健康食品は競合他社も多く、競争が激しい業界のひとつです。その中で、WEB集客をするために、LP(ランディングページ)制作を検討している方もいるでしょう。
この記事では、そんな方に向けて、健康食品のLP制作で成果を出すための重要なポイントを解説します。また、健康食品のLPを制作するときに、参考にしたい事例もご紹介していますので、最後までお読みになってくださいね。
目次
【前提】LP(ランディングページ)とは?
まず前提として、LP(ランディングページ)の基本を理解しましょう。
LPとは、ユーザーに具体的なアクションを促すためのページで、WEBの営業マンというイメージです。一般的なLPの目的は、下記のことがあります。
- 商品購入
- サービス申し込み
- 資料請求
- お問い合わせ誘導
上記のような目的を達成するために、LPを制作します。
LPについては、こちらの記事「ランディングページ(LP)の6つの効果とは?必要性や作り方を基礎から解説」で、詳しく解説しているので、あわせてご参考になさってください。
健康食品のLP(ランディングページ)の目的とは?
健康食品のLP(ランディングページ)の目的は、ユーザーに商品購入をしてもらうことです。そのためにLP内では、セールスライティング・魅力的なデザインで、ユーザーに訴求を行います。
また健康食品の場合は、定期購入にしているケースも多いため、LTV(ライフ・タイム・バリュー)を考慮した目標設定が必要です。LTVとは、顧客から生涯にわたって得られる利益のことですが、WEB業界では1年単位で得られる利益を指すことが多いです。
したがって、定期購入の健康食品のLPを制作するときは、LTVを考慮した目標設定を行うようにしましょう。
健康食品のLP(ランディングページ)を制作時の重要ポイント10選
それでは、健康食品のLP(ランディングページ)を制作するときの、重要ポイントを10個解説します。
この記事の冒頭でも述べましたが、WEB業界で健康食品の競争は激しいです。ですので、これから解説するポイントをしっかり抑えるようにしてくださいね。
薬機法(旧:薬事法)に気をつける
健康食品のLP(ランディングページ)を制作する上で、まず意識したいことが薬機法(旧:薬事法)です。薬機法とは、医薬品や医療機器等の品質・有効性・安全性の確保等を目的とした法律です。
健康食品は一般食品と同じ扱いで、薬機法規制の対象外となります。しかし、健康食品のLPで「お腹の調子を整えます」や「目の調子が良くなります」などの効果効能を謳った場合は、法律上で医薬品とみなされ、薬機法に抵触します。
薬機法に抵触すると、懲役・罰金などの罰則が与えられ、業務停止命令・業許可の取り消しなどの行政処分が下されるケースもあります。
健康食品のLPを制作するときは、薬機法に十分注意するようにしましょう。
魅力的なファーストビューで、ユーザーの興味を惹きつける
LP(ランディングページ)において、ファーストビューは非常に大切な部分です。ファーストビューとは、ユーザーがLPを見たときに、最初に目に入る部分のことです。
ファーストビューで、ユーザーの興味関心を惹きつけないと、その場でページを離脱される原因になります。離脱されると、そのあとの訴求内容は読まれず、購入率は下がります。
魅力的なファーストビューを制作するためには、下記のポイントを意識すると良いでしょう。
- ファーストビューで、何の商品か分かるようにする
- 自社商品の強みをベネフィットに変えたキャッチコピーを作る
- 自社が獲得したい性別・年齢のモデルを採用したデザインを作る
- 実績・専門家の推薦など、権威付けを行う
上記のポイントを意識して、ファーストビューを制作し、ユーザーがLPの続きが読みたくなるようにしてみてくださいね。
定期の初回購入者に対して、お得感をアピールする
健康食品のLP(ランディングページ)でよく見かけますが、定期の初回購入者に対して、お得感をアピールすることは、効果的です。
ユーザーにとって、定期購入のハードルは高いものです。そのハードルを下げるために、「初回90%割引」や「初回送料のみ500円」などの割引をし、お得感をアピールしてみましょう。
先ほど解説したLTV(ライフ・タイム・バリュー)を考慮すると、初回割引で赤字になったとしても、年間を通した場合に利益は出るかと思います。
また初回割引などのキャンペーンをする場合は、限定・締切をつけると効果的です。ユーザーは商品に興味があっても、「今購入しなくても良い」と判断を保留しがちです。そこで、ユーザーが「今」行動する理由を、限定・締切で作ってあげましょう。
例えば「○月○日まで」と締切を設けたり、「定期初回購入者の方へ、○○をプレゼント!数量限定」と限定をつけたりすると、効果的です。
CTAを複数箇所に設置する
LP(ランディングページ)内で、CTAを複数箇所に設置することも有用です。
CTAとは、「コール・トゥ・アクション」の略で、ユーザーに行動を喚起する部分のことです。具体的にはLP内の「購入ボタン」などが、CTAにあたります。
CTAを複数箇所に設置する場合は、ユーザーが「この商品欲しい」と思いそうな部分に、設置するようにしましょう。例えば、下記の部分への設置を検討してみてください。
- ファーストビューの下
- 強い訴求(実績・専門家の推薦など)の下
- お客様の声の下
LPは制作したら終わりというものではなく、そのあともPDCAを回して最適化していくものです。ですので、CTAの設置箇所はABテストを行い、成果が最も出るパターンを見つけるようにしてくださいね。
商品独自のこだわりをアピールする
商品独自のこだわり・強みをアピールすることも、成果を出すために大切です。
自社の健康食品のこだわり・強みがパッと思いつかない人は、3C分析を行いましょう。3C分析とは、マーケティング環境分析のフレームワークで、「Customer(市場・顧客)・Competitor(競合)・Company(自社)」の3つの頭文字を取ったものです。3C分析を行うことで、市場・他社の状況を理解し、自社特有の強みを見つけることができます。
健康食品の場合は、「素材、味わいにこだわり抜いている」や「貴重な栄養素が取れる」などのこだわりを見つけてみてくださいね。
商品内容や費用を載せる
自社の健康食品の商品内容・費用を、ユーザーに分かりやすく伝えることも大切です。ユーザーが直感的に分かるように、図解や表を使いましょう。
LP(ランディングページ)で成果が出ない原因のひとつが「分かりにくい」です。ユーザーも暇ではないため、「このページは分かりにくい」と思われた瞬間に、ページを離脱されてしまいます。
「分かりやすく伝える」ことは当たり前のように思いますが、できていないLPが多数あります。後ほど紹介する、参考事例のLPを見ながら、ユーザーに分かりやすく伝える方法を考えてみてくださいね。
有名人・専門家などの推薦文を記載し、権威付けを行う
よくLP(ランディングページ)で乗り越えるべき壁として言われているのが、こちらの3つです。
- Not read(読まない)
- Not Believe(信用しない)
- Not Act(行動しない)
有名人・専門家などの推薦文を記載し、権威付けを行うことは、上記の「Not Believe(信用しない)」を超えるために効果的です。権威付けによって、ユーザーに安心感・信頼感を与えることができ、購入率の上昇が期待できます。
また、有名人・専門家などの推薦文以外に、メディア掲載実績や国からの認定なども、権威付けになります。
自社が獲得したいユーザーに響きそうな権威付けを検討してみてくださいね。
リアルなお客様の声を載せる
最近ではユーザーのITリテラシーも向上しているため、サクラのようなお客様の声では見抜かれてしまいます。ですので、リアルなお客様の声を載せることが大切です。リアルさを出すために、お客様の顔写真や年齢を記載する、Instagram・TwitterなどのSNSのキャプチャ画像を載せるようにしましょう。
お客様の声も先ほど解説した「Not Believe(信用しない)」を超えるのに有効です。
またお客様の声がまだない場合は、モニターなどでお客様の声を集めるようにしてください。例えば、「通常価格より割引するので、お客様の声を書いてください」や「お客様の声を書いてくれた方にプレゼント」などの対策を行うようにしましょう。
よくあるご質問で、ユーザーが行動しない理由を解消する
LP(ランディングページ)で購入率を上げるためには、ユーザーの疑問や不安を解消する必要があります。そのために、「よくあるご質問」を設置することは効果的です。
健康食品の場合は、下記のような質問例が挙げられます。
- 定期コースの解約はできますか?
- 定期コースの変更はできますか?
- 注文後に支払い方法を変更したい
- 1日どれくらい摂取すれば良いですか?
- 子供やご年配の方が食べても大丈夫ですか?
ユーザーが疑問や不安に思いそうなこと、LPで十分に説明できていない部分を考え、よくあるご質問を作成しましょう。実際に、過去お客様から寄せられた質問を載せるのもおすすめです。
レスポンシブ対応を行う
レスポンシブ対応とは、PC・タブレット・スマートフォンなどの各デバイスによって、LPのデザインやサイズを最適化することです。
参考までに、下記の画像を見てみましょう。
上記の画像では、PCでは画像が横並びの2列になっているのに対して、スマートフォンでは、縦並びになっています。このように各デバイスで、ユーザーが見やすいように最適化をすることをレスポンシブ対応と言います。
現在は、PC・スマートフォンでインターネットを利用する方がほとんどです。実際に総務省の「令和2年通信利用動向調査の結果」によると、68.3%の人がスマートフォンで、50.4%の人がPCでインターネットを利用しているという調査結果が出ています。
上記のデータから、PC・タブレット・スマートフォンの各デバイスで、ユーザーが見やすいLPを制作することは必須と言えますね。
健康食品のLP(ランディングページ)で参考にしたい事例
次に、健康食品のLP(ランディングページ)を制作するときに、参考にしたい他社事例を2つご紹介します。学べることは多数あると思いますので、ぜひご覧になってくださいね。
えがお 青汁満菜
最初に紹介するのが、株式会社えがおの「青汁満菜」のLPです。
青汁の魅力が伝わる綺麗な画像を多用したり、青汁を取り入れたレシピ集を紹介したりと、構成・デザインにこだわっていることが分かります。またLPの最下部に固定でCTAを設置しており、ユーザーが購入ボタンを欲しいタイミングで購入ボタンを押せることも、マネしたいポイントですね。
北の快適工房 カイテキオリゴ
株式会社北の達人コーポレーションの「カイテキオリゴ」のLPも必見です。
北の達人コーポレーションの代表取締役である木下勝寿氏は、WEBマーケッターとしても有名です。LPを確認すると分かりますが、キャッチコピーのひとつひとつが秀逸で、ユーザーの心に響きます。
またLPの流れ・構成要素も、これからLP制作を行う方にとって参考になるかと思います。
健康食品のLPデザインの参考を探すなら?
2社のLP事例を紹介しましたが、それ以外のLPデザインも、下記のサイトで探すことができます。
上記のサイトには、さまざまな業界・業種のLPが掲載されており、LPの参考デザインを探すときに役立ちます。上記サイトの検索窓で「健康食品」と検索すると、多数のLPが表示されるので、自社のイメージに合ったLPを探してみてくださいね。
自社制作の健康食品のLP(ランディングページ)で成果は出せる?
ここまでは、健康食品のLP(ランディングページ)で成果を出すためのポイントや事例などを解説してきました。
ここからの話は、「これから健康食品のLPを制作したい」「健康食品のLPを制作したが、伸び悩んでいる」と思っている方に特にお聞きしてほしい内容です。それは「自社制作のLPで本当に成果を出せるのか?」ということです。
もちろん自社でLPを制作し、最適化を繰り返し続け、成果を出すことはできるかもしれません。また、自社制作の場合は制作コストを抑えられる・社内ノウハウが蓄積されるなどのメリットもあります。
しかし、事業の成長スピードで考えた場合はどうでしょうか。特に、WEB制作・集客が初めての方にとっては、自社でLPを制作するためのコストが膨大にかかります。
また、LPで成果を出すためには、マーケティング・セールスライティング・デザイン・コーディングなど、さまざまな要素が噛み合う必要があるため、難易度は高いでしょう。そして、健康食品は競合他社も多いため、競争は熾烈になっています。
上記のことを踏まえて、私がおすすめしたいことは、マーケティングとLP制作を行なってくれる代行業者に依頼することです。
LPだけを制作してくれる代行業者は数多く存在しますが、できればマーケティングもあわせて行なってくれる代行業者が望ましいです。マーケティングをして、LP設計から一緒に考えてくれたほうが、圧倒的に売れます。
事業の成長スピードを考えた場合にも、プロのLP制作代行業者に依頼したほうが、早く成果を出せます。そして、自分は本業に集中したほうが、良い結果に繋がりやすいのではないでしょうか。
まとめ
この記事では、健康食品のLP(ランディングページ)を制作するときのポイントを解説しました。最後にポイントをおさらいしておきましょう。
- 薬機法(旧:薬事法)に気をつける
- 魅力的なファーストビューで、ユーザーの興味を惹きつける
- 定期の初回購入者に対して、お得感をアピールする
- CTAを複数箇所に設置する
- 商品独自のこだわりをアピールする
- 商品内容や費用を載せる
- 有名人・専門家などの推薦文を記載し、権威付けを行う
- リアルなお客様の声を載せる
- よくあるご質問で、ユーザーが行動しない理由を解消する
- レスポンシブ対応を行う
もし自社でLPを制作する場合は、上記のポイントを意識してみてくださいね。
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