仕事をしていて、なんだか楽しくないとき・面白くないときがある方は、余白が足りないのかもしれません。
ゴリゴリ働くことももちろん重要ですが、それと余白がないことはイコールではないと思います。
今回は、仕事における余白の重要性について私の考えをつらつらと書いていきます。
仕事では、余白こそが良い成果を生み出す
常にキャパシティがいっぱいいっぱいの状態だと、一つひとつの仕事に真剣に向き合えなくなりませんか。お願いされた仕事をただひたすらタスクとしてこなすだけで、目指すべきゴールを確認する余裕もなく、どんどん本質から逸れた動きをしてしまうように感じます。
結果としてサービスの質が落ち、お客様からの満足度も下がり、場合によっては契約が途切れてしまうこともあるかもしれません。
私の考える「良い成果」とは、お客様の悩みや課題ときちんと向き合い、一緒にゴールを目指していく(ゴールへ導く)ことですが、それを遂行するためには手を動かすだけでなく頭を使う余白が必要です。
また、頭を使うためには自分の引き出しを増やすための学習も必要で、そのためにも余白が必要になります。
さらに、余白がないと既存の仕事で手一杯になり、新規に対応できない点もデメリットだと感じています。サービスを必要としてくださる方のもとに届けられない事態は、私はできるだけ避けたいです。単に利益や売上の機会損失だからというよりも、お客様のお悩みごとやお困りごとを解決できない状態のままにしなければならない、といった点に悔しさや虚しさを感じます。
以上の理由から、私はできるだけいつも自分の中に余白を持つよう心がけています。
とはいえ、キャパシティが小さいままでは余白を生み出しづらい
余白を作るためには、自身のキャパシティを広げていく必要があります。
仕事量・時間を減らすことでも余白は作れますが、それはあまりにも短絡的です。仕事の総量を減らすだけで、やり方を変えずに仕事をしていてはあまりにも効率が悪すぎますし、成長にもつながりません。
例:「100÷2=?」
「100÷2=?」と聞かれたとき、割り算の方法を知っている人であれば、1秒もかからず「50」と答えられます。
しかし、割り算の方法を知らない人は、「2」を一つずつ数えていかなければなりません。この方法では時間がかかりますし、無駄に頭を使うので疲れてしまいます。
だからといって、割り算の方法を知らない人が、余白がほしいことを理由に仕事量を減らすのはナンセンスです。
一度割り算の方法を覚えて、何度も例題を解き、すぐに「100÷2=?」の問題に回答できるようにしなければならないのです。今までできなかったことことができるようになることで、余白が生まれます。
大事なのは、余白を作るための努力
未経験の人にとって新しく割り算の方法を覚えることは大変です。今あるスキルで「100÷2=?」の計算も進めつつ、それとは別で勉強する必要があります。もしかしたらキャパシティの限界を超えてしまうかもしれません。
しかし、キャパシティを広げるためには、一度今あるキャパシティの限界突破をする経験も必要だと私は考えます。
努力してスキルを得て、より効率的に仕事ができるようになれば自然と余白も広がり、よりお客様のことを考える時間が増え、より成果が上がることを実感しているからです。
おわりに
今回は、私が考える「仕事における余白の重要性」についてお話しさせていただきました。
余白を作る=サボるではありません。
仕事を依頼してくださるお客様のために、そして自身が発想力豊かに仕事を楽しむために、努力して余白を作り続けることが重要だと思います。
皆様もぜひ、「余白」を意識して仕事に取り組んでみてください!