こんにちは、クロスバズのTEKEです。
突然ですが、私はフリーランスと会社員の両方を経験してきました。1社目8ヶ月、フリーランス2年、2社目(現在)1年といった具合です。2023年に入り、クロスバズ歴も2年目に突入しました。
今回は、会社員→フリーランス→会社員といったキャリアを歩んできた私が考える、それぞれのメリット・デメリットをお伝えします。
会社員からフリーランスに、あるいはフリーランスから会社員になろうかと悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
目次
フリーランスのメリット
フリーランスは何よりも自由に働けることが最大のメリットです。また、仕事の責任をすべて自分で負えることも魅力だと思います。以下で詳しく説明します。
自由に働ける
フリーランスは時間・場所問わず自由に働けます。仕事内容も自由に選べます。
やりたい仕事を、好きな時間に、好きな場所で取り組めるのです。
1週間まるごと休んだり、時差のある海外で仕事をしたり、朝と夜だけ働いて日中はフリーにしたりということを、自身の裁量でいくらでも実現できます。
もちろん仕事で成果を出すことが大前提にはなりますが、それさえできればかなり自由度は高いです。
自分で責任を負える
「自分で責任を負う」と聞くと重く感じる人もいるかもしれませんが、これはメリットだと私は思います。なぜなら、100%自身の判断軸で物事を進められるからです。
- 仕事を請けるべきかどうか
- 取引を続けるべきかどうか
- トラブルにどう対処するか
- どんな提案をするか
- どう交渉するか
など、自分がベストだと思った方法で推し進められます。
何かしらの理由でお客様の信頼を失ってしまったとしても、その矛先は自分だけです。残念ながらそのお客様とのご縁は切れてしまいますが、反省し、また前を向いて新しいお客様を見つけていくことができます。売上が落ちたとて困るのは自分だけで、周りを気にする必要もありません。
以下のように考えてしまうマイナス思考な人ほど、フリーランスの“自分で責任を負える”というメリットは感じやすいでしょう。
- 「会社の売上にマイナスな影響を与えてしまった…。」
- 「失敗して会社の看板に傷をつけてしまった…。」
- 「給与に見合った仕事ができていないのではないか…。」
- 「この発言は会社としては正しくないのかもしれない…。」
- 「周りにどう思われているんだろう…。」
また、仕事が上手くいったときも、自分の実力だと実感できます。「会社の知名度のおかげ」「自分は何もできていない」とネガティブに捉えてしまう人は、フリーランスで成功する経験をしてみると良いのかもしれません。
フリーランスのデメリット
一方で、フリーランスには休みづらい・ピボットしづらい等のデメリットもあります。具体的にどういうことか、下記で説明していきます。
休むタイミングを見つけるのが大変
普通にしていれば、フリーランスで仕事に困ることはほぼありません(普通って何?という部分に関しての説明は今回は省きます)。
むしろ、一定のラインを越えると依頼を捌ききることが大変になってきます。新規の受注を止めても継続でどんどん仕事を頂けるようになるからです。
フリーランスはずっと稼ぎ続けられる保証があるわけではなく、また収入が横ばいであることは現状維持(=衰退)とも感じてしまう傾向があります。
よって継続依頼を断ることはフリーランスにとってハードルが高く、仕事量の増加に応じて徐々に労働時間が延びていってしまいます。朝から晩まで、週7日働いているような人も私の周りにたくさんいました。
私自身、当時苦だと感じていた訳ではありませんが、振り返ってみると毎日働いていたように思います。
ピボットしづらい
仕事を捌ききれないところまでいくと、ピボットしづらくなります。新たな別ジャンルを勉強する時間や体力が確保できなくなってくるからです。
時間や体力を確保するには、今ある仕事を全て0にする思い切りが必要になります。つまり、収入0の期間が生じるということです。
フリーランスなりたての頃の収入0と、ある程度収入が伸びてきてからの収入0は重みが違います。今まで成功してきた事業に対するサンクコストをはじめとし、さまざまな要素を切り捨てる覚悟が必要です。
会社員のメリット
会社員として働くメリットは、心置きなく休めることがまず挙げられます。また、新しいことに挑戦しやすい点も会社に属しているからこそ得られるメリットでしょう。以下で詳しく説明します。
仕事と休みのメリハリがつく
フリーランスから会社員になると、会社が定めた公休に則ってしっかり休めるようになります。
極論ですが、フリーランスは24時間365日稼働しているものだと思われることが多いです。仕事で成果を出すことはもちろん、即レス・即対応できる人の方が評価されやすい傾向があります。よって土日でも朝でも夜でも対応を求められることが多かったように思います。
一方で会社員の場合、公休があることを前提に仕事が進むため、スケジュール的に無理を強いられることはほとんど無い印象です。
私の場合、オフの時にきちんと休むことで、オンの時によりパフォーマンスが上がるようになりました。しっかりオンオフを切り替えられる点は、フリーランスよりも会社員が得やすいメリットと言えるでしょう。
新しいことに挑戦しやすい
会社員の方が、フリーランスよりも新しいことに挑戦しやすいように思います。
フリーランスと比べて収入面の焦りを感じることがないからです。会社によって制度は異なりますが、基本的に会社員の場合は毎月一定の給与が振り込まれます。いきなり収入が0になる可能性がほぼないため、挑戦へのハードルは限りなく低いです。
よって勉強の時間を確保し、小さくスタートを切って実践し…というように、着実にスケジュールを組んで仕事を進めていけます。
「早く収入につなげないと」と焦って大切な過程を飛ばしてしまったり、「今すぐ収入になる仕事から取り組まないと」と急いで無計画に進めてしまったりするリスクも低減できます。
ただし、自身にとって新しく挑戦したい仕事が、必ずしも会社にとって必要とは限りません。その場合、会社への交渉が必須となることには注意してください。
また、成果にフォーカスしなければならない点は、フリーランスでも会社員でも変わりません。
会社員のデメリット
会社員には上記のメリットがありますが、一方でデメリットがあるのも事実です。下記で詳しく見ていきましょう。
収入が飛躍的にアップすることはない
あくまでフリーランスと比較した場合ですが、会社員の収入が飛躍的にアップすることはあまり考えられません。
フリーランスだと、依頼の殺到・契約金額の上昇などさまざまな要因が重なり、一気に収入が伸びることがあります。1年で収入を5倍にも10倍にもできるのです。もちろん逆も然りで、契約終了やピボットにより収入が激減することもありますが、基本的には成果が収入に直結します。
会社員の収入が必ずしも成果とイコールではない点は、メリットともデメリットとも捉えられるでしょう。
フリーランスで避けてきたことに向き合う時が来る
会社員になると、フリーランスで避けてきたことに向き合うときが来ます。
フリーランスのときは「やりたくない」「できない」などの理由で外注したり断っていたりした仕事を、会社員になってから任された場合、同じような理由でやらない訳にはいきません。自身で試行錯誤してやりきる必要があるのです。
フリーランス時代から選り好みせず、何でも取り組んできた方であれば問題ありませんが、そうでない方は覚悟しましょう。
とはいえ、苦手や嫌いを乗り越えた先にはさらに大きくなった自分が待っているはずです。成長できるチャンスとして前向きに捉えることをおすすめします。
おわりに
今回は私自身の経験をもとに、フリーランスと会社員のメリット・デメリットをそれぞれ紹介しました。
会社員からフリーランスになること、フリーランスから会社員になること。
どちらもスゴイわけでも、ダサいわけでも、カッコいいわけでも、恥ずかしいわけでもありません。
ステージを変えるタイミングでは、周囲から色々言われることもあるかと思いますが、気にしすぎなくて良いと思います。メリット・デメリットを吟味しつつ、自身にとって今何が必要なのか、どのような道を歩むべきなのかを熟考し、納得のいく答えを出してみてください。
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