件 | ・ページビュー数(PV数):400 ・コンバージョン率(CVR):5% など |
コンバージョン率(CVR)とは、行動転換率のことです。成約など定めたアクションが達成された割合を意味します。ここでは、「PV数×CVR=KGIの数値」となるよう算出しています。
ランディングページ(LP)のKPIには、ほかにもセッション数(ユーザーの訪問数)や平均滞在時間(ユーザーが滞在した時間の平均)などがあります。
なお、コンバージョン率などの各指標の水準は、取り扱う商材や業種などによっても異なるため、下記のような業界平均データなどを参考にしつつ、自社にとっての適正値を検証すると良いでしょう。
ランディングページの作り方3:ペルソナ設定と訴求軸を考える
コンバージョン率の高いランディングページ(LP)を作るためには、ターゲットユーザーのニーズや課題に対して訴求することが大切です。
ターゲットのニーズや課題を理解するために必要なのが、ペルソナ設定です。ペルソナとは、理想の顧客として設定する架空の人物像を意味します。
ターゲットとするユーザーの年齢・性別・職業・趣味・関心事などを、できるだけ具体的に設定することで、そのユーザー像に合わせたコンテンツやデザインの作成につながります。
例として、「高級目元美容液を販促する場合」のペルソナ像を、次のように設定したと仮定します。
年齢:35歳 性別:女性 職業:建設会社の事務 家族構成:夫、10歳と7歳の娘と4人で暮らしている 世帯年収:夫婦共働きで800万円 関心事:SNSでコスメ情報を調べるのが好き、海外旅行、韓国アイドル |
このようなペルソナの詳細を設定することで、ランディングページ(LP)の訴求軸として「SNS口コミで人気」「海外アイドルやセレブも愛用している」を加えるなど、ターゲット層の興味を引くようなキーワードや情報の選定をしやすくなります。
ランディングページの作り方4:構成・ワイヤーフレームを作成する
ここまでに決めた数値目標・ペルソナ・訴求軸をもとに、ランディングページ(LP)の構成・ワイヤーフレームを作成していきます。
構成では、キャッチコピー・画像・入力フォーム・行動喚起ボタン(CTA)など、何の要素をどのような順序・配列で表示するかを決めましょう。
構成をシンプルな図形などを用いて可視化したものが、ワイヤーフレームです。ワイヤーフレームでレイアウトの大枠を決めておくことで、制作の段階で変更点が発生した場合なども、修正しやすくなります。
ランディングページ(LP)のワイヤーフレームの基本の形は、ページで最初に目にする領域の「ファーストビュー」、中間部分の「ボディ」、下部の「フッター」となります。
ファーストビューには商品名・商品画像・CTAボタン・キャッチコピーなどを配置し、ボディでユーザーにとってのベネフィットや商品の特徴などを説明していきます。
フッターには、主に運営会社の情報やプライバシーポリシーなどの情報を掲載します。また、ページ上部の「ヘッダー」に、タイトルやCTAボタンを設置する場合もあります。
ワイヤーフレームは、手書きで作成するほか、デザインツールなどで作成する方法もあります。デザインツールについては次章で解説しています。
また、売れるランディングページのテンプレートやワイヤーフレームの作り方について知りたい方は、下記の記事も合わせてお読みください。
関連記事:【必見】売れるランディングページの構成テンプレート2選!
関連記事:LPのワイヤーフレームの作り方とは?作成手順や費用相場も解説
ランディングページの作り方5:Photoshopやcanvaでデザインを決める
作成したワイヤーフレームに、配色・フォント・アイコンなどのデザイン要素を加えていきます。
ランディングページ(LP)のデザインはコンバージョン率にも影響するため、魅力的な外観と使いやすさを両立させることが重要です。
また、ランディングページ(LP)は、パソコン・スマートフォン・タブレットなど、ユーザーが使用する端末に応じて表示を最適化する「レスポンシブデザイン」に対応させる必要があります。
ワイヤーフレームをもとに、それぞれの端末におけるデザインを作成しておきましょう。
スマートフォン向けのデザインについては、こちらも参考にしてください。
関連記事:スマホ向けLPのデザインまとめサイト7選!売れるLPのポイントとは?
ランディングページの作り方6:文章・画像を用意する
作成したランディングページ(LP)のデザインに必要な文章・画像を用意します。
文章は、ペルソナを意識したキャッチコピーや説明文を作成し、そのペルソナにとって有益で興味を引きそうな内容を盛り込むと良いでしょう。
画像は、目的に応じた適切な画像を使用する必要があります。ランディングページ(LP)の品質や印象に関わるため、高解像度・オリジナルの画像を用意することをおすすめします。
関連記事:LPライティングとは?コツや外注費用などを初心者向けに分かりやすく解説!
ランディングページの作り方7:コーディングを行う
デザイン・文章・画像をもとにコーディングを行い、実際のランディングページ(LP)を作り上げるステップです。
ランディングページ(LP)のコーディングには、HTML・CSS・JavaScriptなどのマークアップ・プログラミング言語と、サーバーやドメイン・開発環境に関する知識が必要です。
HTMLはWebページの構造を表現するマークアップ言語であり、各要素をタグで囲むなどして使用します。
CSSはWebページのスタイルを指定するためのプログラミング言語で、文字の大きさ・色・レイアウトなどを指定する際に使用します。
JavaScriptは、動的なエフェクトやフォームの入力チェック(バリデーション)の機能の追加などに用いられるプログラミング言語です。
開発環境として、コーディングやプレビューを行うためのプラットフォームの用意と、ランディングページ(LP)を公開・運用していくためのサーバー・ドメインの登録も必要です。
なお、LP制作ツールなどのテンプレートを使う場合はコーディング不要ですが、基本的なHTMLやCSSの知識があると、カスタマイズや修正などがしやすくなります。
コーディングソフトや、コーディング不要のLP制作ツールについては、次章で詳しく解説しています。
関連記事:LPのコーディングにかかる費用や時間は?外注依頼時の9つのポイントも解説
ランディングページの作り方8:完成チェックと公開
コーディングが完了したら、作成したランディングページ(LP)の内容や動作などを確認します。公開前にチェックするポイントは、次のような箇所です。
【コンテンツ内容の確認】
- 文章の誤字脱字・表記ゆれはないか
- 仮のテキスト・画像が残っていないか
- 会社情報・電話番号などが正確か など
【表示と動作の確認】
- リンク切れがないか
- 入力フォームが正しく動作するか
- SNSシェアボタンが動作するか など
【SEO関連の設定の確認】
- SSL設定をしたか
- titleタグ・descriptionタグを設定したか
- サイトマップを送信したか
- アクセス解析ツールの設定を行ったか など
これらのチェックポイントを確認し、問題がなければ公開用のサーバーへアップロードします。
ランディングページ(LP)を自分で作る方法
ランディングページ(LP)を自分で作る場合、デザイン・コーディングソフトを用いて作る方法と、コーディング不要のLP制作ツールを使う方法があります。
- デザインツール・コーディングソフトを用いて作る
- LP制作ツールやアプリ(無料・有料)を用いて作る
それぞれの方法のメリットと費用目安をご紹介します。
デザインツール・コーディングソフトを用いて作る
まずは、開発環境から用意し、デザインツール・コーディングソフトを用いて自分で作る方法です。
FigmaやSketchなどのデザインツールでデザインを作成し、そのデザインをもとに Visual Studio Codeなどのコーディングソフトを用いてコーディングを行います。
デザインツール・コーディングソフトを用いて作る方法のメリットは、自分の希望するデザインや機能を制限なく自由に搭載できる点です。
デザインをテンプレートではなく自作することで、他のサイトとの差異化を図り、ユーザーに印象的な体験を提供できます。
無料のツール・ソフトもあるため、開発自体の費用は抑えて、サーバー・ドメイン費用のみで作ることも可能です。
ただし、この方法はコーディングやデザインのスキルが求められるため、初心者にとってはハードルが高く感じるかもしれません。また、イチから自分で作ると時間がかかり、制作期間が長くなる可能性もあります。
デザインツール・コーディングソフトを用いて作る方法は、独自のLPを作りたい人におすすめですが、初心者や時間がない場合は、次に紹介するLP制作ツールを使用する方法の方が効率的といえます。
LP制作ツール(無料・有料)やアプリを用いて作る
ランディングページ(LP)を自分で簡単に作るのであれば、LP制作ツールを用いて作る方法が良いでしょう。
LP制作ツールとは、テンプレートやテーマをカスタマイズするだけでランディングページ(LP)が作れるサービスです。代表的なLP制作ツールとしては、ペライチ・Wix・ジンドゥー・WordPressなどがあげられます。
LP制作ツールを使用するメリットは、デザインやコーディングに詳しくない人でも、簡単な操作で作成できることです。また、自動でレスポンシブデザインに対応できるツールや、基本のSEO対策が搭載されているツールなどもあります。
費用はツールによって無料・有料とあり、それぞれ機能・サポート体制などが異なります。
LP制作ツールを活用すると手軽にランディングページ(LP)を作れる一方で、テンプレートを使用するため、独自の機能の搭載や表現の幅には限度がある点には注意が必要です。
多彩な表現や高品質なランディングページ(LP)を目指したい場合には、次章で紹介する外注の方法も検討してみることをおすすめします。
関連記事:【無料】ランディングページ作成ツール3選!使うメリットや使うメリットも
ランディングページ(LP)を外注して作る方法
ランディングページ(LP)を外注して作る方法には、下記3つの方法があります。
- ランディングページ(LP)制作会社へ依頼する
- フリーランスへ依頼する
- 部分的に外注する
それぞれの方法のメリット・依頼の流れ・費用目安をご紹介します。
ランディングページ(LP)制作会社へ依頼する
ランディングページ(LP)制作会社へ依頼するメリットは、専門的な知識や経験にもとづいた高品質なLPを作成できることです。
ユーザーの心理やマーケティング戦略に精通している制作会社であれば、自分で作るよりも訴求力の高いランディングページ(LP)を実現できます。
また、外注することで時間や労力などのリソースを、商品開発などコアビジネスへまわせるのも大きな利点です。
ランディングページ(LP)制作会社へ依頼する流れは、まずは見積もりを取り、予算や納期などの条件を確認します。
契約完了後、制作会社側からLPの構成・デザイン・コンテンツなどの提案があり、必要に応じて文章や画像を用意します。打ち合わせを重ねながら修正や調整を行い、最終的に納品となります。
費用は制作会社によって異なりますが、一般的には1ページあたり5万〜50万円程度が目安です。そのほか、オプションとしてコンテンツ作成・SEO対策・アクセス解析などを依頼することも可能です。
ランディングページ(LP)制作会社の選び方については、こちらもあわせてご覧ください。
関連記事:ランディングページ制作会社10社を比較!選ぶポイントや費用相場なども紹介
フリーランスへ依頼する
フリーランスのデザイナーやエンジニアにランディングページ(LP)の制作を依頼するメリットは、比較的リーズナブルな価格で高品質な制作物を受け取れることです。
依頼の流れは、求人情報サイトやクラウドソーシングなどでフリーランスを探し、ポートフォリオやレビューなどを確認してから、コンタクトを取ります。納期・予算・作業範囲などの条件があえば、正式に依頼をして制作開始となります。
費用は個々で異なりますが、日本国内のフリーランスにランディングページ(LP)の制作を依頼する場合、数万円から数十万円程度の費用がかかることが一般的です。
部分的に外注する
ランディングページ(LP)制作において、すべての部分を外注するのではなく、一部を外注する方法もあります。
部分的に外注するメリットは、自分でできる部分は自分で行うことでコストや手間を抑えつつ、制作会社やフリーランスの専門性の高さも取り入れられる点です。
依頼の流れは、まずは自分で行う部分と外注する部分を決め、外注する業者を選定します。外注する部分について具体的な作業範囲・納期・費用などを決め、契約を結びます。
部分的に外注する費用の目安は、外注する部分によって大きく異なりますが、基本的にはLP全体を依頼するよりも安く依頼できるケースが多いです。
ただし、契約内容や外注する範囲によっては費用が上がることもあるため、しっかりと契約内容を確認する必要があります。
ランディングページ(LP)構成の作り方を簡単に解説
ランディングページ(LP)構成の作り方について下記7つの項目から簡単に解説していきます。
- インパクトあるキャッチコピーやビジュアルのファーストビュー
- 共感を呼ぶ文言で悩みを明確化
- 商品の特徴を紹介
- 中間部分にコンバージョン設計
- 商品を通して得られるベネフィット紹介
- 実際に利用している人の声
- 再度コンバージョン設計
インパクトあるキャッチコピーやビジュアルのファーストビュー
ランディングページの最初の印象は成功の鍵です。明確で魅力的なメインビジュアルは、訪問者の注目を引きつけます。
同様に、ダイレクトで響くキャッチコピーはメッセージを即座に伝える力を持っています。
また、初回訪問でアクションを起こす訪問者向けに、効果的なコンバージョン設計を取り入れることで、成果を最大化することができます。
関連記事:【応用可能】LP(ランディングページ)に使えるキャッチコピーの例や作り方を一覧で紹介!
関連記事:LPのファーストビューとは?重要性やサイズについて事例付きで解説!
共感を呼ぶ文言で悩みを明確化
ランディングページの効果を高めるためには、訪問者の心に響く文言が不可欠です。
ユーザーの気持ちや悩みを代弁するような言葉を選び、実際の体験や感情に基づいたフレーズを使用することで、訪問者との共感を深めることができます。
この共感が、アクションを促す強力なトリガーとなるのです。
商品の特徴を紹介
効果的なランディングページには、商品の特徴を明確かつ簡潔に伝えるセクションが不可欠です。
文章だけでなく、図や表、鮮明な写真を活用することで、商品の魅力を視覚的に強調し、訪問者の理解を深めることができます。
情報を整理し、瞬時に商品の強みが伝わるようデザインを工夫しましょう。
中間部分にコンバージョン設計
ランディングページの中間部分も、コンバージョンのキーポイントとなり得ます。
ここにCTAボタン(Call to Action)を配置することで、訪問者の興味が途切れる前にアクションを促すことができます。
適切なタイミングでのCTAボタン設置は、離脱のリスクを軽減し、効果的な結果を導き出すための重要な戦略です。
関連記事:LPのCVボタンデザインの7つの要素とは?デザイン考案のポイントと参考事例
商品を通して得られるベネフィット紹介
商品の特徴だけでなく、それによって得られるベネフィットの紹介はランディングページの要となります。
商品の核心的な魅力と、それを使用した際にユーザーが体験できる明確なメリットを簡潔に伝えることで、訪問者の購買意欲を効果的に高めることができます。
商品の価値を明確にし、ユーザーのライフスタイルにどうフィットするのかを示しましょう。
実際に利用している人の声
訪問者の購買意欲を刺激する有力な手段として、実際の利用者の声をフィーチャーすることが推奨されます。
具体的な利用者の年齢や写真を掲載することで、情報の信頼性を大幅に向上させることができます。
さらに、実際の利用状況や結果を示す実証データを併せて提供することで、訪問者への説得力を強化しましょう。
関連記事:LPの「お客様の声」の本当の効果とは?ポイント・集め方を徹底解説
再度コンバージョン設計
ランディングページの終盤でも、再度のコンバージョン設計は欠かせません。CTAボタンを再配置することで、まだ行動を起こしていない訪問者にもう一度アクションを促すチャンスを生むことができます。
情報を十分に受け取った後のこの時点で、訪問者のコンバージョン意欲が最も高まる可能性があります。
締めの部分でしっかりと訴求し、ユーザーの行動を促進しましょう。
ランディングページ(LP)作りの3つのポイント
成果につながるランディングページ(LP)を作るためには、次の3つのポイントを押さえることが大切です。
- ユーザー視点を意識したコンテンツを目指す
- 見やすく分かりやすいデザインを心がける
- アクションへの誘導を意識した設計にする
それぞれ詳しく説明します。
ユーザー視点を意識したコンテンツを目指す
ランディングページ(LP)では、訪れたユーザーの興味を引き、アクションを促すコンテンツを提供することでコンバージョンにつながりやすくなります。
あくまでも購買・導入を決めるのはユーザーであるため、ユーザーが求める情報やニーズを正確に把握し、それを反映したコンテンツを作成する必要があります。
ランディングページ(LP)を作る際には、どうしても商品・サービスの機能や性能の高さばかりをアピールしがちですが、ユーザーにとってのベネフィットや課題を解決できた未来を提示することを忘れないようにしましょう。
見やすく分かりやすいデザインを心がける
ランディングページ(LP)は短い時間で訴求内容を伝え、行動に移してもらうことを目的としているため、分かりやすさやシンプルさが重要です。
デザインの美しさや最新技術を追求すること以上に、ユーザー視点で見やすく分かりやすいデザインを心がけましょう。
アクションへの誘導を意識した設計にする
ランディングページ(LP)の目的は、ユーザーに対して特定のアクションを促すことです。そのためには、CTAボタンの配置やマイクロコピーの工夫など、アクションへの誘導を意識した設計が欠かせません。
マイクロコピーとは、CTAボタンや入力フォームなどに記載する説明文です。ユーザーの疑問や不安を解消する情報を提供することで、アクションにつながりやすくなる効果が期待できます。
ランディングページ(LP)制作の各ステップで、アクションへの誘導を意識した設計になっているかどうかを確認しながら作業を進めると良いでしょう。
ランディングページ(LP)を作ったあとに実施すること
ランディングページ(LP)を作ったら終わりではなく、以下の3点を実施しながら運用する必要があります。
- A/Bテストとデータ分析
- LPO(ランディングページ最適化)
- セキュリティの確保
1点ずつ詳しく見ていきましょう。
A/Bテストとデータ分析
ランディングページ(LP)を作ったあとは、A/Bテストやデータ分析を行い、パフォーマンスを定期的に確認しましょう。
A/Bテストとは、キャッチコピー・文章・画像・CTAボタンのコピーなどの各要素で複数のパターンを作成し、それらをランダムに表示して比較する手法です。
一つひとつの要素を検証するのは時間や手間がかかるため、A/Bテストツールなどを活用すると良いでしょう。また、CTAボタンのコピーなど、コンバージョンに大きなインパクトを与えると考えられる要素からテストを行うと効率的です。
目標とするKGI・KPIにもとづいたコンバージョン率やPV数などの分析には、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールが役立ちます。ランディングページ(LP)の成果を分析し、課題を把握しましょう。
以下の関連記事ではLPのABテストについて詳細を解説しているので、気になる方はこちらもあわせてご覧ください。
関連記事:LPのABテストはなぜ重要?具体的なやり方や注意点とおすすめツール3選を紹介
LPO(ランディングページ最適化)
ランディングページ(LP)の課題が抽出できたら、LPO(ランディングページ最適化)を実施し、改善に取り組みましょう。
LPOとは、分析・仮定・検証にもとづいて、ランディングページを改善することです。
「アクションへうまく誘導できていない」「コンバージョン率が低い」といった問題が発生している場合は、コンテンツの更新や入力フォームの改善、キャッチコピーの改善などを行う必要があります。
ランディングページ(LP)でより高いコンバージョン率を実現・維持するためにも、LPOは重要な作業といえます。
以下の関連記事ではLPOについて詳細を解説しているので、気になる方はこちらもあわせてご覧ください。
関連記事:LP最適化(LPO)とは?ランディングページを最適化する重要性や具体的な方法を解説
セキュリティの確保
入力フォームを有するランディングページ(LP)の場合、個人情報や支払い情報などを入力するため、公開後のセキュリティの確保には十分注意しましょう。
入力フォームやページの情報を適切に保護するためには、HTTPSプロトコルの使用や、キャプチャ(CAPTCHA)認証を導入することなどが有効です。
HTTPSプロトコルの使用とは、データを暗号化して送受信する仕組みである「SSL(Secure Sockets Layer)」を使用し、インターネット上で情報が盗み取られるのを防止することです。キャプチャ(CAPTCHA)認証は、画像認証によるスパム対策です。
このほかにも、入力フォームのデータ送信先のサーバーも信頼性が高く、セキュリティが確保されていることを確認しておく必要があります。また、フォームの入力項目を最小限に抑え、必要な情報だけを収集することも一つの方法です。
これらの対策を講じることで、安全なランディングページ(LP)運用を実現でき、ユーザーからの信頼の獲得につながります。
ランディングページ(LP)を制作する時に気を付けるべき2つの注意点
ランディングページ(LP)を制作する時には気をつけなけらばならない注意点が下記の2つあります。下記をよく理解した上で制作を開始していきましょう。
- デバイス対応はレスポンシブにする
- 検索エンジン経由の場合は画像よりテキストで制作する
順番に説明していきます。
デバイス対応はレスポンシブにする
現代のユーザーはさまざまなデバイスからアクセスするため、ランディングページはデバイス別の対応が不可欠です。レスポンシブデザインを取り入れることで、PCからスマートフォンまでスムーズな閲覧体験を提供できます。
一方で、PCとスマートフォンごとに異なるページを作成する手法も存在しますが、これは運用の手間や制作コストが増えるリスクが伴います。効率的かつユーザーフレンドリーなページを目指す場合、レスポンシブデザインの採用が最適と言えるでしょう。
関連記事:LP(ランディングページ)はレスポンシブデザインにすべき? スマホ対応の注意も紹介
検索エンジン経由の場合は画像よりテキストで制作する
検索エンジンの評価を高めるためには、文字情報がキーとなります。SEOにおいて、テキストはクローラーによって容易に読み取られ、内容の理解とインデックスがスムーズに進行します。
一方で、ランディングページの訴求力を高めるためには、ビジュアルの魅力が不可欠です。これが、LPを画像中心でデザインする理由です。しかし、SEOを最優先とする場合や検索経由のアクセスを増やしたい時は、テキストを適切に取り入れることが推奨されます。訴求力とSEO、両方の目的に合わせて、適切にバランスを取りましょう。
ランディングページ(LP)作成を依頼する際の費用相場
ランディングページの制作に際して外注を検討する場合、費用の相場を知ることは欠かせません。このセクションでは、LP制作の費用の平均的な範囲や、その価格帯ごとのサービスの内容について詳しく解説します。費用と内容を精査して、適切な制作パートナーを見つけましょう。
10万円以下で制作できるランディングページ(LP)
10万円以下のランディングページ制作は、コストを抑えたいと考える方々に人気です。この価格帯では、競合調査や構成案の作成、さらにはライティングを依頼主側で行うことが多くなります。テンプレートを使用することで、デザインや実装の負担を軽減させることも一般的です。
一方、この予算内では、ランディングページ公開後の運用や改善のサポートは基本的に含まれません。この価格帯での制作依頼は、フリーランスや個人で活動するWeb制作者が主体となります。低コストでのLP制作を希望する際は、事前に必要なサポートや機能を明確にしてから依頼しましょう。
10~30万円で制作できるランディングページ(LP)
10〜30万円の費用相場でのランディングページ制作は、フリーランスや中小規模の制作会社をターゲットとした場合のもっとも一般的な価格帯となっています。この予算範囲では、テンプレートを超えたオリジナルのデザイン提案から、専門的なコーディングまで、より高度な要求にも応えることが可能です。
依頼主のビジョンや要望に合わせて、独自性を持ったLPを作成するための適切な選択と言えるでしょう。初心者や中級者が品質とコストのバランスを重視する際に、この価格帯は最も推奨される範囲となります。
30~60万円で制作できるランディングページ(LP)
30〜60万円の予算では、企画戦略の初期段階から結果にコミットするプロの力を借りて、コンバージョンを最大化するためのランディングページ制作が期待できます。この価格帯では、市場調査、ターゲット層の分析、デザイン、コーディングといったLP制作に必要な一連の工程を一貫して依頼することが可能です。
ただし、LPの公開後の運用サポートや改善提案の対応は、依頼先の制作会社やフリーランサーによって異なる点に注意が必要です。高いROIを求める企業や個人にとって、この予算範囲は質と結果を重視する選択となります。
60万円以上で制作できるランディングページ(LP)
60万円以上の予算でのLP制作は、中小規模から大手のWeb制作会社をターゲットとして選ぶことが一般的です。この価格帯では、ランディングページの企画、デザイン、コーディングだけでなく、制作後の運用サポートやLPO(Landing Page Optimization)コンサルティングも含まれることが多いです。
これにより、LPが常に最適な状態で運用され、最高のコンバージョン率を維持するサポートが受けられます。初期投資は高くなりますが、長期的な運用を考慮したトータルのROIを追求する企業やプロジェクトに適しています。
売れるランディングページ(LP)を作るには?
売れるランディングページ(LP)を作るには、ユーザーをコンバージョンに導く要素を網羅し、オリジナリティのあるページに仕上げることが大切です。
また、ランディングページ(LP)を作って終わりではなく、公開後も継続してPDCAを回し改善を重ねる必要があります。
これらの要点を踏まえて制作・改善を行うことで、より効果的なコンバージョンを実現できます。
成果を生み出すランディングページ(LP)制作なら、クロスバズへ!
ランディングページ(LP)作りでは、ユーザーの行動心理にもとづいた設計やデザインが求められるため、「自分ではむずかしそう…」と感じた方もいらっしゃるでしょう。
成果を生み出すランディングページ(LP)制作なら、弊社クロスバズの“バズLP”をご活用ください。
クロスバズでは、戦略設計からデザイン・コンテンツ制作までのすべてを一括して手がけるため、目的に合わせたオリジナルのLPを制作可能です。
また、SEOやSNSマーケティングなどの専門知識を有するスタッフが在籍しており、広告出稿など効果的な集客プロモーションもご提案できます。
詳細はこちら:バズLP – LP制作依頼・ランディングページ作成サービス
まとめ
ランディングページ(LP)の基本の作り方とポイントを理解することで、自主制作も十分可能になります。
デザインツール・コーディングソフトや、無料・有料のLP制作ツールなどを活用し、ランディングページ(LP)作りの基本をマスターしましょう。
ただし、高品質なデザイン・コーディング・コンバージョン設計には、より専門的な知識や経験が求められることも事実です。
希望するデザインのレベルが高い方や、早く成果につなげたいという方は、ランディングページ(LP)制作会社のクロスバズへご相談ください。
ランディングページ(LP)の効果を最大限引き出すためのノウハウと、豊富な実績で培った知見を活かし、LP制作から運用まで一貫してサポートいたします。