
「Web広告にはどんな種類がある?」「自社の製品に効果的な広告の種類をどう選べばいいの?」と悩んでいる方もいるでしょう。
Web広告を効果的に運用するためには、まずは各Web広告の種類や特徴を理解したうえで、自社の製品やサービスに合った広告の種類を選ぶ必要があります。
この記事では、Web広告の12種類とそれぞれの特徴、効果的なWeb広告の選び方や、広告運用で成果を出しやすいコツについて解説します。
弊社クロスバズで担当したWeb広告運用の成功事例についてもお伝えしますので、成功した理由を知ってすぐに試したいという方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次
Web広告とは?
Web広告とは、インターネット上のさまざまな媒体に表示される広告全般を指します。
具体的には検索エンジンの結果、ウェブサイト、SNS、動画サイトなどで目にする機会が多いでしょう。
これまでのテレビCMや新聞広告とは異なり、媒体を通して特定のユーザー層へ広告を届けたり、効果を細かく測定してすぐに改善したりできる点が大きな特徴です。
中小企業でも、限られた予算で効率的に見込み客(購入や利用の可能性がある客)へ訴求できるため、現代のマーケティングに不可欠な手段といえるでしょう。
この章では、Web広告が選ばれる理由と、Web広告のメリット・デメリットについて解説します。
Web広告が選ばれる理由
Web広告が選ばれている主な理由は、インターネット利用が爆発的に普及したからです。スマートフォンやPCが生活に浸透し、現在では情報収集や購買行動はオンラインが主流になっています。
総務省による令和5年の通信利用動向調査でも、個人のネット利用率は8割を超えており、企業でも9割以上がインターネットを活用して宣伝活動をおこなっていることがわかっています。

このような時代背景から、企業が顧客と接点を持ち、製品やサービスを売り込むためには、Web広告を通じたオンラインでの情報発信が効率的だと判断されているのです。
Web広告のメリット
Web広告のメリットは、以下の3つです。
- 狙ったターゲットに的確に伝えられる
- 少ない費用で掲載できる
- 効果測定しながら細かく調整できる
それぞれ解説します。
狙ったターゲットに的確に伝えられる
Web広告の最大のメリットは、狙ったターゲットに向けて的確に伝えられることです。
年齢や性別、地域、興味や関心ごと、過去のWeb閲覧履歴などにもとづいて、ターゲットを絞って配信できます。特定の業種や役職の担当者へ広告を出すことも可能です。
自社製品に関心を持ってくれる可能性が高い層へ集中的に訴求できるため、広告費の無駄を抑え、効率的に宣伝できます。
少ない費用で掲載できる
比較的少ない費用から広告掲載を始められることもWeb広告の大きなメリットです。
大衆に向けて発信されるテレビCMなどの「マス広告」は高額な費用が必要ですが、多くのWeb広告は1日の予算上限を設定できます。たとえば、月数万円といった少額からでもテストをおこなって広告を配信し、効果を見極められるのが魅力です。
成果が出れば徐々に予算を増やす柔軟な運用もできるため、広告の予算が限られる中小企業にも無理なく取り組みやすいでしょう。
効果測定しながら細かく調整できる
Web広告には、効果測定しながら細かく調整できるメリットもあります。
配信した広告の効果をリアルタイムに近い形で詳しく把握することも可能です。表示回数やクリック数、成果につながった件数などのデータに基づき、「どの広告文がターゲットに響いたか」「どの層の反応が良いか」などを細かく分析できます。
その後、効果が薄いと判断された広告は修正したり、より成果の高い広告に予算を集中させたりして、分析の結果をもとにした迅速な改善が可能です。
Web広告による集客の具体的な成功ポイントについては、以下の記事も参考にしてください。
参考記事:WEB広告で集客するときの成功ポイント6選!媒体の種類も徹底解説
Web広告のデメリット
Web広告のデメリットは以下の2つです。
- 知識や分析力が必要になる
- 競合が多いと単価が高くなる場合がある
それぞれ解説します。
知識や分析力が必要になる
Web広告のデメリットの1つ目は、成果を出すにはある程度の専門知識やデータを分析する力が必要です。
広告媒体の選定からターゲット設定、効果測定、改善といった一連の作業には、知識や分析力が求められます。データを正しく読み解き、次の施策に活かす分析力は、特に広告効果を左右します。
マーケティング経験が浅いと、知識の習得に時間がかかったり、適切なタイミングでの判断が難しかったりする場合もあるでしょう。
競合が多いと単価が高くなる場合がある
もう1つのデメリットは、競合が多かった場合に単価が高くなる場合があることです。
Web広告の一部、たとえばリスティング広告は、オークション形式で掲載条件を決定しています。
多くの企業が同じターゲットやキーワードで広告を出そうとすると競争が激化し、1クリックあたりの単価が高騰します。そのため、予算内での十分な広告表示が難しくなる場合があります。
より専門的なキーワードや、ロングテールキーワード(複数の単語を組み合わせた、検索ボリュームが月間検索数1,000未満のキーワード)を探すなどの工夫が求められるでしょう。
Web広告12種類とそれぞれの特徴
世の中には多様なWeb広告の種類があり、それぞれ異なる特徴があります。自社の製品やサービス、そしてターゲット顧客を明確にしたうえで、最適なWeb広告の種類を選ぶことが重要です。
代表的なWeb広告として、以下の12種類を挙げました。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
- 動画広告
- リターゲティング広告
- アフィリエイト広告
- ネイティブ広告
- 純広告
- メール広告
- 音声広告
- アドネットワーク広告・DSP
- その他の広告
それぞれ解説します。
なお、課金方式の各説明については、「Web広告の主な課金方式」で詳しく説明しています。
リスティング広告

課金方式 | クリック課金(CPC) |
費用相場 | 1クリック当たり1円~数千円 |
特徴 | ユーザーの検索行動に合わせて広告表示する 購買意欲の高い層にリーチできる 即効性のある集客が見込める |
向いている企業 | ◎顕在層にリーチしたい ◎今すぐ成果を上げたい |
リスティング広告は、GoogleやYahoo!など、検索エンジンの検索結果にキーワード連動で上位表示されるテキスト広告です。リンクの左端に「スポンサー」と記載されているものがリスティング広告で、検索結果の上位に表示されているため、クリックされる確率が高くなります。
通常の検索結果にて上位表示をするためには、「SEO」という上位表示のための長期的な対策が必要です。しかし、リスティング広告はSEOの対策をとらなくても、正しく広告を出せば上位に表示させられます。
さらに、ユーザーが情報を能動的に探すタイミングで表示されるため、そのジャンルの関心が高い層へ直接リーチできるのが特徴です。
見込み客を獲得するのに効果的なWeb広告の1つであり、クリック課金型なので費用対効果も把握しやすい広告であるといえます。
もし、リスティング広告の運用代行会社を探しているなら、弊社クロスバズの広告運用代行「バズAD」がオススメです。
バズADは少額予算に対応した低額プランで、新規サービスの立ち上げや初めてのWeb広告を運用したい方に多くご利用いただいております。
リスティング広告運用の具体的な流れについては以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
参考記事:【専門用語なし】リスティング広告運用の流れ!自分で運用するコツや代行の探し方とは?
ディスプレイ広告

課金方式 | クリック課金(CPC)・インプレッション課金(CPM) |
費用相場 | 1クリック当たり数十円程度 |
特徴 | サイト内のバナーで配信できる 画像や動画でも訴求できる 認知・ブランディングに強い |
向いている企業 | ◎認知拡大したい ◎視覚的に訴求したい商品がある |
ディスプレイ広告は、ウェブサイトやアプリの広告枠に表示される画像や動画広告です。ニュースサイトなど様々な媒体に掲載されており、バナー広告とも呼ばれます。
幅広い層への認知拡大やブランディング、潜在顧客の掘り起こしに適しています。
特定のサイトを指定したり、ユーザーの興味関心でターゲティングしたりすることが可能なので、視覚的に製品イメージを伝えたいBtoB企業にも有効なWeb広告の種類といえるでしょう。
ディスプレイ広告については、詳しくは以下の記事で解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。
参考記事:ディスプレイ広告とは?代理店や運用会社に依頼するメリットや選ぶポイント
SNS広告
課金方式 | クリック課金(CPC)・配信数型課金・エンゲージメント課金 |
費用相場 | ・1クリック当たり24円~200円 ・1,000回表示当たり400円~650円 |
特徴 | 興味・属性で詳細なターゲティングができる 拡散性が高い |
向いている企業 | ◎若年層や特定層に届けたい ◎ブランドイメージを浸透させたい |
SNS広告は、FacebookやInstagramなどのSNSプラットフォームに配信する広告です。
SNSが持つユーザーの登録情報を活用し、より細かいターゲティングができるのが最大の強みです。通常の投稿に近い形で表示されるため、自然な流れで情報を受け入れてもらいやすい傾向があります。
SNS広告の主な種類は、以下の5つです。
- Facebook広告
- Instagram広告
- X(旧Twitter)広告
- LINE広告
- TikTok広告
それぞれ解説します。
Facebook広告

Facebook広告は、実名登録制のFacebookを使った広告です。設定で使える、精度の高いデモグラフィック情報(年齢、性別、地域などのユーザーの基本情報)により、ターゲットを絞って効率的に訴求できます。
たとえば、Facebookはビジネスユーザー、特に40代以降のユーザーが多いため、特定の業種や役職の決裁者に絞って広告を配信する活用法が考えられるでしょう。
既存の顧客リストから類似ユーザーに配信する機能も信頼できるため、効率的に見込み客を拡大できます。
Instagram広告

Instagram広告は、写真や動画といったビジュアルコンテンツと親和性が高いSNSを使った広告です。
Instagramは、当初若い世代が中心のSNSでしたが、現在では利用層が拡大しており、視覚的に魅力のわかる製品やサービスは特に受け入れられやすいといえます。
たとえばデザイン性の高い商品の紹介や、先進的な設備を動画で見せるなどのアプローチが考えられます。Instagramの特徴であるストーリーズを使った広告など、多様なフォーマットでユーザーの注目を集めやすい点が特徴です。
Instagram広告については、以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
参考記事:Web広告をインスタに配信したい!広告の概要をチェックしよう
X(旧Twitter)広告

X(旧Twitter)広告は、情報がリアルタイムで視聴でき、拡散性が高い広告です。リアルタイム性の高い情報や話題性のあるキャンペーンと相性がよいでしょう。
ユーザーによるリポストなどによって広告が自然に広がるため、広告によるわざとらしさを感じない訴求が可能です。
その業界の最新情報やセミナー告知などを通じて、ターゲット層とのコミュニケーションに活用できます。
LINE広告

LINE広告は、国内で非常に多くのユーザー数を抱えるLINEのプラットフォームを利用した広告です。LINEニュースやタイムラインなど、さまざまな関連サービスに表示され、幅広い年齢層に訴求ができます。
LINE公式アカウントと連携し、広告から友だち追加をうながすなど、継続的な情報発信にも便利です。LINEのプラットフォームは特に、1日に何度も使用するユーザーが多いため、目に入りやすいのも魅力です。
地域を指定したターゲティングも得意であるため、特定エリアの認知を広めたい企業にも効果的でしょう。
TikTok広告
TikTok広告は、主に若年層に人気のショート動画プラットフォームTikTokを利用した広告です。
エンタメ性・クリエイティブ性の高い広告が好まれ、独自の広告フォーマットがあります。製品やサービスのユニークな活用法をおもしろく見せるブランディングで活用できるでしょう。
トレンドに敏感な層に向けて、新しい形でアプローチしたい場合に有効です。
SNS広告運用について、運用内容やメリットなどを以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
参考記事:【運用のプロが徹底解説】SNS広告運用とは?運用内容とメリット・種類や費用について
動画広告

課金方式 | 期間固定・視聴課金・インプレッション課金(CPM)など |
費用相場 | 1再生当たり5~10円程度 |
特徴 | 視聴時間や視聴完了率を元に評価可能 ストーリー性のある訴求ができる |
向いている企業 | ◎商品の魅力を深く伝えたい ◎ブランディングと理解促進をしたい |
動画広告は、YouTubeなどをはじめとする動画配信形式の広告で、製品やサービスの魅力を音声と映像を使いながら伝えられるのが魅力です。
製品デモや顧客の声、企業のストーリーなどを動画で紹介することで、視聴者の理解を深め感情に訴えるアプローチができます。
一定の時間視聴された場合に費用が発生する課金方式もあり、費用対効果を意識した運用が可能です。
以下の記事では、動画広告のなかでもYouTube広告・運用代行について詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
参考記事:YouTube広告の運用代行とは?依頼するメリット・デメリット、費用相場なども紹介
リターゲティング広告

課金方式 | クリック課金(CPC) |
費用相場 | ・1クリック当たり約50円~100円 ・1,000回の表示につき約10円~数百円 |
特徴 | 購買検討中のユーザーを引き戻せる 成約率が高い傾向 |
向いている企業 | ◎CV率を高めたい ◎検討段階のユーザーを取りこぼしたくない |
リターゲティング広告は、過去に自社サイトを訪問してくれたユーザーに再度広告を表示する、追跡型の広告です。
一度サイトを訪れたものの購入に至らなかったユーザーに対し、別のサイト閲覧中に広告を見せ、再訪をうながします。
たとえば、製品ページを見たユーザーに後日その製品の広告を見せ、記憶を呼び覚ますことで、購入の可能性を高めるのが特徴です。
一度購入を悩んでいる製品やサービスを見せるため、費用対効果が高い広告手法の1つとされ、多くの企業で活用されています。
アフィリエイト広告

課金方式 | 成果報酬課金(CPA) |
費用相場 | 成果報酬×30% |
特徴 | ブロガーやメディア経由で成果発生時のみ課金する 広告費の無駄が少ない サイトの規模に応じた拡散が可能 |
向いている企業 | ◎費用対効果を重視したい ◎レビューや口コミを活用したい |
アフィリエイト広告は、仲介役であるASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)を介し、ブロガーなどのアフィリエイターに商品を紹介してもらう広告です。
広告主がASPに広告を登録し、ASP経由でアフィリエイターが宣伝・集客します。報酬の管理もASPがおこないます。
紹介を通じてユーザーの商品購入や登録などの成果が発生した場合に、広告主が報酬を支払う成果報酬型のしくみです。
広告主は成果が出た分だけ費用を支払うため、リスクを抑えて宣伝できるのがメリットです。
専門メディアと提携し、メディア内で商品を紹介してもらってメリットを売り込むことも可能なので、質の高い見込み客を獲得できる可能性があります。
ネイティブ広告

課金方式 | 媒体やサービス形態によって、クリック課金(CPC)、インプレッション課金(CPM)など |
費用相場 | 1クリック当たり20円~60円(クリック課金の場合) |
特徴 | コンテンツ形式で自然に表示 メディア記事になじんだ訴求が可能 ブランドやノウハウでの訴求に最適 |
向いている企業 | ◎専門性を伝えたい ◎読み物として興味関心を高めたい |
ネイティブ広告は、ウェブサイトの記事やコンテンツの間に、周囲と調和するように表示される広告です。
コンテンツの一部として溶け込むことでユーザーに広告と意識されにくく、違和感を持たせずに情報を届けられます。
たとえば、業界専門メディアに解説記事風の広告を掲載する活用法などが考えられるでしょう。
純広告

課金方式 | 保証型課金(インプレッション保証・期間保証・クリック保証など) |
費用相場 | 数千円~数百万円(※掲載先による) |
特徴 | 媒体の固定枠(トップページなど)に掲載 露出量が保証される 信頼感と認知拡大に効果的 |
向いている企業 | ◎企業認知を短期間で広げたい ◎老舗・信頼ブランドを打ち出したい |
純広告は、特定のWebサイトの広告枠を一定期間買い取り、広告を掲載するシンプルな広告です。Yahoo! JAPANのトップページなど、多くの人が訪れるメディアの目立つ位置に掲載されるケースが多く、露出量が多いとされます。
掲載先にもよりますが、費用としては高くなる場合もあるものの、短期間で大規模な認知獲得やブランディング効果を狙う場合には非常に有効だといえるでしょう。
純広告を使って企業認知させるには、業界向けの専門メディアをねらって掲載し、特定のターゲット層に集中的に訴求する方法も考えられます。
メール広告

課金方式 | 配信数型課金 |
費用相場 | 1件当たり約5~100円 |
特徴 | メルマガに挿入・個別配信が可能 既存リストやセグメント配信も対応 直接的で高レスポンス |
向いている企業 | ◎キャンペーンや限定情報を届けたい ◎既存客への再アプローチをしたい |
メール広告は、メールマガジンの一部として配信される広告です。メルマガ発行者のリストに載っている購読者に対し、広告主の製品やサービスの情報を定期的に配信できます。
購読者の属性や興味がある程度絞られたメルマガを選ぶと、ターゲット層に直接アプローチでき、成功率も高くなります。
業界ニュースを提供するメルマガに広告を掲載し、関連性の高い担当者へ訴求することも可能です。
音声広告

課金方式 | 広告を聞いたユーザー数による(インプレッション課金など) |
費用相場 | 月10万円~ |
特徴 | Spotifyなど音声配信中に挿入 ながら聴きユーザーにアプローチ可能 スマートスピーカー普及で注目 |
向いている企業 | ◎新しいチャネルで差別化したい ◎通勤中の社会人層に訴求したい |
音声広告は、音楽ストリーミングサービスやネットラジオなどの音声コンテンツの合間に入れられる広告です。ラジオCMもこちらの音声広告の一種です。
最近では、音声コンテンツのユーザーが徐々に増加してきており、新たな広告媒体として注目されています。
画面を見ずに「ながら聴き」しているユーザーにもリーチできるため、他の広告では接触しにくい層へ情報を届けることも可能なのがメリットです。
アドネットワーク広告・DSP

課金方式 | インプレッション課金(CPM) クリック課金(CPC) 成果報酬課金(CPA) |
費用相場 | アドネットワーク広告:1クリック当たり10円~数百円 DSP:1,000回の表示につき10円~数百円 |
特徴 | 複数のメディアに一括配信 AIによる自動最適化 大規模な配信が可能 |
向いている企業 | ◎幅広い層にリーチしたい ◎広告運用を自動化したい |
アドネットワーク広告は、複数のウェブサイトやアプリの広告枠をまとめて配信できるしくみを持つ広告です。
広告主は、1つのアドネットワークに出稿するだけで、ニュースサイトやブログ、アプリなど多くのメディアに広告を掲載できるため、広範囲なリーチが期待できます。
また、DSPは、どのユーザーに、どの広告を、どのタイミングで出すかを、AIがリアルタイムで判断して広告を出すしくみを持つ広告です。ユーザーデータに基づいて、最適なターゲットに広告を配信することが可能なのがポイントです。
実際の広告配信では、アドネットワークとDSPの2つが組み合わさり、それぞれの機能を活かして使われるのが一般的で、効率のよい広告配信ができます。
その他の広告
上記以外にも、求人サイトの求人広告や、特定業界に特化したメディアへの広告掲載などさまざまなWeb広告の種類があります。
タイアップ・記事広告は、メディアが広告主と協力して制作する記事形式の広告です。読者にとっては一般の記事と同じように自然に読めて広告感が強くないため、ブランドイメージの向上に効果的です。課金方式は掲載費による固定料金が一般的で、費用の相場は10万円〜100万円以上と、媒体の規模や記事のボリュームによって幅があります。
商品の魅力をしっかり伝えたい美容・教育・旅行・ライフスタイル系など、読み物としての訴求が強い商材との相性がよい広告の方法です。
リワード広告は、ユーザーが広告を視聴したりアプリをインストールしたりすることで、ゲーム内アイテムやポイントなどの報酬(リワード)を受け取れる広告です。広告を見ると報酬がもらえる形式で自然にユーザーのアクションを引き出せます。成果に応じた課金体系なので、費用対効果が高いのも大きな魅力です。
特にスマホアプリやゲームを展開している企業に適しており、若年層の利用者が多いサービスとの相性もよいため、認知拡大の第一歩として効果を発揮する広告です。
もし「Web広告の種類が多すぎて、自社の製品に合った広告を選ぶのが難しそう…」と感じた方は、クロスバズの広告運用代行サービス「バズAD」がオススメです。
バズADは広告の少額運用プランで、ディスプレイ広告やSNS広告など、リスティング以外の広告にも対応しています。また、無料オンライン相談では媒体査定のご相談もお受けしていますので、ぜひお問い合わせください。

Web広告の主な課金方式
Web広告を利用するとき、いつ費用が発生するのかという「課金方式」について見てみましょう。課金方式は広告の種類や媒体で異なり、それぞれに利点と注意点があります。
自社の広告予算や目的に合わせて適切な課金方式を選ぶことで、費用対効果の高い広告運用をめざせるでしょう。
この章では、代表的な7つの課金方式のしくみと特徴をわかりやすく解説します。
クリック課金(CPC)
クリック課金(CPC)は、広告がクリックされるたびに費用が発生する方式です。広告表示だけでは費用はかからず、ユーザーが興味を持ってクリックした場合のみ課金されます。
無駄な広告費を抑えやすく、費用対効果を測定しやすいのが特徴といえるでしょう。
リスティング広告やSNS広告などで採用され、1日の予算上限も設定できるため、安心して依頼しやすい課金方式です。
クリック課金については、以下の記事で詳しく解説しています。最適化の方法についても紹介していますので、ぜひご覧ください。
参考記事:リスティング広告のクリック単価の相場や調べ方は?最適化する5つの方法を解説!
インプレッション課金(CPM)
インプレッション課金(CPM)は、広告が1,000回表示されるごとに費用が発生するシステムです。
クリック数や成果に関わらず表示回数で課金されるため、主に認知度の向上やブランディングを目的として使われます。
多くの人に広告を見てもらうことを重視するキャンペーンなどでの利用に適しているでしょう。
クリック率が高い広告であれば、質を評価され、上位表示されやすくなることで、結果的にクリック単価を抑えられる可能性もあります。
エンゲージメント課金(CPE)
エンゲージメント課金(CPE)は、ユーザーが広告に「いいね!」やシェアなど積極的な行動をとった場合に費用が発生するシステムです。X(旧Twitter)広告などで見られます。
エンゲージメントの定義は媒体により異なりますが、より深い関心を示したアクションに課金されます。
購入や問い合わせ、動画視聴の完了など、ユーザーからの質の高い反応を重視する場合や、ブランドとユーザーの結びつきを強めたい場合に特に効果的です。
視聴課金(CPV)
視聴課金(CPV)は主に動画広告で用いられ、ユーザーが動画広告を一定時間視聴した場合などに費用が発生するシステムです。
たとえばYouTube広告では、動画広告が30秒間再生された場合やクリックされた場合に課金されるのが一般的です。
興味がなく、すぐにスキップされた場合は費用が発生しないケースも多いため、動画に興味を持ったユーザーをねらって効率よくアプローチできます。
成果報酬課金(CPA)
成果報酬課金(CPA)は、商品購入や資料請求など、あらかじめ設定した成果が発生した場合にのみ費用が発生する課金方式です。
たとえばアフィリエイト広告が代表的な例で、広告主は成果が出なければ費用がかからないため、リスクを最小限に抑えられるのがメリットです。
ただし、1件あたりの成果単価は他の課金方式より高めに設定される傾向があり、注意しておく必要があります。
掲載期間保証型課金
掲載期間保証型課金は、特定の広告枠を一定期間買い取り、その期間中広告を掲載し続けることに対し費用が発生するシステムです。
純広告などでよく見られる課金方式で、表示回数やクリック数に関わらず契約期間中は掲載が保証されます。
特定のメディアの目立つ位置に長期間広告を出したい場合や、新製品のキャンペーンで集中的に露出を高めたい場合などに利用されます。
配信数保証型課金
配信数保証型課金は、広告の表示回数などがあらかじめ定めた数に達するまで広告が配信され、その保証数に対し費用が発生する方式です。
配信した数をもとに費用が発生する点ではインプレッション課金と似ていますが、「配信される総量」が保証されている点で異なります。
確実に一定数のユーザーに広告を届けたい場合に有効で、大規模キャンペーンやブランディング目的で利用されることがあります。
Web広告の広告費用について、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
参考記事:Web広告の広告費はいくらが相場?課金方式や料金について代理店が答えます
Web広告の予算を決める5つの方法
Web広告を始めるとき、多くの方が悩むのが「予算をいくらにすべきか」という点でしょう。
適切な予算設定は広告の成果を左右する重要な要素の1つですが、予算が少なすぎると効果が得られず、多すぎると無駄なコストが発生してしまいがちです。
Web広告の予算を決める方法は、以下の5つです。
- 目標CPAから逆算する
- 売上目標から逆算する
- 売上や利益に対する一定割合で決める
- 損益分岐点から考える
- 過去の実績やテストマーケティングの結果から決める
それぞれ解説します。
目標CPAから逆算する
成果重視の場合、目標CPAから予算を逆算する方法は特に効果的です。目標CPA(顧客獲得単価)とは、1件の成果にいくらまで出せるかという単価です。
次に獲得したい目標成果件数を設定します。
この2つを掛け合わせると、必要な広告予算の目安を算出できます。
たとえば目標CPAが5,000円、目標成果が20件なら、予算は100,000円となります。
費用対効果を意識しながら予算を組めるのがメリットです。
売上目標から逆算する
Web広告の予算を決める方法の1つに「売上目標から逆算する」という考え方があります。
たとえば「月に100万円の売上を目指したい」など、広告から得たい売上目標額を決めます。
次に、その売上を達成するために何件の成約(成果)が必要かを計算します。
仮に、商品1件あたりの売上(平均顧客単価)が5万円であれば、100万円の売上のためには20件の成約が必要です。
1件の成約を得るためにかかる広告費が2万円と想定していた場合、20件 × 2万円 = 40万円が必要な広告予算となります。
売上から目標達成に必要な成約数を導き出し、そこから広告費を計算すると、広告の予算を事業全体の売上目標に合わせて計画的に設定できます。
売上や利益に対する一定割合で決める
広告予算を、全体の売上高や利益額に対する一定の割合で設定する方法も一般的です。
たとえば「売上の5%を広告費として設定する」という形で予算を決定します。
一定の割合で設定するメリットは、会社の業績に応じて広告費を変動させられるため、無理のない範囲で予算を確保しやすい点です。
予算決定のルールがシンプルで分かりやすいという利点もありますが、市場環境の変化によっては最適でない場合もあります。他の算出方法と比べるなどの対応をとってみるのもよいでしょう。
損益分岐点から考える
Web広告の予算を決めるには、「損益分岐点」をもとに考える方法もあります。
損益分岐点とは、売上と費用がちょうど同じになって利益がゼロになるラインのことです。このラインを超えて売上が伸びれば利益が出ますが、下回ると赤字になります。
この方法では、広告費をかけて得られる売上が、広告費を含めたすべての費用を上回るように予算が設定されます。つまり「これ以上使うと赤字になる」という最低ラインを意識しながら予算を立てられます。
新しい商品やサービスを売り出すときには、利益が出るかどうかがまだわからないため、この方法でリスクを抑えながら、慎重に広告投資をおこなうのが効果的です。
過去の実績やテストマーケティングの結果から決める
すでにWeb広告を実施したことがある場合は、その際のクリック単価(CPC)や顧客獲得単価(CPA)などの実績データを基に、今回の広告予算を設定するのも効果的です。
たとえば、過去のキャンペーンで1件の問い合わせを獲得するのに5,000円かかった場合、目標が月間20件なら5,000円 × 20件 = 10万円という金額が1つの目安になります。
一方、Web広告が初めて、または新しい広告の種類を使う場合は、まず1〜3万円程度の少額でテスト広告を出して、どれくらいのクリック数か、どのくらいの反応が得られるかを確認しましょう。
たとえば、テストで「1万円の広告費で問い合わせが2件、CPAが5,000円だった」と判明すれば、必要に応じて本番の予算を設定できます。
テストマーケティングを通じて、無駄な出費を防ぎながら効果の高い予算配分ができるようになります。
「自社運用では、予算内にうまくおさめられないかも…」と感じた方は、弊社クロスバズの広告運用代行サービス「バズAD」がオススメです。
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リスティング広告の適正な予算や予算の決め方については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
参考記事:リスティング広告の適正予算とは?失敗しない予算の決め方・相場を紹介
効果的なWeb広告の選び方
効果的なWeb広告の選び方は、以下の3つです。
- Web広告の目的から選ぶ
- Web広告の予算で選ぶ
- ターゲットが利用している媒体を選ぶ
それぞれ解説します。
Web広告の目的から選ぶ
効果的なWeb広告の種類を選ぶときにもっとも基本的なのは、広告を配信する目的をはっきりさせ、そこから選ぶことです。目的によって、適した広告の種類や媒体が大きく変わってくるからです。
たとえば、新製品の「認知拡大」が目的であれば、ディスプレイ広告やSNS広告、動画広告などを候補とします。「見込み客の獲得」が目的なら、リスティング広告やリターゲティング広告が効果的でしょう。
目的を決め、誰に対してアピールしたいのか明確にしたうえで、最適なWeb広告を選ぶと、コストパフォーマンスのよい運用ができます。
Web広告の予算で選ぶ
利用できる予算でWeb広告を選ぶ方法もあります。
広告の種類や媒体によって必要な費用は異なります。大規模メディアの純広告は高額な一方、リスティング広告やSNS広告は少額から始められます。
自社が広告にかけられる費用を把握し、その範囲で最大限効果を発揮できるWeb広告の種類を選ぶのがよいでしょう。
予算が少ない場合、費用対効果の高いものから試してみるのも1つの手です。短期で成果を出したいならリスティング広告やリターゲティング広告、中・長期でブランド認知を広げたいならSNS広告、特にYouTube広告がおすすめです。
ターゲットが利用している媒体を選ぶ
Web広告の種類を選ぶ1つの方法として、ターゲットが利用している媒体を選ぶことが挙げられます。
広告を届けたい「ターゲット顧客」が普段どんなオンラインサービスを利用しているかを考え、それに合わせた広告を選ぶことも重要です。ターゲットが見ている場所でピンポイントに配信する方法がもっとも効率的だからです。
たとえば、若年層ならInstagramやTikTok、ビジネスパーソンならFacebookやビジネス系ニュースサイトへの広告が考えられます。
ターゲットの行動を分析したうえで、最適な媒体を選びましょう。
Web広告運用で成果を出しやすい3つのコツ
Web広告の効果を最大限に引き出すには、いくつかの重要なコツを押さえて運用するのがポイントです。
Web広告運用で成果を出しやすいコツは、以下の3つです。
- 顧客目線で広告を設計する
- 定期的にPDCAサイクルを繰り返す
- Web広告の専門家への相談を検討する
それぞれ解説します。
顧客目線で広告を設計する
Web広告で成果を出すコツは、常に「顧客目線」で広告を設計することです。
ターゲット顧客が何を求め、どんな言葉に興味を持つのかを考えることも、よりよい広告のために大切です。
企業から伝えたいことだけではなく、顧客の悩みに対して企業ができる解決策を具体的に示すと、顧客がその悩みを「自分ごと」として認識し、アクションにつながりやすいでしょう。
定期的にPDCAサイクルを繰り返す
Web広告で継続的に成果を出すには、PDCAサイクル(計画→実行→評価→改善)の繰り返しが重要です。
まずは「資料請求を月20件獲得したい」などの明確な目的と、広告予算を決めて計画を立て、配信を開始します。
配信後は、週1回など定期的にクリック率・CV数などの数値を確認し、想定とずれがないかを分析しましょう。
たとえば、分析して「クリック率が低い」と判明すれば広告文を見直したり、配信するターゲット層を変えるなどして効率的に改善できます。
この流れを繰り返すことで、少しずつ広告の精度が上がり、費用対効果も高まっていきます。
Web広告の専門家への相談を検討する
Web広告は専門知識が求められるため、自社に運用経験者がいない・対応が難しい場合は、広告代理店への依頼を検討するのもよいでしょう。
たとえば「リスティング広告の効果的なキーワード選定」や「SNS広告のターゲティング設計」など、プロならではの視点から運用できるため、成果を出しやすくなります。
運用を任せることで、社内担当者は商品開発や顧客対応など本来の業務に専念できるという大きなメリットがあります。
費用はかかりますが、結果的にCV数やCPAが改善されるケースも多いため、費用対効果を見て検討してみましょう。
Web広告の運用に役立つおすすめのツール
Web広告の運用を効率的かつ効果的におこなうには、さまざまなツールの活用が欠かせません。
Web広告運用に役立つおすすめのツールは以下の3つです。
- アクセス解析・効果測定ツール
- キーワードリサーチツール
- クリエイティブ作成ツール
それぞれ解説します。
アクセス解析・効果測定ツール
アクセス解析・効果測定ツールは、Web広告の成果を把握し改善点を見つけるために欠かせないツールです。
たとえば、代表的なツールである「Googleアナリティクス」では、広告経由でサイトに訪れたユーザーの数や行動データを確認できます。どの広告が効果的で、どこを改善すべきかを客観的データで判断できるのがポイントです。
広告の費用対効果を最大化するためには、このツールで定期的にデータを分析しPDCAを回すことが重要です。
キーワードリサーチツール
リスティング広告のようにキーワード設定が重要な広告では、キーワードリサーチツールが役立ちます。
「Googleキーワードプランナー」などのツールを使えば、特定のキーワードの検索ボリュームや関連キーワード、競合の出稿状況などを調べられます。
適切なキーワード選定によって広告の表示機会が増え、関心の高いユーザーに広告が届きやすくなります。
クリエイティブ作成ツール
ディスプレイ広告やSNS広告など見た目が重要な広告では、クリエイティブ作成ツールを使って、一目で魅力的だとわかる広告が必要です。
現在では、専門スキルがなくても比較的簡単に作成できる質の高いツールが増えています。
たとえば「Canva」のようなデザインツールは、豊富なテンプレートで広告バナーなどを手軽に作成可能です。これらのツールを活用すると、デザインの内製化やA/Bテストでの改善がしやすくなります。
Web広告の3つの運用体制
Web広告の運用体制は、社内のリソースやコスト、今後の運用予定をふまえて検討するとよいでしょう。
運用体制の種類には、以下の3つが考えられます。
- 自社運用(インハウス化)
- 代理店の運用代行
- 伴走型コンサルティング
それぞれ解説します。
自社運用(インハウス化)
自社運用(インハウス化)とは、社内の担当者がWeb広告の運用業務全般をおこなう方法です。
メリットとしては、広告運用ノウハウやデータが社内に蓄積される点が考えられます。また、代理店手数料も発生しないため、コストを抑えられる可能性があります。
自社運用に向いている企業の例は以下のとおりです。
- 広告運用にかけられる予算が少ない
- 社内に知識が豊富な運用経験者がいる
- 長期で運用をおこなう予定がある
ただし、担当者の育成には時間とコストがかかります。専門知識のインプットや最新情報のチェックも常に必要となるため、長期で運用できる見通しが立っている場合に特におすすめできます。
広告運用のインハウス化や成功のポイントについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
参考記事:広告運用のインハウス化とは?メリット・デメリットや時期、成功させるポイントについて解説
代理店の運用代行
代理店の運用代行とは、Web広告の運用業務全般を専門の広告代理店に委託する方法です。
運用ノウハウや成功事例が豊富な代理店に運用代行を依頼すれば、自社運用より早く成果を出せる可能性があります。
社内リソースを削減できる一方、代理店手数料などの費用が発生することや、社内にノウハウが蓄積されにくいことがデメリットです。
代理店による運用代行が向いている企業の例は以下のとおりです。
- 社内担当者のリソースがない
- 短い時間で利益を上げる必要がある
- 高額な予算をかけられる
代理店を決めるときには、依頼者である企業としっかりコミュニケーションを取りながら運用をすすめられる、信頼できる代理店を選ぶことが大切です。
おすすめの代理店や選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。
参考記事:おすすめのWeb広告代理店31選!選び方やメリット・デメリットも解説
伴走型コンサルティング
伴走型コンサルティングは、広告代理店などが企業の担当者と一緒になって戦略立案から実行、改善までをサポートする方法です。
専門家のアドバイスを受けながら社内で運用を進めるため、担当者のスキルアップが期待でき、ノウハウも蓄積されやすいといえます。
また、外部の客観的視点を取り入れつつ、自社の状況に合わせた柔軟な運用が可能です。
伴走型の場合、コンサルティング費用が発生するうえに、社内担当者もある程度の時間と労力が必要となります。どちらの手間も惜しまない企業に向いているでしょう。
弊社クロスバズでも、自社運用したい方に向けてサポート付きのプランをご用意していますので、ぜひお気軽にご相談ください。
Web広告の成功事例【弊社事例】
Web広告を実際に活用してどのような成果が得られるのか、具体的なイメージを持つことは重要です。
この章では、弊社で担当させていただき、広告運用によってビジネスの成長を達成した企業の事例を紹介します。

お客様名 | 株式会社森環境技術研究所 様 |
事業内容 | 高含水泥土改良剤「MTシリーズ」の製造・販売 繊維系泥土改良材「ボンファイバー」の製造・販売 |
改善期間 | 3ヶ月 |
予算 | 月60万円(目安) |
ROAS(広告費用対効果) | 非公開 |
CV(成果数) | 80件→363件(約4倍) |
CPA(成果単価) | 6,442円→1,702円 |
株式会社森環境技術研究所様は、リスティング広告に知見があり自社運用していましたが、広すぎるキーワードだったため「ターゲットから少しずれた方からの問い合わせ」が増加していたといいます。
そこで、狙ったターゲットからの問い合わせ・CV数の増加を目的に、弊社に運用を任せていただきました。
関連性重視でキーワードを整理し最適化したところ、質の高い問い合わせの増加とともに、CV数は約4倍に改善しました。
実施した施策は以下の表のとおりです。
実施施策 | 具体的な方法 | 実施した理由 |
---|---|---|
アカウント構成の整理 | 広告アカウント(広告を配信するために必要なアカウント)の内部を、商品カテゴリやサービス内容ごとにわかりやすく整理する。 | バラバラだとどの広告が何に効いているか分かりにくいため、無駄な出費が起こりやすい。整えることで、効果測定や改善がしやすくなる。 |
キャンペーン構成の整理 | キャンペーン(一連の広告宣伝活動)ごとに「予算」「地域」「配信時間」などの設定を見直し、目的やターゲットに合った構成に再設計する。 | たとえば「東京だけに配信したいのに全国に配信されていた」などのミスが起きやすい。整理すると、費用のムダを省いて成果が出やすくなる。 |
キーワードの見直し | 広告で使われている検索キーワードを精査し、成果の出ていないものを除外、反応の良いキーワードを残す。 | 定期的な見直しで、買う気のある人に広告が届くようになる。 |
除外キーワードの調整 | 「この単語が含まれる検索は広告を出さない」といった除外設定を追加・修正する。 | たとえば「無料」というキーワードが含まれる検索には広告を出したくない場合、除外設定して無駄なクリックを防げる。 |
広告クリエイティブの改善 | クリエイティブ(広告の見出しや説明文、画像、動画など)を改善し、クリックされやすく、かつ成果につながりやすい内容に変更する。 | 同じ商品でも、見せ方や言い方で反応は大きく変わります。どれが一番効果的かテスト・改善を繰り返す。 |
この事例では、キーワードに関連性を持たせることを重視して運用をおこないました。
CV地点を「問い合わせ」や「資料請求」に設定している企業は特に、この事例が参考になるでしょう。購入や申し込みをCV設定している企業とは異なり、売り上げに繋がらない問い合わせや資料請求が増えてしまうのはよくあるケースです。
ターゲットに適したキーワードやクリエイティブが設定できているかを重視して対策することで、成果が大幅に改善できた成功事例です。
弊社におけるリスティング広告の成功事例や戦略については、他に5つの事例があります。事例をさらに詳しく知りたい・成功するコツを知りたいという方は、こちらの記事もご覧ください。
参考記事:【弊社事例】リスティング広告の成功事例6選!成功の法則&すぐ真似できる広告戦略とは?
まとめ:Web広告は自社に合った種類を選んで効果的に運用しよう
今回は、Web広告のなかから以下の12種類を紹介しました。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
- 動画広告
- リターゲティング広告
- アフィリエイト広告
- ネイティブ広告
- 純広告
- メール広告
- 音声広告
- アドネットワーク広告・DSP
- その他の広告
そして、効果的なWeb広告の選び方は、以下の3つです。
- Web広告の目的から選ぶ
- Web広告の予算で選ぶ
- ターゲットが利用している媒体を選ぶ
自社の製品やサービスに合ったWeb広告を選ぶには、まず広告の目的や自社製品のターゲット、強みを明確にするのがポイントです。それによって数あるWeb広告の種類のなかから最適なものを選びやすくなります。
Web広告を運用して最初から完璧をめざすのではなく、効果測定や評価を繰り返して改善しながらよりよい広告にしていくために、柔軟に取り組んでいきましょう。製品やサービスに合わせて、少ない予算・小さな規模から始められ、すぐに改善できるのがWeb広告の強みです。
「自社運用するリソースがない」と感じた方は、弊社クロスバズの広告運用代行サービス「バズAD」がオススメです。
また「部分的でも運用のアドバイスが欲しい」という方に向けて、自社運用のサポートプランもご用意していますので、状況に応じてお選びいただけます。
Web広告の運用でお悩みの方は、ぜひ以下よりお気軽にお問い合わせください。ご相談は無料です。

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