新聞の折り込みチラシやポスティングのようなアナログな集客方法に加えて、インターネットを使った集客方法を模索していませんか?
インターネットを使った集客に必ずと言ってもいいほど必要になるのがLP(ランディングページ)です。
そこで今回は、学習塾・予備校がLPを作成するメリットと、LPの作り方について、専門用語をできるだけ使わずに解説します。
LPを使ったインターネット経由での集客では、大手の学習塾・予備校も小規模な学習塾・予備校も、同じ土俵に立って戦えます。
インターネット経由での集客を任されたもののインターネット広告に関する知見がなく、「LPって何?そもそもどうやって作るの?」「インターネットを使った集客方法にはどんなものがあるの?」と悩んでいる方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
目次
LP(ランディングページ)とは?
LP(ランディングページ)とは、ユーザーのコンバージョン(学習塾・予備校の場合は資料請求や無料体験、入塾の申し込みなど)を目的とした、縦長1枚のページのことです。
その学習塾・予備校ならではの特徴、授業料、保護者の声など、申し込みを悩んでいる保護者が知りたい情報が1つのページに全て詰まっています。よってLPは、「保護者の申し込みの最後の一押し」の役割を果たします。
例えば以下は株式会社クロスバズ(弊社)のLPです。
どこまでもスクロールできる縦長のレイアウトになっており、サービス内容、サービスの特徴、価格などが一通り分かります。
学習塾・予備校がLPを作成するメリット
学習塾・予備校がLPを作成するメリットは、大きく3つあります。
- インターネット経由でのコンバージョン(体験入塾・資料請求など)に繋がる
- 強みや競合との違いを簡単にアピールできる
- テレビCM等と比べてコストがかからない
それぞれ詳しく見てみましょう。
インターネット経由でのコンバージョン(体験入塾・資料請求など)に繋がる
インターネット広告と聞いてどんな広告を思い浮かべますか?
インターネット広告には、YouTubeの動画内で流れる広告(インストリーム広告と言います)、Yahoo!の検索画面横に表示される広告(ディスプレイ広告と言います)、Google検索結果の一番上に表示される広告(リスティング広告と言います)など、いくつもの種類があります。
関連記事:動画広告(YouTube広告)のフォーマットとサイズや入稿規定
関連記事:Yahoo!広告とは?Yahoo!広告の特徴から始め方まで解説
関連記事:リスティング広告とは?初心者向けに仕組みから予算まで丁寧に解説
しかし上記のインターネット広告には共通する欠点があります。それは、ユーザーに提供できる情報量が限られているという点です。
広告の種類 | 広告の情報量 |
---|---|
YouTubeのインストリーム広告 | 最大3分(開始5秒でスキップ可能) |
Yahoo!のディスプレイ広告 | バナー画像1枚 |
Googleのリスティング広告 | 135文字程度 |
上記のような広告の情報量だけでは、自社商品の認知拡大はできても、コンバージョンには繋がりません。
そこで必要になるのがLPです。
上記のような広告からLPへリンクを飛ばし、ユーザーにLPを見てもらうことで、十分な情報をユーザーに与えることができ、コンバージョンへと繋がります。
「インターネット広告を使ってLPにパスを出し、最後はLPがゴールを決める」といったイメージです。
強みや競合との違いを簡単にアピールできる
広告では、決められた「枠」の中に情報を詰め込まなければなりません。
インターネット広告の情報量については前述の通りです。またテレビCMの場合は、「15秒」のように時間が決まっています。
一方でLPには、こういった制限が一切ありません。伝えたい内容を好きなだけ伝えられます。
テレビCM等と比べてコストがかからない
「広告」と聞くと、テレビCMや電車の中吊り広告を思い浮かべる方も多いでしょう。
こういった広告は多くの人に情報を届けられるメリットがありますが、同時に以下2つのデメリットがあります。
- 広告費用が高い
- 見込み顧客だけに情報を届けられるわけではない
これらの広告にかかる費用は以下の通りです。
広告の種類 | 広告費用 |
---|---|
テレビCM | 40〜80万円程度(東京キー局で15秒のCMを1回流した場合) |
電車の中吊り広告 | 310万円(山手線に800枚を14日間掲載する場合) |
テレビCMや電車の中吊り広告を出せるのは、広告予算を大量に確保できる大手の学習塾や予備校のみです。
一方でLPを使ったインターネット広告であれば、数百円単位で自由に広告予算を決められます。よって小規模な学習塾や予備校にもおすすめです。
またテレビCMや電車の中吊り広告は、不特定多数の方に届けられます。「この時間にこの番組を見る方の大半は主婦」のような絞り込みはできても、確実ではありません。
一方でインターネット広告であれば、広告を表示する人の性別・年齢・住んでいる地域などを細かく設定できます。
よって特定のエリアに住み、一定の年齢の子を持つ保護者が見込み顧客である学習塾・予備校との相性は抜群です。
学習塾・予備校がLPを作成する際のポイント5つ
好きなようにLPを作成しても、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。
LPの目的はコンバージョンです。ユーザーにはできるだけ最後までLPに目を通してもらい、無料体験や資料請求を決断してもらわなければなりません。
学習塾・予備校のLP作成において、ユーザーに最後までLPを読んでもらい、コンバージョンを獲得するために意識すべきポイントは以下の5つです。
- ファーストビューには学習塾・予備校の様子が分かるものを
- 魅力的なオファーを用意し強調する
- コンテンツは子供ではなく保護者目線で作る
- 他の学習塾・予備校と何が違うのかを強調する
- 生徒や保護者の声、メディア掲載実績などを掲載する
それぞれ詳しく解説します。
ポイント①ファーストビューには学習塾・予備校の様子が分かるものを
ファーストビューとは、ユーザーがLPにアクセスして最初に目にする画面のことです。ファーストビューが魅力的でなければ、ユーザーはすぐに離脱をしてしまいます。
ユーザーの離脱を防ぐには、学習塾・予備校の授業風景などをファーストビューの画像として採用すると良いでしょう。
「なんとなく良い雰囲気の画像」をダウンロードできるフリー素材サイトはいくつも存在します。しかしそういったサイトに頼るのではなく、手間をかけて、自力もしくはカメラマンに依頼をして撮影した画像を使用すべきです。
ポイント②魅力的なオファーを用意し強調する
無料体験、Webからの申し込みで入塾金無料、のようなオファーは、ユーザーのコンバージョンを後押しします。
何もオファーがないのと、上記のようなオファーがあるのとでは、コンバージョン率は大きく変わります。
よって魅力的なオファーを用意し、LP内でそれを強調しましょう。具体的には、申し込みボタンの上下にオファー内容を記載すると効果的です(マイクロコピーと言います)。
また単純に「Webからの申し込みで入会金3万円が無料になります」と記載するのではなく「Webからの申し込みで入会金30,000円→0円!」とすることで、オファーがより魅力的に映ります。
詳しい説明は省きますが、LPには上記のようなキャッチコピー、セールスライティングに関する細かなテクニックがいくつも存在します。
関連記事:【応用可能】LP(ランディングページ)に使えるキャッチコピーの例や作り方を一覧で紹介!
ポイント③コンテンツは子供ではなく保護者目線で作る
学習塾・予備校に通うのは子供ですが、申し込みをするのは保護者です。
よってLPは、子供向けではなく保護者に向けて作りましょう。ここを誤ってしまうと、保護者に全く刺さらないLPができあがってしまいます。
保護者と電話や面談をするときのような要領で、「どうやったら保護者に響くのか」を考えながらLPを作りましょう。
ポイント④他の学習塾・予備校と何が違うのかを強調する
LPを訪れたユーザーは、あなたの学習塾・予備校と、他の学習塾・予備校を比較検討しています。
よって他の学習塾・予備校と何が違うのか(講師のレベルの高さやアクセスの良さなど)を強調しましょう。
一番やってはいけないのは、当たり障りのない情報ばかりを記載し、印象に残らない学習塾・予備校に映ってしまうことです。
ポイント⑤生徒や保護者の声、メディア掲載実績などを掲載する
生徒の合格体験談や保護者の声は、ユーザーの信頼を獲得する上で重要な役割を果たします。
生徒の合格体験談や保護者の声が一切なく、学習塾・予備校視点の情報しかなければ、「学習塾・予備校に都合のいいことばかり載せてるんじゃないの?」と疑われてしまいます。
上記画像にはこちらでモザイクを付けていますが、「顔出し&イニシャルではなく本名」とすることで、より信頼度が高まります。
この記事を読んでいるあなたも、Amazonで何かを購入する際やホットペッパーで初めての飲食店を予約する際に、口コミを確認した経験があるのではないでしょうか。
また「テレビ番組〇〇で紹介されました」のようなメディア実績も、ユーザーの信頼を勝ち取る上で大きな強みとなります。生徒の合格体験談や保護者の声と併せて掲載しておきましょう。
特に名前を知られていない小規模な学習塾や予備校の場合は、「この学習塾・予備校はちゃんとしたところなの?」といった不安を解消しなければなりません。
学習塾・予備校のLP作成は制作会社への依頼がおすすめ
ここまで、学習塾・予備校が自力でLPを作成する際のポイントを5つ紹介しました。
申し込みに繋がるLPを作成するには、これら5つのポイントは大前提として、他にいくつものポイントを抑えなければなりません。
よってLPは、自社で作成するのではなく、LP制作会社に作成を依頼すべきです。
なんとか自力でLPを作っても、全く申し込みに繋がらなければ意味はありませんからね。
LP制作会社に作成を依頼すべき主な理由は以下の3つです。
- LP制作には専門知識が必要
- 自力でLPを作れるサービスもあるがクオリティの低いものしかできない
- LP以外の施策も一括して任せられる
それぞれ詳しく解説します。
LP制作には専門知識が必要
ここまでの説明でお分かりの通り、LP制作には専門知識が必要です。
Webデザインスキル | 色や配置等を決める |
コーディングスキル | 決めた色や配置をコードを書いて形にする |
セールスライティングスキル | 読者を引きつける文章を書く |
上記のような専門知識は、塾講師や予備校講師に求められる専門知識とは全く異なります。
大きな組織で、上記のようなWebスキルを持った人材がいるのであれば、自社でのLP作成も不可能ではありません。
しかし上記のようなWebスキルを持った人材をゼロから育成するのには、長い時間とコストがかかり、現実的ではありません。
よって、LPは自社で作成するのではなく、上記のような専門知識を持ったLP制作会社に制作を依頼すべきです。
自力でLPを作れるサービスもあるがクオリティの低いものしかできない
上記で挙げた専門知識を持たない人向けに、テンプレートを使って簡単にLPを作れるサービスが存在します。
しかしそういったサービスには、以下のようなデメリットがあります。
- 限られた選択肢の中からしかデザインを選べない
- カスタマイズしようにも、知識がないと見栄えの悪いLPになってしまう
結果として、なんとなく安っぽくてクオリティの低いLPができあがってしまい、ユーザーの心を掴むことはできません。
LPへは、様々なインターネット広告を経由して、多くのユーザーがアクセスします。コンバージョンの「かなめ」であるLPのクオリティが低ければ、成果はでません。
よって無理に自社でLPを作ろうとするのではなく、LP制作会社に制作を依頼すべきです。
関連記事:【画像付き】ペライチを使ったLP(ランディングページ)の作り方や事例まとめ!
LP以外の施策も一括して任せられる
前述の通り、LPはあくまでコンバージョンへの「ゴール」を決める役割で、その前にはLPにパスを出してくれるインターネット広告の存在があります。
つまりLPを制作して終わりではなく、そのLPにユーザーを集めるためのインターネット広告の運用も欠かせません。
数あるインターネット広告の中でも最も手っ取り早く始められ、高い効果が期待できるのが、検索結果の最上部に広告を表示できるリスティング広告です。
リスティング広告では、例えば「地域名 塾」と検索した方に広告を表示できます。
関連記事:リスティング広告とは?初心者向けに仕組みから予算まで丁寧に解説
しかしリスティング広告を運用するのにもまた、専門知識が必要です。
LP制作会社のほとんどは、LPの制作のみならず、こういったインターネット広告運用に関するサービスも提供しています。
よってインターネット広告運用からLP制作までを一括して任せることができ、便利です。
従業員がこれらに時間を割く必要はなく、本来の業務に集中できます。
関連記事:ランディングページ制作代行会社の選び方とは?メリットや費用相場も紹介
まとめ
学習塾・予備校がLPを作成するメリットと、LPの作り方について解説しました。
LPはインターネット広告を運用する上で欠かせません。そしてコンバージョンを獲得するには、手作り感満載の低クオリティなLPではなく、質の高いLPを用意する必要があります。
株式会社クロスバズ(弊社)の提供するランディングページ制作サービスでは、マーケティング戦略と集客施策を駆使して、“売れるLP”を制作しています。LP制作の依頼先として、ぜひご検討ください。
※ランディングページ制作サービスは特に好評をいただいており、時期によっては新規お申し込みを一時停止しています。新規申し込みの有無についても、弊社サイトをご確認ください。相談、お見積もりは無料です。