LPを作成する際、まず取得しなければならないのがドメイン(URL)です。
「ドメイン(URL)には色々種類があるみたいだけど、どれにすればいいの?」
「そもそもドメイン(URL)って何?」
とお悩みではありませんか。
「もうこれでいいや」と適当にドメイン(URL)決めてしまうと、後で損をしかねません。ドメイン(URL)がWeb広告のクリック率低下や検索結果における順位低下に繋がってしまうことも…。
そこで今回は、ドメイン(URL)の種類や決め方、ドメイン(URL)を取得した後にやるべきことについてまとめました。
初めてLP制作に携わる方にも分かりやすいように、難しい言葉は極力使わず、万が一使用する際は語句に関する説明を入れて解説しています。
記事を最後までチェックすれば、ドメイン(URL)に関することがひと通り分かり、LP制作に向けて一歩前進できますよ。
目次
LPのドメイン(URL)とは?
ドメイン(URL)とは、インターネット上の住所のことです。住所がなければ家を建てられないように、ドメイン(URL)がなければWebサイトやLPを公開できません。
例えば当サイトトップページのドメイン(URL)は、「https://x-buzz.co.jp」です。
私たちは場所を判断する際、住所を用います。例えば手紙を送るには、住所が欠かせません。
それと同じように、インターネット上の場所を判断する際に用いられるのがドメイン(URL)です。
当サイトのドメインは「〜.jp」といった形ですが、「〜.com」といったドメイン(URL)もよく見かけます。
LPドメイン(URL)には全部で4つの種類がある
LPのドメイン(URL)には、以下4つの種類があります。
- サブドメイン
- サブディレクトリ
- 新規の独自ドメイン
- テンプレートサイトのドメイン
それぞれ特徴があるので、詳しく解説します。
サブドメイン
サブドメインでは、「〇〇.jp」の前に文字列を挿入し、「△△.〇〇.jp」のようにしてドメインを区分けします。
よってすでに運用している自社のWebサイト等があれば、新規でドメインを取得することなくLPを公開できます。
サブドメインの特徴は以下の3つです。
サブドメインの特徴 |
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複数のドメインを取得する手間やコストが省ける 運営元が同じであるというブランディング効果 本体ドメインのSEO効果を引き継ぐ |
例えばYahoo!は、以下のようなサブドメインを持っています。
- https://travel.yahoo.co.jp/:Yahoo!トラベル
- https://books.yahoo.co.jp/:Yahoo!知恵袋
(Yahoo!の本体ドメインは「https://www.yahoo.co.jp/」)
上記URLを見れば、一目で「Yahoo!のサービスだな」と分かり、ブランディングに繋がります。
また本体ドメインがすでにSEOで評価されている場合、サブドメインも同様に評価されます。
サブディレクトリ
サブディレクトリでは、「〇〇.jp」の後に文字列を挿入し、「〇〇.jp/△△」のようにしてドメインを区分けします。
サブディレクトリもサブドメインと同じ特徴を持っていますが、以下のように使い分けられます。
サブドメイン | 本体ドメインと全く別のコンテンツを立ち上げるイメージ |
サブディレクトリ | 本体ドメインの配下にあるコンテンツを立ち上げるイメージ |
例えばYahoo!トラベルやYahoo!知恵袋は検索エンジンの「Yahoo!」とは全く別のコンテンツです。よってサブドメインを使っています。
一方で価格比較サイト「価格.com」では、ジャンル分けのためにサブディレクトリを用いています。
- https://kakaku.com/camera/:価格.comカメラ
- https://kakaku.com/pc/:価格.comパソコン
(価格.comの本体ドメインは「https://kakaku.com/」)
新規の独自ドメイン
サブドメインとサブディレクトリでは、すでにあるドメイン(URL)を区分けします。
一方で、独自ドメイン(URL)を新たに取得する方法もあります。
しかし新規の独自ドメインを使ったLPの公開は、サブドメインやサブディレクトリの使用と比べるとデメリットしかありません。具体的なデメリットは以下の通りです。
新規独自ドメインのデメリット |
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新規ドメインを取得する手間がかかる 運営元が同じであると分かりづらい ゼロからドメインを育てなければならない |
サブドメインやサブディレクトリでは、本体ドメインのSEO評価を引き継ぎます。
よってすでに本体ドメインが良いSEO評価を受けている場合、サブドメインやサブディレクトリにて公開したコンテンツは比較的楽に検索結果上位へと表示されます。
一方で新規ドメインの場合はゼロからドメインを育てなければなりません。よってSEOで評価されるまでに時間がかかります。
すでにあるSEO評価を捨ててまで、新規ドメインでLPを公開するメリットはありません。
テンプレートサイトのドメイン
ペライチを始めとする、テンプレートに当てはめて簡単にLPを制作できるサービスでは、そのサービスのサブドメインを使ってLPを公開できます。
- ペライチのドメイン:https://peraichi.com/
- ペライチのサブドメイン:https://〇〇.peraichi.com/
テンプレートサイトのサブドメインを使えば、ドメイン(URL)に関する設定を簡略化できます。しかし上記のように、ドメイン(URL)に他社サービス名が入るためおすすめできません。
ペライチを使ったLP制作については、以下の記事で詳しくまとめています。
関連記事:【画像付き】ペライチを使ったLP(ランディングページ)の作り方や事例まとめ!
LPドメイン(URL)のおすすめはサブドメインかサブディレクトリ
ここまで、4つのLPドメイン(URL)について紹介しました。
- 新規の独自ドメイン
- テンプレートサイトのドメイン
上記2つに関しては、LPのドメイン(URL)に向かないことが明らかです。
そしてLPのドメイン(URL)には、サブドメインかサブディレクトリのどちらかがおすすめです。以下のどちらに当てはまるかによって、サブドメインにするかサブディレクトリにするかを決めましょう。
- 本体ドメインと関連性の低い内容をLPを使って広告したい▶︎サブドメインがおすすめ
- 本体ドメインと関連性の高い内容をLPを使って広告したい▶︎サブディレクトリがおすすめ
ただし自社のWebサイトを持っていない場合は、サブドメインもサブディレクトリも作れません。よって新規で独自ドメインを取得してください。
LPドメイン(URL)文字列のおすすめの決め方
ドメイン(URL)の文字列は、自由に決めることができます。
しかしLPの効果を少しでも高めたいのであれば、以下5つのことに気をつけましょう。
- 英語の文字列にする
- URLを見て商品やサービスがパッとイメージできるものにする
- できれば「ジャンル」を含んだURLにする
- URLは簡潔にする
- どうしてもURLが長くなる場合はハイフンを使う
それぞれ詳しく解説します。
英語の文字列にする
ドメイン(URL)は、英語でも日本語でも取得できます。
例えば弊社の場合、英語で「https://x-buzz.co.jp」としても良いですし、日本語で「クロスバズ.co.jp」としても良いわけです。
英語ドメイン(URL)でも日本語ドメイン(URL)でも、SEO効果に違いはありません。しかしおすすめは英語ドメイン(URL)です。
なぜなら日本語ドメイン(URL)は、SNSなどでシェアされた場合、日本語部分がピュニコードという複雑な文字列に変換されてしまうというデメリットがあるからです。
一方で英語ドメイン(URL)では、このようなデメリットはありません。実際に大半の企業のLPでは、英語ドメイン(URL)が採用されています。
URLを見て商品やサービスがパッとイメージできるものにする
LPのドメイン(URL)には、商品名やサービス名を入れましょう。
そうすることで、ドメイン(URL)を見ただけで「何の商品やサービスに関するページなのか」をイメージしてもらいやすくなります。
またシェアされたドメイン(URL)経由でLPにアクセスをするユーザーにも、「ドメイン(URL)をクリックしたらどんなページに飛ぶのか」をイメージしてもらいやすくなります。
できれば「ジャンル」を含んだURLにする
ドメイン(URL)には、商品名やサービス名に加えて、ジャンルも含められると尚良いです。
- ケーキ屋さんのLPであればドメイン(URL)に「cake」を含める
- LP制作会社のLPであればドメイン(URL)に「lp」を含める
そうすることで、ユーザーはドメイン(URL)のクリック先にどんなコンテンツが表示されるのかを、より詳細にイメージできるようになります。
URLは簡潔にする
ドメイン(URL)が長くなると、ごちゃごちゃして分かりにくくなります。
ただでさえドメイン(URL)が長くなるサブドメインやサブディレクトリでは、ドメイン(URL)を簡潔にすることを意識しましょう。
ここまで「商品名・サービス名・ジャンルをドメイン(URL)に入れると良い」と解説しました。
しかし必ずしも、これら全てを満たしたドメイン(URL)を作成する必要はありません。長くなりすぎないように意識をしつつ、どのようなドメイン(URL)にするかを決めましょう。
どうしてもURLが長くなる場合はハイフンを使う
ドメイン(URL)が長くなる場合は、ハイフンを使うことでドメイン(URL)をスッキリさせられます。
例えば「happybookstore.com」にハイフンを加えて「happy-bookstore.com」とした方が分かりやすいのではないでしょうか。
「happybookstore.com」だと、どこで意味が区切れるのかが分かりません。
ドメイン(URL)が長くなる際はぜひハイフンを使ってみてください。
LPのドメイン(URL)取得はLP運用のスタート地点に過ぎない
ここまで、LPのドメイン(URL)取得について解説をしました。しかしLPドメイン(URL)の取得は、LP運用のスタート地点に過ぎません。
ドメイン(URL)を取得した後にやるべきことは、他にもあります。
- LPのドメイン(URL)を取得する
- LPを制作する
- LPを公開する
- Web広告運用によってLPにユーザーを集める
- Web広告運用やLPの課題を見つけて改善する
そしてこれらを全てこなすには、専門知識が必要です。LPの制作や運用、Web広告の運用に必要な知識について詳しく解説します。
LP制作には専門知識が必要
ドメイン(URL)を取得した後は、そこに公開するLPを制作します。
広告成果を挙げたいのであれば、簡易的なLPしか作れないテンプレートサイトに頼るのではなく、自前でLPを制作すべきです。
LP制作には、大きく以下3つの専門知識が求められます。
Webデザインスキル | 色や配置等を決める |
コーディングスキル | 決めた色や配置をコードを書いて形にする |
セールスライティングスキル | 読者を引きつける文章を書く |
LP運用・Web広告運用にも専門知識が必要
LP制作に加えて、LPやWeb広告の運用にも専門知識が必要です。
LPは一度制作をして終わりではありません。Web広告も一度運用を開始して終わりではありません。
運用から得られたデータをもとに、以下のような改善を行う必要があります。
- LPのこの申し込みボタンのクリック率が低いから色や文言を変えてみよう
- リスティング広告が全くクリックされないから広告文を変えてみよう
どの値を改善すべきなのか、どのように改善すべきなのかを見極めるには、LPやWeb広告に対する専門知識が欠かせません。
LPの制作&運用は広告代理店への外注も可能
自社にLP制作やLP・Web広告の運用に関する知見を持った人材がいない場合は、広告代理店への外注がおすすめです。
広告代理店に依頼をすればクオリティの高いLPを制作してもらうだけでなく、その後のLPの改善やWeb広告の運用まで任せられます。
また外注によって空いた時間を、本来の業務に費やすことができます。
「ノウハウを持たない従業員が無理をしてLP制作やWeb広告の運用を行い、時間と労力を費やしたにもかかわらず何の成果も得られない」という事態だけは避けたいところです。
LP制作の外注については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:LP制作(ランディングページ作成)は外注すべき?依頼前の確認事項や費用相場を紹介
まとめ
LPドメイン(URL)の種類や決め方、ドメイン(URL)を取得した後にやるべきことについて解説しました。
結論、既に自社サイトを持っている場合はサブドメインかサブディレクトリ、自社サイトを持っていない場合は新規の独自ドメインを取得しましょう。
また自社にLPやWeb広告に精通した人材がいない場合は、ドメイン(URL)を取得できたところでつまずいてしまいます。
LPの目的は、Web広告などを通じてコンバージョンを獲得することです。クオリティの高いLPを制作し、的確にWeb広告を運用するためにも、広告代理店への外注も検討してみてください。
LPの制作や運用、Web広告運用の依頼先を検討しているのであれば、『株式会社クロスバズ』にお任せください。お見積もり、ご相談は無料です。